『コールドプレイ』
FRITT VILT(2006年ノルウェー)
監督:ローアル・ユートハウグ
脚本:トーマス・モルデスタッド
マリ・ハウグ
ロアール・ユートハウグ
原案:ローアル・ユートハウグ
マルティン・サンドランド
原案アイディア:ジャン・エリック・ランゴン
マーニュ・ライナー
出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル
ロルフ・クリスチャン・ラーセン
トーマス・アルフ・ラーセン
エンドレ・マーティン・ブリンドハイム・ミッドスティーゲン
■ストーリー■
ヤンニケ、モルテン、エイリク、ミカル、イングンら5人の若者がスノーボードを楽しむために雪山にやってくる。しかし、カップル2組でないモルテンが、スノーボードを滑走中に足を骨折してしまうのだった。ヤニケたちは、雪山の中に雪を避けられる廃墟になったホテルを発見し、モルテンを連れて行くのだった。
■感想■
2006年のノルウェーのスラッシャーホラー。
実は1年くらい前に観ていたんですが記事にしていませんでした!
そうこうしているうちに続編『ザ・コールデスト』(2008年)がリリースされてしまったので、慌てて記事にします!!
今作は、本国ノルウェーで大ヒットして、続編『ザ・コールデスト』が製作され、早くも第3作目“FRITT VILT III”も2010年10月公開で製作中のようです!!
今作は2009年の【サターン賞】優秀DVDリリース賞 ノミネートされました。
その他、ノルウェーの【アマンダ・アワード】2007年 女優賞(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)、観客賞 受賞。作品賞 ノミネートされました。
また、【フライト・メーター・アワード】2009年 ホラー映画賞、監督賞、助演俳優賞にノミネートされました。
そして、ノルウェーの【コスモラマ国際映画祭】2009年 製作者賞、音響賞を受賞、編集賞、撮影賞、音楽賞にノミネートされました。
数々の映画賞を受賞、ノミネートされました!!
ストーリーは、雪山の廃墟のホテルの中に殺人鬼がいて、間違ってやってきた若者たちを殺していくスラッシャー映画です。
今作の1番の魅力は“ノルウェー映画のスリラー映画”ということです!
アメリカ製でないためか、今作で襲われる若者たちは、落ち着きすぎ!
普通の若者たちってことで観客が感情移入しやすいキャラクターになっています!!
キャンパスからやってきたオバカな若者たちが主人公でないことに、北欧らしさが出ててすでに好感!!
襲われる主人公たちが5名なのに、ランニングタイム90分、飽きるコトなく観れるのは、演出がしっかりしているってコトですよね!!
本国ノルウェーで大ヒットしたのも納得の面白さです!!
いや~、こういう面白いノルウェーのスリラー映画、面白すぎ!!
スラッシャー映画の王道中の王道の定番なストーリー展開ですが、風景の雪山が新鮮な感じで最初から最後まで楽しく観れる作品に!!
でも、殺人鬼が住んでいる雪山なんですけど、スノーボードやスキー客の行方不明者が大勢出ているのに、警察があの廃墟のホテルを捜査していないのは、不自然極まり無いですけどねー。
まぁ基本的には、スラッシャームービーだから、そこは甘目にみないといけないですよね!!
子どもが行方不明になったのに、警察が全然捜査していないという設定のジャパニーズホラー『親指さがし』(2006年)よりは10,000倍まともな設定ですけどね!
殺人鬼の設定もこういう作品には、本当に良くありがちな設定ですけど、なんで、あんなに強いんでしょう??
遭難者の残した食料を食べていたわりに、すごく巨体で体力ありすぎ!!まぁ、そんなコト言ったら、ジェイソンもバンボロ(←ダレ??)もみんな異常に強いんですけどね!
ノルウェー映画の実力を知るためだけでも観る価値あり!ですけど、そんなこと度外視しても十二分に面白いです!スラッシャー映画ファン必見!!
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