『
スター・トレック』
STARTREK(2009年アメリカ)
監督 J・J・エイブラムス
脚本 ロベルト・オーチー
アレックス・カーツマン
出演 クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、エリック・バナ、レナード・ニモイ、ウィノナ・ライダー、ジョン・チョー
■ストーリー■
連邦の宇宙戦艦USSケルヴィンは謎の宇宙船と交戦となり、艦長ジョージ・カークは、身重の妻やクルーを救うため自ら犠牲になるのだった。脱出のとき生まれたジョージ・カークの子どもジェームズ・T・カークはバーでのケンカ中、止めに入った惑星連邦の艦長パイクと知り合うのだった。パイクからの勧めがあり惑星連邦の艦隊に志願するのだった。
3年後、試験でスポックが作った問題を解くためにコンピュータをいじりカークは謹慎になってしまうのだった。そんなとき、22年前、父親を襲った謎の宇宙船が現れ、宇宙艦隊は出撃命令を受けるのだった。カークは、マッコイのアイデアでUSSエンタープライズに乗り込むのだった。
■感想■
ジーン・ロッデンベリーが企画した「宇宙大作戦」の映画化作品。
劇場版は1979年に始った『
スター・トレック』から
2作目『
スター・トレック2カーンの逆襲』(82年)
3作目『
スター・トレック3ミスター・スポックを探せ!』(84年)
4作目『
スター・トレック4故郷への長い道』(86年)
5作目『
スター・トレック5新たなる未知へ』(89年)
6作目『
スター・トレックIV未知の世界』(91年)
と続いてきましたけど、今作は、その前を描く“エピソード1”になっています!!
ちなみに新シリーズ「新スター・トレック」の映画版の7作目以降『
STATREKジェネレーションズ』(94年)、『
STARTREKファースト・コンタクト』(96年)『
スタートレック叛乱』(98年)、『
ネメシスS.T.X』(02年)もあるんですけど、実は未見のままです…。
新シリーズの映画版はTVシリーズを観ていなかったので、つい観のがしたままになっちゃいました。ハリウッド製だからTVシリーズを観ていない人でもある程度楽しめるような作品になっているんでしょうけど、「いくら何でも「スタートレック」を観ていない人はいないっていう感じで映画版を作っているんだろうなぁ」と思って観ていなかったんですよね。
そして、今作は、まるっきりの新しいエピソード1ということで鑑賞しました。
若い頃のジェームズ・T・カークやスポック、ドクターマッコイ等々の活躍が観れると思いワクワクしながら観ました!!
「面白い!!」
ハリウッドの映画は、やっぱり面白いって思わせるだけの魅力にあふれた作品になっています!!
クリストファー・パイク艦長とかも出てきて「スタートレック」を観ていたファンは思わずニヤリとしちゃいます。ウフーラ、スールー、チェコフ、スコット等々お馴染みのキャラクターを若い俳優たちが演じています!!もうそれだけで、プラス10点!って感じです。
126分という少し長めのランニングタイムが短く感じる面白さです!!
カークはもう若いころから自由にやりたい放題!!スポックにケンカ売って、艦長代行の資格なし!!ってことにして、チャッカリ、自分が艦長のイスに!!
「おいおい、なぜ、座っているんだーッ!!」
って思わず突っ込んじゃいました!!まぁ、そんなところもカーク船長っぽいですけどね!!
でも、観ていて、途中から多少の違和感が!!
「スポックとウフーラが!!」
「バルカン星が!!」
エピソード1っていうより、これじゃ、歴史が変わってまるっきりパラレルワールドに!!製作者たちも新しい劇場版のシリーズ化を狙って、オリジナルの「宇宙大作戦」の設定とは違う世界を映画化してるんでしょうけどね。
「宇宙大作戦」や劇場版でもタイムトラベルするエピソードが多かったから、歴史を変えちゃうくらいなんでもないんでしょうけど。
とにかく「宇宙大作戦」のファンも、そうでないSF映画ファンも必見の1本です!!
70点
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