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『ブラッディ・ローラ殺戮の催眠美少女』殺人眠り姫

2010-03-16 23:56:27 | ホラー

ブラッディ・ローラ殺戮の催眠美少女
WILLUAM MALONE'S PARASOMNIA(2008年アメリカ)
 監督          ウィリアム・マローン
 脚本          ウィリアム・マローン 
 出演          ディラン・パーセル
             シェリリン・ウィルソン
             ジェフリー・コムズ
             ティモシー・ボトムズ
             パトリック・キルパトリック
             ショーン・ヤング
 
 ■ストーリー■
 薬物更生で入院した友人ドーンボスを病院に見舞いに行ったダニーは、ある病室でクライネーレヴィン症候群に脱力発作を併発して眠り続けている患者ローラ・バクスターを発見する。ダニーはローラの魅了に惹かれ、その後も、ローラの病室にやってくる。友人ドーンボスも退院する日がやってくるが、ドーンボスからローラが研究のため施設に移されることになることを聞くのだった。一方、ローラを恋人と思いこんでいる連続殺人鬼バイロン・ヴォルプもその病院に監禁されていたのだった。

 ■感想■
 ウィリアム・マローン監督のホラー映画。
 ウィリアム・マローン監督といえば
 『バイオ・スケアード悪魔の遺伝子』(1980年)『クリーチャー』(1985年)『フィアー・ドット・コム』(2002年)とコンスタントにホラー映画を撮り続けている監督です!
 TVシリーズのホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」でも「閉ざされた場所」を監督していました!

 □宇宙を舞台にした傑作スリラー『エイリアン』に影響を受けたであろう『クリーチャー』
 □ウィリアム・キャッスル監督の『地獄へつヾく部屋』(1959年)リメイクの『TATARIタタリ』
 □マリオ・バーヴァ監督の『呪いの人形』(1966年)から多大な影響を受けたであろう『フィアー・ドット・コム』

 と、オリジナリティある作品よりも、他の作品からの影響を受けたような作品やリメイクの印象が強いウィリアム・マローン監督ですけど、今作は“完全な”オリジナル!!(←多分!!)

 でも、オリジナルなだけで、主人公に感情移入できない!!
 ヒロインのローラを勝手に病院から連れてきちゃって!
 
 「それは、誘拐だぁ~」って思わず叫んじゃいました!!

 事件に巻き込まれて友人まで被害に遭っちゃって、自分だけがひどい目にあうならまだしも…。
 オリジナルになると、感情移入しずらい破綻しまくりのキャラクターを主人公として登場させてしまうウィリアム・マローン監督!!
 連続殺人鬼のヴォルプも、なんでこんな普通の病院に監禁されているのか意味不明だし!!どう考えても『ターミネーター2』(1991年)でサラ・コナーが入院させられていた警戒厳重な病院に入院するべきでしょ!!
 でも、まぁ、細かいコト言わなければ、ホラー映画としては、ランニングタイム103分、退屈せずに観れるんで及第点ではあります。

 映画の冒頭でショーン・ヤングが死ぬシーンも意味不明なところから始まって、主人公が眠っているヒロインに一目ぼれして誘拐しちゃうところとか、展開的には、どこまで行ってもB級系ですが、B級ホラーが好きな映画ファンだったら十分楽しめるはず!! 
 ティーン向けの“青春ホラー”としてポップコーンでも食べながら観ればそれなりに楽しめます!!

 ラストの展開も含めて“青春ホラー”として楽しめば良いんでしょうけどね!!

 でも、やっぱりウィリアム・マローン監督には、パクリ系とかの作品の方が似合っているんでしょうね!! 60点

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『呪いの館』のリメイク??(リメイクでなければパクリ!)

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マリオ・バーヴァ監督のクラシック!印象的なシーンの連続!

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ピーター・グレイブス氏死去

2010-03-15 22:12:41 | 映画、DVDに関する雑記

 2010年3月14日にピーター・グレイブスさんがロサンゼルスの自宅で心臓発作でお亡くなりになりました。

 ピーター・グレイブスさんは、1970年代後半くらいまでは、日本のお茶の間でもTVシリーズ「スパイ大作戦」でお馴染みの俳優さんでした。
 ピーター・グレイブスさんの名前は知らなくても「スパイ大作戦」の第2シーズンからのリーダー“フェルプス”君といえば、かつて外国映画ファンだった人も「あ~、分かる!分かる!」ってなるはず!!

 1970~1980年代にTVの映画劇場をチェックしていた映画ファンには、TV東京で90分枠で放映されたTVムービー『殺人ドッグ 姿なき連続襲撃の謎』(1974年)や『SF姿なき侵略者』(1974年)でも主演してましたので、お馴染みですよね!
 マカロニウエスタンファンには『五人の軍隊』(1969年)でお馴染みの俳優さんです。

 TV局も、つまらないどうしようも無い番組を放映してるんなら、ピーター・グレイブスさんの追悼番組で『五人の軍隊』やスパイ大作戦の前後編「黒の壊滅命令」を再編集した『スパイ大作戦 薔薇の秘密指令』とかを放映してくれても良いのに!!
 
 ピーター・グレイブスさんのご冥福をお祈りします!!

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「時代劇スペシャル」について…。

2010-03-14 01:40:37 | 映画、DVDに関する雑記

 1つ前の記事で、フジTVで1981年~1984年に放映されていた「時代劇スペシャル」について触れたので、その中で印象に残る作品をいくつか記事にします!!

 まず「時代劇スペシャル」について!
 1981年4月から1984年3月までフジTVで放送されたTVムービーの枠のことです!
 放送時間が20:02~21:48という2時間枠のTVムービーが毎週毎週放送されていました!!
 すごすぎ!!今のTVドラマでは考えられない完成度の高い作品ばかり!
 ハッキリ言って、最近ブームの“おとなしすぎる高齢化層向け時代劇”より面白かったです!
 ただし、そのたびに面白さが違うのですべてが面白かったかというと、ちょっと答えに困ってしまうかも??まぁ、ほとんどの作品が、かつて映像化された作品のリメイク的な作品ということもあって完成度が高かったっていうのもあるんでしょうけどね。

 こんな記事を書いている自分も、観ていない回もあるのでそんなに偉そうなコトは言えないんですけどね!

 「時代劇スペシャル」が始まるときのスペシャルとして放送された五社英雄監督の傑作時代劇『御用金』(1969年)も未だDVD化されていないです!
 『御用金』と、そのリメイクのウエスタン『マスター・ガンファイター』(1975年)も早くDVD化して欲しいです!!『マスター・ガンファイター』は日本語吹替え音声付でのDVD化がウレシイですけど、ランニングタイム111分の作品なんで「月曜ロードショー」のTV音源だと20分くらいは字幕になってしまうんですけどね。
 『マスター・ガンファイター』は、あまり話題にならない作品ですけど時代劇を忠実にウエスタンに置き換えただけのこともあって(←ホメてるんですからね)、ほとんど“マカロニウエスタン”で超面白い作品です!

 「時代劇スペシャル」ではいくつかのシリーズが放送されましたけど小林桂樹、田村高広主演の「仕掛人梅安」シリーズや「素浪人罷り通る」シリーズはDVD化されましたけど、その他の作品はソフト化されていないので寂しい限りです!!

 その中でも、自分が最も好きな作品が
丹下左膳 剣風!百万両の壷』(1982年)
夕陽の用心棒』(1983年)
の2作品!
 
 『丹下左膳 剣風!百万両の壷』は五社英雄監督、仲代達矢主演の丹下左膳モノ!
 同じく五社英雄監督で、中村錦之助を主演にした『丹下左膳 飛燕居合い斬り』のそっくりそのままリメイクなんですけど、リメイク版の『丹下左膳 剣風!百万両の壷』の方が今っぽくて好きなんですよね。
 
 『夕陽の用心棒』は、丹波哲郎、鹿賀丈史志主演の用心棒モノ。
 丹波哲郎演じる優しい剣豪と、血気盛んな鹿賀丈史の2人が偶然出会い、行動をともにするうちに事件に巻き込まれるという、時代劇には良くありがちなオーソドックスな作品なんですが、マカロニウエスタンよろしくガトリングガンが出てきたり、これでもかというくらい娯楽要素が詰まった作品でまさに劇場作品にしたいくらい!
 原案、脚本は池田一朗、監督は大洲齋

 有名コミックを映像化した『影狩り』(1983年)や、『御用牙』(1984年)もありましたけど、TVムービーということもあり、石原裕次郎や勝新太郎が主演した映画版には、かなわない感じになってしまいました!
 それでも、最近の劇場映画よりは100倍は面白いですけど。
 
 名作『忍者狩り』(1964年)をリメイクした同名作品『忍者狩り』(1982年)もありましたけど、これもオリジナル版の方が楽しめました!!
 また、山田風太郎原作の『くノ一忠臣蔵』(1983年)も中村敦夫、山本みどり主演で映像化されました!今作なんか、劇場映画なみの製作費でそのままリメイクして欲しかったくらいです!

 後半はシリーズ物が多くなってしまって、今のサスペンス劇場のようになってしまいますが、それでもTVの映画劇場で映画を観るつもりで観てもそれなりに楽しめる作品が少なくなかったです!これくらいの完成度のドラマが作れるならまだしも、今のTVのドラマを観ると時間のムダつかいとしかいえない作品ばかり!だったら洋画を放映してくれれば良いのに!!
 

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『山桜』藤沢周平なぜもてる

2010-03-14 00:34:10 | 日本映画

山桜
(2008年日本)
 監督          篠原 哲雄
 脚本          飯田 健三郎
             長谷川 康雄
 原作          藤沢 周平
 出演          田中 麗奈
             東山 紀之
             村井 国男
             高橋 長英
             篠田 三郎
             壇 ふみ

 ■ストーリー■
 夫に先立たれた野江は磯村家へと嫁ぐ。ある日、実家の叔母の墓参りをした帰りに山桜の下で、かつて縁談を申し込んできた武士、手塚弥一郎と出会う。手塚は剣術にも優れた武士だったが、武芸に優れたものは乱暴で横柄であると思った野江が縁談の話を断ったのだ。
 野江は、再婚した家の磯村家では、姑にも辛く当たられ夫にも出戻りの嫁と罵られ、辛い生活をしていたのだった。

 ■感想■
 藤沢周平の短編小説の映画化。
 2010年3月13日にTV朝日(12:00~13:50)で放映されました。TV初登場で、土曜の昼間の放送には、好感が持てます!!
 こういうレンタルしてでも観ようと思わない作品がテレビで放映してくれるのはウレシイです!!それも「日曜洋画劇場」の枠でなく土曜の昼!!
 
 本当は、日本未公開の未DVD化作品や、メジャーな作品でも日本語吹替えがついていない作品が放送されるのが1番ウレシイんですけどね!!

 北川景子主演の『花のあと』(2010年)の映画宣伝のための放送なんでしょうけど、とにかく、この土曜の昼間というのが良いです!!
 日本人の知能指数を20以上下げるために作られているような2時間サスペンスの「土曜ワイド劇場」の時間枠でも全然良いんですけどね。
 
 「日曜洋画劇場」で放映でなくて本当に良かったです!!
 数少ない“洋画枠”を使っての“邦画”の放映は本当にやめて下さい!!
 バラエティ番組の枠でも2時間サスペンスの枠でも何でも良いから、「洋画」の枠を使用しての日本映画の放送だけはやめて!やめて!やめて!

 関東ローカルの話題ですいませんが、
 かつては洋画劇場の枠が不定期を含め週20~30回はあったのに!!
 
 日曜は「日曜洋画劇場」(TV朝日)
 月曜は「月曜ロードショー」(TBS)
 火曜は「火曜洋画劇場}(←名前自信ないです)(TV東京)
 水曜は「水曜ロードショー」(日本テレビ)(後に金曜に移動)
 木曜は「木曜洋画劇場」(TV東京)
 土曜は「ゴールデン洋画劇場」(フジTV)
 とゴールデンタイムだけでも6枠もあったのに!!
 その他も映画枠の名称と時間が不正確になってしまいますけど
 TV東京が10:30~と14:00~と週に10本映画を放映!
 土曜14:30~日本テレビが不定期で洋画枠
 日曜10:00~11:50にフジTVが洋画を放映していた時期もありました!
 金曜深夜にはTBSが「金曜ロードショー」(23:25~)
 金曜16:00~はTV朝日が洋画枠「ウィークエンドシアター」(その後、土曜深夜に移動)
 土曜10:30~TBSの洋画枠
 ちょっと思いつくだけでもこれだけ出てきますからね。
 ちなみに、この記事は記憶だけで書いていますので、弱冠のミスがあるかもしれません。
 また、同時期に存在していない映画枠もあると思います!!
 
 
 いまや土曜、日曜の昼間なんて、日本人の知能指数を下げるような番組や、その日の夜、放映する番組の宣伝番組しか放送しなくなっているんだから、こういう風に普通に映画とかを放映すれば良いのに!!
 土曜14:30~の日本テレビの映画枠で放送された作品群のラインナップはすごすぎ!!
 『SFタイムトラベルシカゴ大火に遭った男たち』(1976年)
 『美女を喰う館グール』(1974年)
 『地下道の絞殺獣 宿命の野生の血』(ビデオ題:『娼婦と狼男』)(1975年)
 『怪奇!二つの顔の男』
 『ハネムーン・クライシス 新妻蒸発』(ビデオ題:『他人の向こう側』)(1975年)
 『複製人間の島』(1976年)
 といった作品とかが放映されていたんですから!!

 ところで、話題がずれまくりでしたけど、今作『山桜』ですけど、なんで、またまた藤沢周平原作の映画化なんでしょう??
 『隠し剣 鬼の爪』(2004年)
 『蝉しぐれ』(2005年)
 『武士の一分』(2006年)
 『花のあと』(2010年)
 なんで、藤沢周平の作品ばかりこんなに!

 藤沢周平の作品があっても良いですけど、他にも選択肢があっても良いのに!!
 もうちょっと観る人を選ぶようなスプラッターな血まみれな時代劇が映画化されても良いのに!!
 日本の時代劇映画ファンでなく、もう少し世界のエンターテイメント映画界に視野を広げて若山富三郎版の「子連れ狼」のような映画をどんどん作って欲しいです!

 今作の原作は短編なので、興味のある映画ファンは読んでから観ても良いかもしれないですね。とにかく短編を映画化するっていうのは、今までの日本映画ぽくなくて、良いかもしれないです。
 日本映画は原作に長編を持ってきて、原作の良い所だけ映像化して映画化しました!みたいな傾向がありましたけど、短編を脚色して映画化!っていうのはアメリカ的で良いかも!
 長編を原作に映画化しても、映画として面白ければ全然良いんですけどね…。
 
 藤沢周平の作品が原作で映画化して受けているっていうことは、時代劇を観る映画ファンは高齢化しているんでしょうね。
 作品的には、フジTVで1981年~1984年に放映された「時代劇スペシャル」で放送されるくらいのデキといえば分かりやすいでしょうか??
 
 時代劇が好きで、チャンバラよりもドラマ!!と思っている映画ファンには十分、面白く観れる作品なコトは確かです!! 50点   

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『ホースメン』四騎士殺人事件

2010-03-13 11:47:16 | サスペンス

ホースメン
HORSEMEN(2008年アメリカ)
 監督          ジョナス・アカーランド
 脚本          デヴィッド・キャラハム
 出演          デニス・クエイド
             チャン・ツィイー
             ルー・テイラー・ブッチ
             ピーター・ストーメア 

 ■ストーリー■
 デトロイトのベテラン刑事エイダン・ブレスリンは、抜き取られた大量の歯が発見されたため現場に呼ばれるのだった。ブレスリンが検視で歯の専門だったためだった。生きたまま抜かれたであろうその歯が置かれた現場には“COME AND SEE(来たれ)”という謎の文字が残されていた。
 一方、ブレスリンは、仕事に追われ、先立たれた妻が死ぬときも面倒を長男アレックスに世話を任せ、2人の子どもたちとの間に溝が出来てしまっていた。そんなある日、メリー・アン・スピッツという女性が自宅で猟奇的に殺される事件が発生する。事件の発見者は、メリーの養女クリスティンだった。また、この猟奇的殺人事件と似た事件が発生し、これが連続殺人であることが分かる。ブレスリンは“COME AND SEE”の文字と現場の様子から、この事件が「ヨハネの黙示録」の四騎士になぞられた事件だと気づくのだった。しかし、その後、警察の捜査が進まない中、ブレスリンの前に現れたクリスティンは驚くべきことを告白するのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 
 ■感想■
 デニス・クエイド、チャン・ツィイー主演の猟奇スリラー。
 
 “謎の連続殺人事件を追う敏腕刑事vs天才的な殺人鬼”っていうテーマのサスペンス映画なのかな??」って勝手に思い込んで観たら、な、な、なんと、ごくごく普通のいつものハリウッド的なサスペンス映画でした…。
 『セブン』(1995年)以降ブームになった猟奇サスペンス映画の変形パターンの作品って印象しか受けない作品でした!!
 
 『セブン』と『羊たちの沈黙』を足して、3で割ったような作品といった印象の作品です。
 自分的には今作は『セブン』よりは好きです!!
 カイル・クーパーの印象的で素晴らしいオープニングは100点ですけど、あとは、やたら重厚で重苦しいだけで2時間を超える作品の『セブン』よりは短い分だけ、今作の方が好きです!!
 エンターテイメント系のスリラー映画やサスペンス映画を数多く観なれている映画ファンには、B級っぽくて『ホースメン』の方が『セブン』より楽しめるかも??
 

 ところで、今作は中盤にして、犯人のチャン・ツィイーが自ら犯罪を告白!
 「えーっ、どういうコト??」
 これには、何かウラがあって、デニス・クエイドとチャン・ツィイーとの心理的な対決が描かれるに違いない!!
 と思って観続けていたら、“何もなし!!!”
 チャン・ツィイーもなぜ犯罪を告白したのか意味が分からないです!
 チャン・ツィイーが犯人だということをデニス・クエイドが捜査して捕えて欲しかったですね!
 
 それにしても、ストーリーは単純で、最後の方の展開も途中でネタが割れちゃいます!
 ストーリーが単純なところは『セブン』のマネなんでしょうか??
 これじゃ、猟奇的なシーンは別として、1980年代のアメリカのTVムービーの刑事物と大して変わらない気がしちゃいます…。
 
 大体、四騎士になぞらえた事件っていうことは事件は4件しか起きないってコト??
 「実は、四騎士が他にもいる」っていうことが示されるので、最後は世界中で、殺人事件が起きて血まみれなシーンで映画がラストを迎えるのかと思いきや、またまた、普通のハリウッド的なラスト!!

 ここで、世界中で子どもたちが大人たちを殺しまくるシーンで映画が終わったら、サスペンス映画が突然“ホラー映画”になっって、それこそ驚愕なラストだったのに!!それもかなり印象的なホラー映画になれたのに、残念です!!  55点 

ホースメン [DVD]
デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ,クリフトン・コリンズJr.,バリー・シャバカ・ヘンリー
アミューズソフトエンタテインメント
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『デス・リベンジ』ウーヴェチック・ファンタジー

2010-03-07 10:38:01 | ファンタジー

デス・リベンジ
IN THE NAME OF THE KING A DUNGEON SIEGE TALE(2007年アメリカ、ドイツ、カナダ)
 監督          ウーヴェ・ボル
 脚本          ダグ・テイラー
 原案          ジェイソン・ラバポート
              ダン・ストロンカク
              ダグ・テイラー
 オリジナルゲーム    クリス・テイラー
 出演          ジェイソン・ステイサム
              ロン・パールマン
              レイ・リオッタ
              バート・レイノルズ
              リーリー・ソビエスキー
              クレア・フォーラニ
              クリスタナ・ローケン

 ■ストーリー■
 ブーメランが得意な“農民”は家族と平和に暮らしていた。しかし、ある日、平和な村が、悪の魔法使いガリオン率いる怪物の軍団の襲撃を受け“農民”の子どもは殺されてしまい、妻も行方不明になってしまうのだった。“農民”は復讐を誓い旅立つのだった。
 怪物が組織され村々を襲っているのは、国を我が物にしようとするコンリード王の甥ファーロウが悪の魔法使いガリオンを使っていたからだったのだ。

 ■感想■
 人気ビデオゲーム“ダンジョンシージ”の映画化作品。
 監督は、ホラー映画、SF映画ファンから評判が悪いウーヴェ・ボル監督。
 
 
 一部では“マスター・オブ・エラー”などと呼ばれているウーヴェ・ボル監督なんですが、なんで評判がココまで悪いのか、自分には分からないです!
 最高の監督ではないですけど、最低の監督でもないと思うんですけどね!
 
 ウーヴェ・ボルが監督した作品で日本で公開した作品をいくつかあげると
 『シアトル猟奇殺人捜査』(2001年)
 『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)
 『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年)
 『ブラッドレイン』(2005年)
 『ブラッドレインII』(2007年)
 『SHOCKERショッカー』(2007年)

 作品のデキも、そんなにわざわざ言うほど、ひどくないような気が。自分的には、コンスタントにホラー映画、SF映画のエンターテイメント作品を撮ってるってことだけで評価しちゃいますけどね!!

 
 “ゴールデンラズベリー賞”のように愛情を持って悪口を言っているなら分かるんですけど、本気でウーヴェ・ボル監督の作品がヒドイと思っている映画ファンがいるなら、もっともっとヒドイ作品を観て欲しいです。
 
 ホラー、SF、サスペンス、アクションのジャンルでエンターテイメント作品を監督して欲しくない監督を何人かあげると
 ・チャカチャカした画面で分かりずらいトニー・スコット
 ・問題外の外(内側でなく)オリヴィエ・メガトン
 ・マジメな作品撮る気も無いんでしょうけ、マジメな映画の世界に行って欲しいロブ・ボウマン
 ・自分が観たいと思う作品に関わって欲しくないスティーブン・ソダーバーグ
 ・芸術映画だけ撮ってて、ローランド・ジョフィ
 ・エンタメは撮らないで!アトム・エゴヤン
  他にもメジャーな監督でなければ何人もエンタメ作品を撮って欲しくない監督はいます!!
  悲しいことに、あげだしたら何人出てくるの??って感じです。

 
 自分がもし映画のプロデューサーで、アメコミの映画化作品を作るとして監督候補がウーヴェ・ボルとブライアン・シンガーしかいなかったら、どっちの監督を選びますか??
 自分なら、迷わずウーヴェ・ボル監督に!!
 ブライアン・シンガー監督の1/2の制作費で作ってくれそうだし。
 

 と、かなりウーヴェ・ボル監督をかばっちゃいましたけど、「今作が面白いのか??」って聞かれると、やはりそこはウーヴェ・ボル!面白くないです!
 
 ロールプレイングゲームの映画化ということで、主人公が次から次へとピンチに遭って、それを乗り越えていって、なぜか、中盤からは王様に!!
 まぁ、ファンタジー映画なんで許しちゃいますけど。
 主人公の名前が“農民”だとか、農民のくせに剣術やブーメランが得意とかキャラクター設定にオカシな点がありますけど、ゲームの映画化ですからね。このブーメランが得意なところがクライマックスの戦闘シーンに絡んでくるのかと思いきや、後半からはこの設定がどこかに行っちゃいました!!

 ファンタジー映画なのに、なぜか“忍者”が登場します!突っ込まれるために登場させているの??

 でも今作は出演者がやたらと豪華です!
 ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、ロン・パールマン、バート・レイノルズ、リーリー・ソビエスキー、クレア・フォーラニ、ジョン・リス=デイヴィス、マシュー・リロード、クリスタナ・ローケン!
 ウーヴェ・ボル監督は現場での雰囲気はけっこう良いそうです!

 ランニングタイム127分と少し長めの作品ですけど、ドイツで発売されたディレクターズカット版のDVDはなんと156分もの長さです!!
 127分版も余り退屈せず楽しめる作品になってましたけど、いくらなんでも156分版は長すぎじゃないでしょうか??どうせなら156分版をリリースして欲しかったですけどね。 60点

<声の出演>
ジェイソン・ステイサム(ファーマー“農民”) 東地 宏樹
リーリー・ソビエスキー(ミリュエラ)    樋口 あかり
レイ・リオッタ(ガリオン)          大塚 芳忠
ロン・パールマン(ノーリック)       石塚 運昇
クレア・フォーラニ(ソラナ)         相沢 恵子
バート・レイノルズ(コンリード王)     菅生 隆之
<日本語版スタッフ>
翻訳 中村 久世
演出 芝浦 良平
調整 山本 洋平
製作 ACクリエイト株式会社

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『ザ・ヒットマン運命の凶弾』恋愛ダラリンコ

2010-03-06 22:43:50 | アクション

ザ・ヒットマン運命の凶弾
THE POET(2003年ドイツ、オーストリア、イギリス)
 監督      ポール・ヒルス
 脚本      レスリー・アン・プロクター
          エミール・メイヤー 
          ロバート・ハモンド
          バーバラ・ジャゴ
 原案      レスリー・アン・プロクター
 出演      ダグレイ・スコット
          ローラ・ハリング
          ユルゲン・プロフノウ
          アンドリュー・リー・ポッツ
          ミゲル・ヘルツ=ケストラネック

 ■ストーリー■
 凄腕の殺し屋アンドレイ・ペトロフは次の仕事のためウィーンへと飛ぶのだった。今回の標的は、はある組織のアフリカへの援助金の35億ユーロもの大金の横領幇助の犯罪の重要参考人フーガザルだった。裁判所へ入る瞬間、狙撃に成功するが、その瞬間を偶然通りかかったカメラマンに見られてしまうのだった。カメラマンをその場で射殺するが、そのカメラマンが持っていたスケッチブックの写真の女性に惹かれスケッチブックを持ち去るのだった。スケッチブックの写真はカメラマンの姉ポーラが写った写真だった。カマラマン、リックの写真展に現れたペトロフは写真のポーラを発見し彼女を誘い出すのだった。
 

 ■感想■ 
 ダグレイ・スコット、ユルゲン・プロフノウ出演のドイツ、オーストリア、イギリス合作のアクション映画。

 凄腕の殺し屋という設定の主人公ですけど、今作のストーリーに絡んでくる序盤の殺しで、暗殺の瞬間をヒロインの弟に見られちゃいます!その後もクラブでの殺しも、すれ違っただけですけど、殺しの直後に目撃者がいるし、顔隠して逃げて、どう見ても1流の殺し屋に見えないです!!
 殺し屋が主人公の映画なのに、映画が始って30分もしたら、ヒロインとダラダラ、ユルユル、恋愛映画みたいな展開に苦痛!苦痛!苦痛!苦痛!苦痛!
 
 アクション映画っぽくなるのは、組織が主人公に電話をかけてくるシーン、映画が終盤に差し掛かる75分くらい経ってから!!
 だから、ラストの展開も「だから、どうした!!」って思っちゃいます!
 色気を出したばかりに殺された殺し屋の末路っていった感じで全然盛り上がらない!!

 恋愛映画を観てるんだか、アクション映画を観てるんだか、ワケの分からない状態になってます!
 中途半端なデキに、恋愛映画ファンもアクション映画ファンも、ガッカリな作品になってます!!
 ドイツ映画の盛り上がらないところと、イギリス映画の地味なところと、アクション映画っぽくないオーストリア映画っぽいところと、各国の悪いところがすべて出てしまった感じです!!
 
 たとえ、“恋愛”要素を全面に出した作品だとしても、決してアクションシーンに手抜きが無い香港ノワールアクション映画とは大違い!!
 香港映画だったら、中盤に2~3箇所は、超ハデな銃撃戦や暗殺シーンを入れて、アクション映画ファンも大満足の作品を作るのに!!

 もう、これは、脚本と監督の責任としか言えないですね!!
 『インファナル・アフェア』(02年)の脚本家フェリックス・チョンが脚本をリライトして、同じく「インファナル・アフェア」シリーズの監督のアンドリュー・ラウがすれば100000000000000000000000倍面白くなったろうにッ!!
 このコンビは、オールオランダロケの韓国映画のノワールアクション『デイジー』(06年)でも監督、脚本リライトでコンビを組んで傑作を作り上げましたもんね!(『デイジー』では脚本リライトのフェリックス・チョンのノンクレジット)

 アクション映画ファンにもオススメできない中途半端さに10点

 <声の出演>
ダグレイ・スコット      (アンドレイ)  斎藤 亮太
ローラ・ハリング       (ポーラ)    小松 茜
ユルゲン・プロフノウ     (ヴァジョン警部)佐藤 宇
アンドリュー・リー・ポッツ  (リック)    阿部 晋一
ミゲル・ヘルツ=ケストラネック(ハートマン)  静 弦太郎
ユルゲン・キロス       (クライン)   加藤 優季
女刑事     鳥飼 愛美
タクシー運転手 田中 光陽
アナウンス   うちなももこ
バーの女    森下亜紀

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『星空の用心棒』122分版

2010-03-06 09:55:58 | ホントの日記
 昨日、NHK衛星11で13:00~15:05で放送された『星空の用心棒』は125分枠での放送でしたけれど、122分版の放送でした!!

 NHKも高い受信料払っているんだから、どんどんイタリア映画のジャッロとかマカロニウエスタンを放送して欲しいです!!
 
 イタリア映画のジャッロは、今は観る機会の少ない作品ばかりだから、どんどん放送して欲しいです!
 マカロニウエスタンもイタリア公開版の全長版をどんどん放送して欲しいですよね!!

 未ソフト化の作品や古い作品を放送してくれたら、すごくうれしいのに!!

 セルジオ・レオーネ監督の『ウエスタン』(68年)も175分版があるので、放送してくれないですかね??
 
 ダミアーノ・ダミアーニ監督の傑作ウエスタン『群盗荒野を裂く』(66年)も135分版があるので、放送して欲しいです!!日本でエスピーオーさんからDVDで再発されたバージョンも118分版ですからね!!

 
 本当は、DVDで発売してくれるのが1番うれしいんですけどね!!



ウエスタン』は、パラマウント・ホーム・エンタテイメント・ジャパンさんも175分版を日本語吹替えつきでDVD化して下さい!!
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群盗荒野を裂く』も135分版をぜひDVD化を!!
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『星空の用心棒』BSで放送!

2010-03-05 08:01:25 | ホントの日記
 本日の話なので、記事が遅すぎるんですが、BS11「NHK衛星第2」で13:00~15:05にジュリアーノ・ジェンマの『星空の用心棒』(67年)が放送されます!

 TV情報誌では、チェックしていたんですけど、仕事が忙しくて今朝まで忘れていました!
 125分枠での放送です!!
 「な、なんと125分枠!!」
 NHKの高い受信料払っているんだから、これくらいは放送してくれないと!!

 週1回くらいは、普段観ることのできない映画を放送して欲しいです!!

 125分枠での放送!
 何分版が放送されるんでしょうか??
 今から楽しみです!!
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『スター・トレック』スポックの過去への旅

2010-03-04 22:14:31 | SF
スター・トレック
STARTREK(2009年アメリカ)
 監督 J・J・エイブラムス
 脚本 ロベルト・オーチー
     アレックス・カーツマン
 出演 クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、エリック・バナ、レナード・ニモイ、ウィノナ・ライダー、ジョン・チョー

 ■ストーリー■
 連邦の宇宙戦艦USSケルヴィンは謎の宇宙船と交戦となり、艦長ジョージ・カークは、身重の妻やクルーを救うため自ら犠牲になるのだった。脱出のとき生まれたジョージ・カークの子どもジェームズ・T・カークはバーでのケンカ中、止めに入った惑星連邦の艦長パイクと知り合うのだった。パイクからの勧めがあり惑星連邦の艦隊に志願するのだった。
 3年後、試験でスポックが作った問題を解くためにコンピュータをいじりカークは謹慎になってしまうのだった。そんなとき、22年前、父親を襲った謎の宇宙船が現れ、宇宙艦隊は出撃命令を受けるのだった。カークは、マッコイのアイデアでUSSエンタープライズに乗り込むのだった。

 ■感想■
 ジーン・ロッデンベリーが企画した「宇宙大作戦」の映画化作品。
 劇場版は1979年に始った『スター・トレック』から
 2作目『スター・トレック2カーンの逆襲』(82年)
 3作目『スター・トレック3ミスター・スポックを探せ!』(84年)
 4作目『スター・トレック4故郷への長い道』(86年)
 5作目『スター・トレック5新たなる未知へ』(89年)
 6作目『スター・トレックIV未知の世界』(91年)
 と続いてきましたけど、今作は、その前を描く“エピソード1”になっています!!
 
 ちなみに新シリーズ「新スター・トレック」の映画版の7作目以降『STATREKジェネレーションズ』(94年)、『STARTREKファースト・コンタクト』(96年)『スタートレック叛乱』(98年)、『ネメシスS.T.X』(02年)もあるんですけど、実は未見のままです…。
 新シリーズの映画版はTVシリーズを観ていなかったので、つい観のがしたままになっちゃいました。ハリウッド製だからTVシリーズを観ていない人でもある程度楽しめるような作品になっているんでしょうけど、「いくら何でも「スタートレック」を観ていない人はいないっていう感じで映画版を作っているんだろうなぁ」と思って観ていなかったんですよね。

 そして、今作は、まるっきりの新しいエピソード1ということで鑑賞しました。
 若い頃のジェームズ・T・カークやスポック、ドクターマッコイ等々の活躍が観れると思いワクワクしながら観ました!!
 「面白い!!」
 ハリウッドの映画は、やっぱり面白いって思わせるだけの魅力にあふれた作品になっています!!
 
 クリストファー・パイク艦長とかも出てきて「スタートレック」を観ていたファンは思わずニヤリとしちゃいます。ウフーラ、スールー、チェコフ、スコット等々お馴染みのキャラクターを若い俳優たちが演じています!!もうそれだけで、プラス10点!って感じです。

 126分という少し長めのランニングタイムが短く感じる面白さです!!

 カークはもう若いころから自由にやりたい放題!!スポックにケンカ売って、艦長代行の資格なし!!ってことにして、チャッカリ、自分が艦長のイスに!!
 「おいおい、なぜ、座っているんだーッ!!」
 って思わず突っ込んじゃいました!!まぁ、そんなところもカーク船長っぽいですけどね!!

 でも、観ていて、途中から多少の違和感が!!

 「スポックとウフーラが!!」

 「バルカン星が!!」

 エピソード1っていうより、これじゃ、歴史が変わってまるっきりパラレルワールドに!!製作者たちも新しい劇場版のシリーズ化を狙って、オリジナルの「宇宙大作戦」の設定とは違う世界を映画化してるんでしょうけどね。
 「宇宙大作戦」や劇場版でもタイムトラベルするエピソードが多かったから、歴史を変えちゃうくらいなんでもないんでしょうけど。
 
 とにかく「宇宙大作戦」のファンも、そうでないSF映画ファンも必見の1本です!!70点
 
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『ソラリス』ソラリスのリメイクのもとに

2010-03-01 23:54:59 | SF
ソラリス
SOLARIS(2002年アメリカ)
 監督 スティーブン・ソダーバーグ
 脚本 スティーブン・ソダーバーグ
 原作 スタニスワフ・レム
 出演 ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン、ジェレミー・デイヴィス


 ■ストーリー■
 惑星ソラリスを調査中の宇宙ステーション「プロメテウス」にいる友人ジバリアンから、今プロメテウスで起きている事態の解明に来て欲しいと依頼を受けた心理学者クリス・ケルヴィンはプロメテウスへと向かうのだった。
 クリスはプロメテウスでジバリアンが死んでいるのを発見するのだった。生き残った2人の科学者スノーとゴードンから事情を聞こうとするが要領を得なかった。そんなクリスの前に死んだはずの妻レイアが現れるのだった。

 ■感想■
 1972年のアンドレイ・タルコフスキー監督の傑作SFnissan『惑星ソラリス』のリメイク。
 不朽の名作SF映画のリメイクの監督、脚本にスティーブン・ソダーバーグ!!
 これって、どういうコト??
 
 「なぜ『セックスと嘘とビデオテープ』(89年)のソダーバーグが『惑星ソラリス』のリメイクを??」
 まぁ、『セックスと嘘とビデオテープ』は例が古すぎとしても、
 「なぜ『トラフィック』(00年)のソダーバーグ??」
 「なぜ『オーシャンズ11』(01年)のソダーバーグ??」
 最もSF映画が似合わない監督の1人だと思うんですけど、なぜ、スティーブン・ソダーバーグなんでしょう??
 
 もう、このスティーブン・ソダーバーグが監督、脚本ってことで、ず~っと観てなかったんですけど、とうとう鑑賞しました!!
 
 観る前に想像していた通りのデキでした・・・。

 「観なければ良かった・・・」

 これが1番の感想です!
 時間のムダ使い!
 こんなリメイクを観るヒマがあったらオリジナル版を観ろ!!
 他に感想が特にない作品です!!


 『惑星ソラリス』を観ていない映画ファン、観ていないというより知らないSF映画ファンには、それなりに面白いかも。
 でも、オリジナル版の『惑星ソラリス』を観た映画ファンで、「『惑星ソラリス』って面白い!」って思ってる映画ファンには何も感じさせない作品!!

 もう、スティーブン・ソダーバーグ監督に撮らせて、こんなダメダメな作品にしてしまうなら、ブレット・ラトナー監督とかミック・ギャリス監督にリメイクさせれば良かったのにッ!! 10点  

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今作を観る前に1972年版を!!
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