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『イレイザー』スペイン製SF

2008-02-16 21:05:36 | SF
イレイザー
THE KOVAK BOX(2006年スペイン)
 監督 ダニエル・モンソン
 脚本 ダニエル・モンソン、ホルヘ・ゲリカチェヴァリエ
 出演 ティモシー・ハットン、ルシア・チメネ、デビッド・ケリー、ジョージア・マッケンジー、ゲーリー・ピカー、アネット・バッドランド

 ■ストーリー■
 ベテランのSF作家のノートンは、講演のため彼女のジェーンを連れてマヨルカ島へ出かけるのだった。講演のあと、ノートンは、ジェーンにプロポーズをしてOKをもらうのだった。部屋に帰ったノートンはベッドの上にあったディスクをかけるが、その中にはサルが狭い箱の中で暴れて死んでいく映像が入っていた。そんなときケータイ電話に出たジェーンが飛び降り自殺をしてしまうのだった。同じくマヨルカにバカンスで来ていたシルビアは、ケータイ電話に出たあと記憶を無くし飛び降り自殺を図るが、階下にあった日焼け止めのテントのおかげで一命を取り留めるのだった。病院を抜け出したシルビアは島から抜け出そうとするが何者かに命を狙われるのだった。
 

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ティモシー・ハットン主演のスペイン、イギリス合作の劇場未公開のSF映画。
 ハッキリ言って、劇場未公開のSF作品として観たら
 「すごく面白い!!」
 です!途中までは!!
 
 ストーリーも先を読ませない感じでミステリアスに進んでいきます。でも、犯人や事件のからくりがわかってから、ダラダラな展開に!
 なんで、あんなに面白く進んでいたのに、途中からこんな展開になってしまうんでしょう??もったいない!!まぁ、それでも劇場未公開のDVDスルーのSF映画として観れば十分及第点なんですけどね!
 ランニングタイム104分が、やっぱり長いです!あと20分くらい、いや、25分くらい短かったら、同じストーリーでも大傑作だったのに!かつて、ゴールデンタイムや、金曜深夜や土曜昼間のTVの映画劇場(あ、関東地方の話です)で90分枠で放映されたら話題になるくらいの作品です。まぁ、そのころTVの映画劇場で放映された劇場未公開の作品ってすごい作品のオンパレードでしたからね。
 
 このまま100分を超えるランニングタイムの作品にするなら、ストーリー的にもう1ヒネリ、2ヒネリは必要でしょ!
 だって、今作の事件の首謀者のコバックの考えが理解できないです!主人公のティモシー・ハットンだって、殺すチャンスありまくりなんだから、さっさと殺しちゃえ!って感じです!
 同じように思った作品は『007消されたライセンス』(89年)です!ジェームズ・ボンドもさっさとロバート・ダヴィを殺しちゃえ!って思ってるのにダラダラ、ダラダラ、ダラダラ!あと、ジェラール・ド・ヴィリエのSASシリーズの映画化作品『サン・サルバドル地獄の戦火』(82年)もそう思っちゃいました。ダラダラしちゃって!!って。

 今作も、あういう展開にするなら、コバックの仲間に島に連れて行かれたときに殺しちゃえば良かったのにね。でも、主人公の職業が作家だから、簡単には人は殺せないですね!ジェームズ・ボンドやプリンス・マルコじゃないんだからね。
 あと今作で本当に面白かったのは、冒頭、ジャンボ飛行機の中でモンスター映画を観て「ハハハハッ」笑っているおばさんのシーンがすごく面白かったです!55点
イレイザー

アルバトロス

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