『2067』
2067(2020年オーストラリア)
監督:セス・ラーニー
脚本:セス・ラーニー
ギャレス・デイヴィエス(セリフ追加)
ギャラヴァン・スコット・デイヴィス(原案トリートメント)
デイヴ・ピーターソン(追加)
出演:コディ・スマット=マクフィー
ライアン・クワンテン
リアンナ・ウォルスマン
アーロン・グレナン
デボラ・メイルマン
■ストーリー■
西暦2067年、環境破壊が進み植物は枯れ、人々はクロニコープ社が作る人工酸素に頼っていた。人工酸素では拒絶反応が起き感染症で人々は次々と死んでいき世界は滅亡の危機に瀕していた。ある日、電気を供給する原子炉の作業員イーサンは、会社の責任者レジーナに呼びだされる。
クロニコープ社は物理科学者だったイーサンの父親が研究していたタイムマシンを20年かけて完成させていた。ある日、タイムマシンに407年後の未来からメッセージが届いたというのだ。メッセージには「イーサン・ホワイトを送れ」との内容が。
未来に行って人類滅亡の危機を回避してくれと依頼されるイーサンだったが、人工酸素で感染症を起こし始めた妻のサンディを置いていけないと悩むが、サンディに説得され、人類のためタイムトラベルを行うことに。しかし、電力の関係で人間を送ることは1回しかできない状況だった。
■感想■
環境破壊が進んだ世界を救うためタイムトラベルで未来に行く主人公を描くオーストラリア製のSci-Fi映画。
ランニングタイム114分と少し長めの作品ですが、だれることなく普通に楽しめるSci-Fi映画になっています。
Z級の作品と比べればという意味なので、普段メジャー作品しかみていない映画ファンだと少しテンポが悪いかも、、。
自分は全然楽しく観れちゃいました。
実際はあと10分くらい短い方が良かったのでは??とも思いますが、114分もこれはこれでOKな感じです。
TV東京の「午後のロードショー」で放映されたら、実質本編92、93分でテンポが良くなって面白くて、もっと観やすいかもみたいな感じの作品です。
分かりやすく表現したつもりなんですが、、どうでしょう??
普通は過去に行って、こういう世界にならないように歴史を改変しようとするんでしょうけど、そうしないところが、発想が面白いです。
なぜ過去でなく、未来に??
タイムトラベル映画度 ★★★
解決度 ★★★
午後のロードショー度 ★★★
主人公イーサンの対応能力が高すぎですけど、もともとかしこかったんでしょうね。
今作は、2つの映画賞で監督賞と美術賞でノミネートされました。
オーストラリアの映画賞なので良くわからないですが、、。
【オーストラリア監督ギルド・アワード】2021年 長編監督賞ノミネート
【オーストラリア・アカデミー・オブ・シネマ・アンド・テレヴィジョン芸術・アワード】2021年 美術賞ノミネート
ホラー映画よりも、Z級の作品が観るのがつらい作品が多いSci-Fi映画ですが、今作はちゃんとB級なので安心して観て下さい!!
タイムトラベル系のSci-Fi作品としては、定番みたいな展開で、最後は後味も悪くないのでタイムトラベル系の作品が好きな映画ファンは観ておいても良いかも??
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