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『ロスト・コード』J・M・ジンメル「シーザーの暗号」映像化

2010-10-15 23:45:23 | サスペンス
ロスト・コード
UND JIMMY GING ZUM REGENBOGEN(2008年ドイツ)
 監督    カルロ・ローラ
 脚本    ユーゲン・ブッシャー
 原作    J・M・ジンメル
 出演    ハノイ・フェルヒ、デネンシュ・ゾウデ
        ウォルフ=デートリッヒ・スプレンガー、ジュディ・ウィンター
        エリザベス・ラース

 ■ストーリー■
 マヌエルの父親が、ベルリンの街で見知らぬ老婆に毒殺される事件が起きる。老婆はマヌエルの父親を殺したあと服毒自殺するのだった。死体を引き取りに、やってきたマヌエルは、老婆の孫で刑事のイレーネとともに事件の調査を始めるのだった。

 ■感想■
 オーストリア生まれのドイツのスパイ小説家J・M・ジンメル「シーザーの暗号」の映画化作品。
 今作は、ドイツ製のTVムービーです。

 「シーザーの暗号」は1971年に、同タイトル“UND JIMMY GING ZUM REGENBORGEN”、アライン・ヌーリー主演で映画化されているのでリメイクということになります。1971年版はランニングタイムが133分と長めの作品ですが、TVムービーの今作は、1971年版と比べると、長さだけですけど90分とかなり刈り込んだ長さの作品になっています。

 登場人物が多く、映像化されたシーンでなくセリフだけの説明のシーンもあるので、一生懸命観ていないと、物語においていかれることになるので注意!
 ドイツでは、こんな作品を、堂々とTVでオンエアしているんですか??日本の2時間サスペンスとは大違い!
 今作と日本の2時間サスペンスを比べたら
 月とスッポン!
 “ゾンビ”と“世界の中心で、愛をさけぶ”
 “若山富三郎版子連れ狼”と“水戸黄門第42部”
 “ハネムーンクライシス新妻蒸発”と“シャッターアイランド”
 
 TVムービーということもあり、90分ということもあって、テンポ良くストーリーが進んでいって、あっという間に終わっちゃいます。逆に、物足りないくらいかも??もう少し、あと20分くらい長くても良かったかも!!

 監督のカルロ・ローラは、ドイツのTV界を中心に活躍している監督さんのようですね!
 今作以外にも、犯罪物やスリラー系の作品としては
 “Gefahrliche Traume-Das Geheimnis einer Frau”(2000年)
 “SASS”(2001年)
 “Die schone Braut in Schwarz”(2004年)
 等々を監督しています。
 
 どうもドイツ映画って、テンポが悪くて、面白いシーンも特に無いって印象があって、今一、イメージが悪いんですけど、今作を観るかぎり、そんなコト無いです!
 TVムービーだからなのか、テンポも良いし、最後まで楽しく観れます!

 謎の殺人事件が、世界を揺るがす陰謀につながっていく、サスペンス物の王道のストーリーです。

 ところで、主人公は父親の作ったノートを燃やしちゃいますけど、あれで、もう主人公は狙われないと思うんですけど、そうはいかないんでしょうかね??何か、秘密を知っていると思われて、各国のスパイ組織に狙われちゃうんですかね??
 大長編の映画化なんで、かなりストーリーを、はしょっているんでしょうけど、とにかく面白く観れます! 65点


シーザーの暗号〈上〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房
シーザーの暗号〈下〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房


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