1982年、テレビのスペシャル番組として作られたもの。脚本星川清司、監督は森一生である。
秋山大次郎は、加藤剛で、父は中村又五郎、田沼意次は小沢栄太郎で、娘の佐々木三冬は新井春美という配役。
ある夜、大辻ギロ辻斬りに襲われ、気を失った連中をつけると旗本長谷川・武内亨の屋敷であることを突き止める。
その息子が、剣術好きで、刀剣を集めていることも分り、彼らとの対決となる。
旗本屋敷に屯している化粧して女格好の剣士がなんと地井武男で、これがいい。
ある侍は言う、「女男に男女」
もちろん、最後は、大次郎を待ち構えているある道場に行き、二人で者共を成敗する。
小沢、武内、地井、そしてもちろん加藤もみな劇団俳優座の関係者であり、「本当に俳優座は良い役者がいたなあ」と思う。
私の姉の一人は、俳優座後援会の会員で、後援会の運動会に行ったこともあるのだ。
東京のお台場で、1961年の初夏、晴海埠頭から船で行ったと記憶している。
その時の、交流会の司会は、横森久だったと思うが、一人で静に微笑んでいたのは、岩崎加根子で、きれいだなあと思ったものだ。
むかし、昔の話である。