文化放送と同じように、ラジオ関東も深夜放送をやっていた。
12時からは、なんだっかは憶えていないが、12時半からはDJで、季節によって替る番組だった。
ここでは、中村とうようさんは、『ラテン・タイム』をやっていたので、私はずっと中村とうようさんは、ラテンの人だと思い込んでいた。
それは季節番組で、夏はハワインという具合だった。
そして、15分間のが終わると、チコ・ハミルトンの曲が流れ、
本多俊夫の『ミッド・ナイト・ジャズ』が始まるのだ。
1960年代当時、日本の都市ではモダンジャズが大流行で、石原慎太郎や大江健三郎はもとより、井上光晴、倉橋由美子らもジャズに興味を持っていたと言うのだから本当に笑える。
モダンジャズは、今や第二クラシックなのだそうだ。