『デス・リベンジ』
IN THE NAME OF THE KING A DUNGEON SIEGE TALE(2007年アメリカ、ドイツ、カナダ)
監督 ウーヴェ・ボル
脚本 ダグ・テイラー
原案 ジェイソン・ラバポート
ダン・ストロンカク
ダグ・テイラー
オリジナルゲーム クリス・テイラー
出演 ジェイソン・ステイサム
ロン・パールマン
レイ・リオッタ
バート・レイノルズ
リーリー・ソビエスキー
クレア・フォーラニ
クリスタナ・ローケン
■ストーリー■
ブーメランが得意な“農民”は家族と平和に暮らしていた。しかし、ある日、平和な村が、悪の魔法使いガリオン率いる怪物の軍団の襲撃を受け“農民”の子どもは殺されてしまい、妻も行方不明になってしまうのだった。“農民”は復讐を誓い旅立つのだった。
怪物が組織され村々を襲っているのは、国を我が物にしようとするコンリード王の甥ファーロウが悪の魔法使いガリオンを使っていたからだったのだ。
■感想■
人気ビデオゲーム“ダンジョンシージ”の映画化作品。
監督は、ホラー映画、SF映画ファンから評判が悪いウーヴェ・ボル監督。
一部では“マスター・オブ・エラー”などと呼ばれているウーヴェ・ボル監督なんですが、なんで評判がココまで悪いのか、自分には分からないです!
最高の監督ではないですけど、最低の監督でもないと思うんですけどね!
ウーヴェ・ボルが監督した作品で日本で公開した作品をいくつかあげると
『シアトル猟奇殺人捜査』(2001年)
『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)
『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年)
『ブラッドレイン』(2005年)
『ブラッドレインII』(2007年)
『SHOCKERショッカー』(2007年)
作品のデキも、そんなにわざわざ言うほど、ひどくないような気が。自分的には、コンスタントにホラー映画、SF映画のエンターテイメント作品を撮ってるってことだけで評価しちゃいますけどね!!
“ゴールデンラズベリー賞”のように愛情を持って悪口を言っているなら分かるんですけど、本気でウーヴェ・ボル監督の作品がヒドイと思っている映画ファンがいるなら、もっともっとヒドイ作品を観て欲しいです。
ホラー、SF、サスペンス、アクションのジャンルでエンターテイメント作品を監督して欲しくない監督を何人かあげると
・チャカチャカした画面で分かりずらいトニー・スコット
・問題外の外(内側でなく)オリヴィエ・メガトン
・マジメな作品撮る気も無いんでしょうけ、マジメな映画の世界に行って欲しいロブ・ボウマン
・自分が観たいと思う作品に関わって欲しくないスティーブン・ソダーバーグ
・芸術映画だけ撮ってて、ローランド・ジョフィ
・エンタメは撮らないで!アトム・エゴヤン
他にもメジャーな監督でなければ何人もエンタメ作品を撮って欲しくない監督はいます!!
悲しいことに、あげだしたら何人出てくるの??って感じです。
自分がもし映画のプロデューサーで、アメコミの映画化作品を作るとして監督候補がウーヴェ・ボルとブライアン・シンガーしかいなかったら、どっちの監督を選びますか??
自分なら、迷わずウーヴェ・ボル監督に!!
ブライアン・シンガー監督の1/2の制作費で作ってくれそうだし。
と、かなりウーヴェ・ボル監督をかばっちゃいましたけど、「今作が面白いのか??」って聞かれると、やはりそこはウーヴェ・ボル!面白くないです!
ロールプレイングゲームの映画化ということで、主人公が次から次へとピンチに遭って、それを乗り越えていって、なぜか、中盤からは王様に!!
まぁ、ファンタジー映画なんで許しちゃいますけど。
主人公の名前が“農民”だとか、農民のくせに剣術やブーメランが得意とかキャラクター設定にオカシな点がありますけど、ゲームの映画化ですからね。このブーメランが得意なところがクライマックスの戦闘シーンに絡んでくるのかと思いきや、後半からはこの設定がどこかに行っちゃいました!!
ファンタジー映画なのに、なぜか“忍者”が登場します!突っ込まれるために登場させているの??
でも今作は出演者がやたらと豪華です!
ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタ、ロン・パールマン、バート・レイノルズ、リーリー・ソビエスキー、クレア・フォーラニ、ジョン・リス=デイヴィス、マシュー・リロード、クリスタナ・ローケン!
ウーヴェ・ボル監督は現場での雰囲気はけっこう良いそうです!
ランニングタイム127分と少し長めの作品ですけど、ドイツで発売されたディレクターズカット版のDVDはなんと156分もの長さです!!
127分版も余り退屈せず楽しめる作品になってましたけど、いくらなんでも156分版は長すぎじゃないでしょうか??どうせなら156分版をリリースして欲しかったですけどね。 60点
<声の出演>
ジェイソン・ステイサム(ファーマー“農民”) 東地 宏樹
リーリー・ソビエスキー(ミリュエラ) 樋口 あかり
レイ・リオッタ(ガリオン) 大塚 芳忠
ロン・パールマン(ノーリック) 石塚 運昇
クレア・フォーラニ(ソラナ) 相沢 恵子
バート・レイノルズ(コンリード王) 菅生 隆之
<日本語版スタッフ>
翻訳 中村 久世
演出 芝浦 良平
調整 山本 洋平
製作 ACクリエイト株式会社
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