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『ホースメン』四騎士殺人事件

2010-03-13 11:47:16 | サスペンス

ホースメン
HORSEMEN(2008年アメリカ)
 監督          ジョナス・アカーランド
 脚本          デヴィッド・キャラハム
 出演          デニス・クエイド
             チャン・ツィイー
             ルー・テイラー・ブッチ
             ピーター・ストーメア 

 ■ストーリー■
 デトロイトのベテラン刑事エイダン・ブレスリンは、抜き取られた大量の歯が発見されたため現場に呼ばれるのだった。ブレスリンが検視で歯の専門だったためだった。生きたまま抜かれたであろうその歯が置かれた現場には“COME AND SEE(来たれ)”という謎の文字が残されていた。
 一方、ブレスリンは、仕事に追われ、先立たれた妻が死ぬときも面倒を長男アレックスに世話を任せ、2人の子どもたちとの間に溝が出来てしまっていた。そんなある日、メリー・アン・スピッツという女性が自宅で猟奇的に殺される事件が発生する。事件の発見者は、メリーの養女クリスティンだった。また、この猟奇的殺人事件と似た事件が発生し、これが連続殺人であることが分かる。ブレスリンは“COME AND SEE”の文字と現場の様子から、この事件が「ヨハネの黙示録」の四騎士になぞられた事件だと気づくのだった。しかし、その後、警察の捜査が進まない中、ブレスリンの前に現れたクリスティンは驚くべきことを告白するのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 
 ■感想■
 デニス・クエイド、チャン・ツィイー主演の猟奇スリラー。
 
 “謎の連続殺人事件を追う敏腕刑事vs天才的な殺人鬼”っていうテーマのサスペンス映画なのかな??」って勝手に思い込んで観たら、な、な、なんと、ごくごく普通のいつものハリウッド的なサスペンス映画でした…。
 『セブン』(1995年)以降ブームになった猟奇サスペンス映画の変形パターンの作品って印象しか受けない作品でした!!
 
 『セブン』と『羊たちの沈黙』を足して、3で割ったような作品といった印象の作品です。
 自分的には今作は『セブン』よりは好きです!!
 カイル・クーパーの印象的で素晴らしいオープニングは100点ですけど、あとは、やたら重厚で重苦しいだけで2時間を超える作品の『セブン』よりは短い分だけ、今作の方が好きです!!
 エンターテイメント系のスリラー映画やサスペンス映画を数多く観なれている映画ファンには、B級っぽくて『ホースメン』の方が『セブン』より楽しめるかも??
 

 ところで、今作は中盤にして、犯人のチャン・ツィイーが自ら犯罪を告白!
 「えーっ、どういうコト??」
 これには、何かウラがあって、デニス・クエイドとチャン・ツィイーとの心理的な対決が描かれるに違いない!!
 と思って観続けていたら、“何もなし!!!”
 チャン・ツィイーもなぜ犯罪を告白したのか意味が分からないです!
 チャン・ツィイーが犯人だということをデニス・クエイドが捜査して捕えて欲しかったですね!
 
 それにしても、ストーリーは単純で、最後の方の展開も途中でネタが割れちゃいます!
 ストーリーが単純なところは『セブン』のマネなんでしょうか??
 これじゃ、猟奇的なシーンは別として、1980年代のアメリカのTVムービーの刑事物と大して変わらない気がしちゃいます…。
 
 大体、四騎士になぞらえた事件っていうことは事件は4件しか起きないってコト??
 「実は、四騎士が他にもいる」っていうことが示されるので、最後は世界中で、殺人事件が起きて血まみれなシーンで映画がラストを迎えるのかと思いきや、またまた、普通のハリウッド的なラスト!!

 ここで、世界中で子どもたちが大人たちを殺しまくるシーンで映画が終わったら、サスペンス映画が突然“ホラー映画”になっって、それこそ驚愕なラストだったのに!!それもかなり印象的なホラー映画になれたのに、残念です!!  55点 

ホースメン [DVD]
デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ,クリフトン・コリンズJr.,バリー・シャバカ・ヘンリー
アミューズソフトエンタテインメント
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