◯リバプール 0-1 バルセロナ
AGGREGATE)2-2
得点)グジョンセン
HOME)リバプール
カイト
ベラミー
リーセ ジェラード
シソッコ
シャビ・アロンソ
アルベロア フィナン
アッガー キャラガー
レイナ
AWAY)バルセロナ
ロナウジーニョ
エトー
メッシー
デコ
イニエスタ シャビ
マルケス
プジョル テュラム オレゲル
V・ヴァルデス
主審)ファンデル(ドイツ)
もし自分がリバプールのファンなら、この試合のせいで寿命が縮まってしまったことは、間違いないでしょう。
前半の内容を見れば、リバプールが「3-0」や「4-0」で勝っていてもおかしくなかったと思います。 それだけに、この試合の結果は、解説の羽中田氏の言葉を借りれば、
「(バルセロナは)勝ったけれど、完敗。」
ライカールトの言葉を借りれば、
「勝ったけれど、運が良かっただけ。」
ベニテスの言葉を借りれば、
「不思議な試合。」
というものでした。
1st leg同様、リバプールの組織的な守備と、守備から攻撃に移り変わるときのチーム全体の意思統一が見事だったと思います。
前半はリーセが目立っていましたね。 彼の持ち味であるサイドでの突破力と強烈なシュート力が生きていました。
今季のリバプールは、この試合のような「4-4-2・フラット型」のシステムを使うことが多いのですが、まだこの左サイドハーフの位置に入る選手を固定できていません。
リーセの“あまりうまくない守備”と、あの“シュート力”を考えれば、守備を基本に、たまに上がってきてシュートを打つ「左SB」よりも、今回のように、長い時間前にいて攻撃参加の回数が多くなる「左MF」の方が、相手はより脅威に感じると思います。
結果で見れば、実は「アンフィールド2連敗」となりますが、それを忘れさせる素晴らしい内容だったと思います。
バルセロナ戦分析
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/6425957.stm
Liverpool | Team Statistics | Barcelona |
0 | Goals | 1 |
0 | 1st Half Goals | 0 |
6 | Shots on Target | 4 |
7 | Shots off Target | 3 |
3 | Blocked Shots | 0 |
2 | Corners | 6 |
12 | Fouls | 13 |
3 | Offsides | 4 |
4 | Yellow Cards | 1 |
0 | Red Cards | 0 |
61.9% | Passing Success | 79.9% |
30 | Tackles | 23 |
90% | Tackles Success | 69.6% |
28.4% | Possession | 71.6% |
59.3% | Territorial Advantage | 40.7% |
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◯バレンシア 0-0 インテル
AGGREGATE)2-2
HOME)バレンシア
モリエンテス
ヴィジャ
D・シルバ アングロ
バラハ
マルチェナ
モレッティ ミゲル
アジャラ アルビオル
カニサレス
AWAY)インテル
イブラヒモビッチ クレスポ
サネッティ スタンコビッチ
ダクール
ブルディッソ
マクスウェル マイコン
マテラッツィ コルドバ
J・セーザル
もし自分がバレンシアのファンなら、この試合のせいで寿命が縮まってしまったことは、間違いないでしょう。
アウェイの1st legを「2-2」で引き分けたため、バレンシアは「0-0」でも「1-1」でも勝ち上がりが決まる条件、つまり、結果的には“狙い”がうまくいったことになります。
しかし、内容を見れば、「0-0」に“抑えた”と言うよりも、「0-0」で“なんとか逃げ切れた”という方が近い試合でしたね。 最後の10分間は、どちらも決定機を掴みましたが、よりヒヤヒヤものだったのは、バレンシアでした。
試合終了後の乱闘に関しては、UEFAが調査を開始するようです。 バレンシア、インテルの双方に処分が下されるでしょう。
一番重く罰せられるべきは、全く関係ないところでブルディッソを殴った、バレンシアのダビド・ナバーロだと思います。
それにしても、このメスタージャでは荒れる試合が多い印象がありますね。
つい最近のバルセロナとの試合もそうでしたし、2季前は、当時ブレーメンだったFWバルデス(現ドルトムント)が、「パター事件」を起こして、これもまた乱闘騒ぎにまでなりました。
勝っても、負けても、メスタージャではご注意を(笑)
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◯ ACミラン 1-0 セルティック
AGGREGATE)1-0
得点)カカ
チャンスはありました。
後半、俊輔がペナルティエリアでアンブロジーニに倒されたシーンは、「セルティックパーク」なら確実にPKだったでしょう。
今季のCLで、“初めて、アウェイで90分間を引き分けた相手”がミランだったわけですから、セルティックは健闘したと言えます。
しかし、延長後半に中村を下げたのは、賢い選択ではなかったと思います。
セットプレーのチャンスが何度かあっただけに、残念です。 きっと、日本人だけでなく、“ミラニスタ”と“レンジャーズファン”以外のこの試合を観た全てのサッカーファンが、
「中村がいれば…」
と思ったことでしょう。 相手を崩してでの攻撃の可能性が見えなかっただけに、俊輔の正確なプレスキックやクロスが必要だったと思います。
もちろん、勝利チームに値したのはミランでした。
今後、さらに上を目指すには、“カカ以外の誰か”が点を取れるようにならないと、少し厳しいでしょうね。
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