指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

ラジオ関東の深夜放送

2022年04月05日 | その他

文化放送と同じように、ラジオ関東も深夜放送をやっていた。

 

                                     

12時からは、なんだっかは憶えていないが、12時半からはDJで、季節によって替る番組だった。

ここでは、中村とうようさんは、『ラテン・タイム』をやっていたので、私はずっと中村とうようさんは、ラテンの人だと思い込んでいた。

それは季節番組で、夏はハワインという具合だった。

そして、15分間のが終わると、チコ・ハミルトンの曲が流れ、

本多俊夫の『ミッド・ナイト・ジャズ』が始まるのだ。

1960年代当時、日本の都市ではモダンジャズが大流行で、石原慎太郎や大江健三郎はもとより、井上光晴、倉橋由美子らもジャズに興味を持っていたと言うのだから本当に笑える。

モダンジャズは、今や第二クラシックなのだそうだ。

 


ウィーンの日本料理店

2022年04月05日 | その他

もう30年以上前だが、ウィーンに行ったことがある。

1991年夏に横浜で行なわれた国連ピ-スメッセンジャー会議の参加を依頼するために、欧州の各都市を廻ったのだ。

ローマ、フィレンチェ、ウィーン、マドリッド、そしてリスボンである。

リスボンでは、三島由紀夫の弟の平岡大使にお会いした。

小柄で、当然だが三島によく似た方で、カンラカラカラと笑うところも同じだった。

と言って三島由紀夫に会ったことはないが。

そして、ウィーンで日本料理店があると言うので、行ってみた。

同行してくれたのは、当時横浜市のハンブルグ事務所にいた新井成一さんである。

その日本料理店だが、何を食べたか憶えていないが、そうまずくはなかった。

だが、日本の他、中華、そして韓国料理もメニューに載っているのだった。

まあ、そんなものだろう、欧州のアジアなど。

 

                                           

ウィーンではもう一つ、国立歌劇場でオペラを見た。

リヒアルト・シュトラウスの『サロメ』だったが、最後ヘロデの前で踊るときは、女性歌手はダンサーと入れ替わった。

太ったサロメではまずいとの事だったと思う。