@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『4匹の蝿』ダリオ・アルジェント37年ぶりの公開

2011-01-05 19:51:15 | イタリア映画

4匹の蝿
4 MOSCHE DI VELLUTO GRIGIO(1971年イタリア)
 監督      ダリオ・アルジェント
 脚本      ダリオ・アルジェント
 音楽      エンニオ・モリコーネ
 出演      マイケル・ブランドン
          ミムジー・ファーマー
          ジャン=ピエール・マリエール
          バッド・スペンサー

 ■ストーリー■
 ロックバンドのドラマー、ロベルトは、ある晩、嫌がらせを続ける男に、詰め寄るが、相手が取り出したナイフでもみ合ううちに、相手を刺し殺してしまうのだった。その瞬間を仮面をかぶった人間にカメラに撮られたロベルトは、脅迫を受けるようになるのだった。そんなとき、ロベルトの周りで殺人事件が発生するのだった。

 ■感想■
 ダリオ・アルジェント監督、脚本の1971年のジャッロ。
 1973年に公開されて以来、ソフト化もされず、2010年6月にリバイバル公開されるまで、37年間も鑑賞する機会が少なかった幻の作品。
 まさか、今作がDVDで入手出来るようになるとは思いませんでした。
 このコトだけを考えれば、良い時代です。
 でも、ルチオ・フルチ監督の1970年代のジャッロがDVD化されないのは悲しいですね~。
 『幻想殺人』(1971年)、『マッキラー』(1972年)、『ルチオ・フルチのザ・サイキック』(1977年)などもDVD化して欲しいですねぇ。
 あと、アントニオ・ピド監督の『美人ダンサー襲撃』(1977年)やアルベルト・ネグリン監督の『濡れたウィークエンド 女子学生寮半裸惨殺死体の謎』(1978年)などもDVD化してくれるとウレシイんですけどね。
 つまらない映画をソフト化するんだったら、ジャッロやイタリアの1970年~1980年代の警察物のアクション映画をソフト化して欲しいですねぇ。
 
 今作『4匹の蝿』は、ダリオ・アルジェント監督のジャッロとしては、『歓びの毒牙』(1969年)、『わたしは目撃者』(1970年)のあとに作られた作品です。
 自分的には、ミステリー映画的にも、映像のトリック的にも、『歓びの毒牙』の方が断然、今作より、好きです。『わたしは目撃者』は、今作と同じような感じですけど、雰囲気は断然上って感じで好きなんですよね。

 37年間観れなかった作品が観れたって意味では、今作を観れるっていうことは、すごいんですけどね。
 でも、ミステリー好きには、途中で犯人が分かっちゃうかも??
 けっこう、分かりやすいミステリーになってます。まぁ、1971年の作品だから、素直なストーリーでも、しょうがないですかね??

 『歓びの毒牙』や『サスペリアPART2』(1975年)のような、映画ならではの映像トリックを期待しなければ、それなりに楽しめる作品にはなっているので、イタリアのミステリー映画ファンは必見。

 そういえば、ダリオ・アルジェント監督の1988年のジャッロ『オペラ座 血の喝采』は、いまだに日本ではイタリア公開版が観れませんけど、『4匹の蝿』も37年ぶりに観れるようになったんで、これを機に、どこかのメーカーさん、『オペラ座 血の喝采』のイタリア公開の107分版をソフト化してくれないですかね?? 70点

4匹の蝿 [DVD]
マイケル・ブランドン,ミムジー・ファーマー,ジャン・ピエール・マリエール,フランシーヌ・ラセット,バッド・スペンサー
キングレコード

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ミラーズ2』ジャック・バ... | トップ | 『アマルフィ女神の報酬』ロ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア映画」カテゴリの最新記事