フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

貴重な雌木はなかなか見つからなかった アオハダ

2014-12-05 | アダージョの森

外皮を爪などで引っ掻くと中が緑色をしていることからこの名がついた。アダージョの森にはアオハダが多いのだが、どういう訳か実が成らない。そんなはずはなかろうと、目を凝らしていアオハダを見上げる日々が続いた。その甲斐あって、やっと赤い実が成っているアオハダを見つけたときは嬉しかった。

アオハダは雌雄異株なので、雌木にしか実はならない。しかも雌木の発生率は雄木の発生率より格段に低いと言われている。庭木に植えたらいつまでも実が成らないので、植木屋さんに問い合わせると雄木、だということが分かり泣く泣く我慢したという話がよくある。

秋には黄葉する。初夏に淡い緑色の花が咲くが、小さく目立たない。

学名:Ilex macropoda
科名:モチノキ科 モチノキ属