今日も初冬のいい天気になった。明日からは崩れるという予報だ。
雑木林の北側に登ると、葉が落ちた木々の向こうに、今までは見えなかった山々が見える。山の見え方とは不思議なもので、見る者の標高が高くなればなるほど、見える山もどんどん大きくなってくる、ということだ。見える角度が山も大きさに微妙に影響するということだろうか。
甲斐駒ケ岳は巨大な山塊となって現れた。しばし、山を見つめていた後、薪ストーブ用に、倒れていた樹木を肩に担ぎ降りてきた。これで1、2時間は持つだろう。
午後からは、採取したレンゲショウマの種を蒔いた。
いつも、種を取ろうと思ってこの2,3年忘れてしまっていた。今年は忘れずに取ることができた。
もう少し早く蒔けばよかったかな。
今年は、進入道の山側に蒔くことにする。そこは日当たりはよくないが、周年ポトポトと水が滴り落ちているからだ。
レンゲショウマは、日当たりよりも、湿度が大事だと思っての判断だ。土地を少し均し、軽く掘って右手でひとつかみずつ蒔いていく、小さくてわかりにくいが白い粒がそうだ、その上に軽く土をかける。
どれくらいの種があったのかわからないが、蒔き終わるのに1時間ほどかかった。進入路の上から下まで、蒔いたことになる。
果たして、無事芽が出てくれるだろうか。
その後、伐採する樹木にテープを巻いり、チェーンソーの目立てをした後、部屋で休憩しているといつしか日が暮れてきた。
朝日の差し込むときと、夕暮れは、なんともいい感じになる。
東側の森
北側の森
アオハダの赤い実が落ちずについている。