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『フロストバイト』スウェーデン製ホラー

2008-02-28 00:28:28 | ホラー
フロストバイト
FROSTBITEN(2006年スウェーデン)
 監督 アンダシュ・バンケ
 脚本 ダニエル・オイアンラトヴァ 
 出演 ベートラ・ニールセン、カール=オーケ・エリクソン、グレーテ・ハヴネショルド

 ■ストーリー■
 ラップランド地方の田舎町に女医のアニカと娘サガが引っ越してくる。アニカは尊敬する遺伝学の権威ベッカートが町の病院で働いているためにやってきたのだ。アニカはベッカートが診療する唯一の患者に噛みつかれてしまうのだった。一方、サガは高校で仲良くしてくる少女ベガにパーティに誘われるのだった。ところが、そのパーティではベッカートが持っていた謎の薬を手に入れた高校生たちがその薬を飲んでしまうのだった。

 ■感想■
 スウェーデンのバンパイア映画。
 映画界っていうのは、ある映画の製作が発表されると、似たような内容の作品が製作発表されたり、実際に作られちゃったりすることがあるんですけど、今作も極夜の町が舞台のホラー“30 DAYS OF NIGHT”がアメリカで作られたんで、てっきりブームに乗って作られたのかな??って思ったんですけど、かなり違ったみたいです。「極夜」という1ヶ月間朝が来ないという設定だけ同じなだけですからね。それって東欧では、普通の現象ですもんね。日本ではずっと昼間の「白夜」の方が有名ですけど、夜間だけの状態を「極夜」っていうそうです。
 
 ヨーロッパ映画ということで、真剣なホラー作品と思いきや、どちらかというとコメディとまでは行かないですけどかなりユルユルな感じの作品です!でも、かなり展開が早いです!現代のシーンから始まると思っていたら、冒頭、1944年のシーンから始めるんでビックリしました。そのシーンがどうストーリーにつながるのかなって思って観ていると、あとでちゃんとつながっていきます。(「あ~、良かった」見せ場のためだけのシーンで、本編とは全然関係無いのかと思っちゃいました)

 中盤から、後半にかけて展開が早くて、町中に吸血鬼があっという間に増えていきます!警察も出てきますけど結局、何も出来ないし!まぁ、実際に吸血鬼が現れたら、警察ではどうしようもないでしょうけどね。
 ダン・カーティス監督の『血の唇』(70年)に登場してくる警察は準備が良すぎでしたもんね!あれはあれでやりすぎ!警察が吸血鬼を信じるわけないのに!あんなに超自然的な存在に対して対応の早い警察は無いでしょ!事件記者コルチャックがいたら泣いて喜んじゃいますよね。
 
 ところで、今作の吸血鬼はちゃんと鏡に映らないです。吸血鬼になりかけてる男性が鏡に映らないのを観てショックを受けるシーンがちゃんとあります。こういう細かいところはちゃんと約束通りに描写してくれないとね!
 でも、サガの友人ベガが、棒を2本で簡単に作った十字架を怖がらないんですけど、あれはなぜ??サガやベガに信仰心が無いからなんですかね??吸血鬼になった男が教会で神父と握手して、手が焼けれうシーンがあったんでキリスト教の影響を受けないってわけじゃなさそうだし。あの十字架が効果の無いシーンの説明はして欲しかったです。

 ヨーロッパでいうとデンマーク映画に『ヴァンパイア黙示録』(98年)という作品がありましたけど、やっぱり吸血鬼映画はハリウッドの方が面白いんですかね??でも、吸血鬼映画がちゃんと作られるんだからそれだけでもスゴイことですよね!日本の劇場映画でマジメな吸血鬼映画といえば、『血を吸う薔薇』(74年)以降作られていない気がするんですけどね。(もともと本数も少ないですしね)
 
 最近は、コミック系のスーパーヒーロー(ヒロイン)物みたいな吸血鬼映画が多いのでたまには、こういう純粋な作品もいいですけどね!ちょっと想像していた作品とは違いましたけど、こういう軽い吸血鬼映画もいいでしょう!40点

フロストバイト

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