『 銭銅貨 と 巨大桶鉢 』、もう、とっくに亡くなった親父:Shige爺様から教わった
例えの言葉だ!
この所脚の衰えを避ける為3~4時間の
お散歩:「スガレ追ひ」をしている・・・
10時半前後に家を出て3時近くには家の帰る事にしている。 お散歩は実質3時間にも満たない。 眉間(みけん)に
打撲傷と
痣(あざ)を作ってから余り無理をしない事にしている。
或る日
、「五銭銅貨」の巣を掘り上げた。
「五銭銅貨」とは超チンマイ巣の例えである。 この時期、径10㎝程の巣盤、たったの3枚だった。 勿論、下に巣盤は小さく、5㎝ソコソコ!!! これで居て立派な
「軍」である。 博士が?が、働き蜂のお顔をキズミで拝見しているので間違いない!!!
何故このような巣が今頃?と、疑いと自然界の不思議さで悶々としてくる・・・ 何かの事故で初期巣が潰れ
、「二番巣」的な展開をして来たとしか思えない!
毎年、1~2個、このような巣に出会うが不思議さとガックリが同居して複雑な気持ちだ!
正確の所は、「ヘボ」ちゃん女王蜂に聞いて見るしか手はない・・・
一方、昨日は、直径50㎝もある
「巨大桶鉢」の巣の出会う事が出来た。
このような巣を蜂博士:
ドクちゃんは
、「コバクロ」と名付け、常識的な
「軍」と区分けしその差を証明(あか)そうと巨大な資金を投入して大阪大学・医学部の先生にお願いしてDNA鑑定までしたと聞いている。
見た目は区分けし難いが、明らかに別種である事が証明されている。
晩秋の働き蜂は、胴体部がやや長く、羽音は
ブブブッと低音の響き、別格の飛翔力を持ち、超上空を飛行している。 巣から出た蜂は、水平姿勢を保ちながら50~70°の角度で高度10~20mの高さに上がり水平飛行に入り、ここぞ!と、いう所で餌取りや巣材採集に入る・・・
「コバクロ」総てが、皆、巨大巣になるという事はなく、バラツキがある。 だが、超巨大巣になる資質を持っているという事は言える。
昨日は、午後から雨という予報が出されていた。
近場で2~3時間のお散歩を想定して11時近く家を出た。 当地は、天気の変わり目は風が強く、南風が吹く。 今にも雨が降り出しそう! 林内は薄暗い。
冷たい(つべたい)餌にパラパラとヘボちゃんが付いた。 飛ばすが、折からの南風に煽られ、巧く飛んでくれない。 だが、方角は採れた。
餌を転々と渡り歩く。 偶々、飛んだ方角に餌が播かれていた。
そこで飛ばすと、高度10数mの高さを渓谷方向に飛んで杉林の先で消えた。 だが、そこから左に振って、渓谷の壁に落ちて行くように見えた。
モシヤ?
2回目、その界隈まで持って出た。
結果は、何の事はない。 目の前に落ちた。 胸丈もある熊笹から噴き上がっていた。 これが、今年、最高の通い!!!
渓谷の淵で、下からは見えない。 横から渓谷に落ちないよう、恐る恐る覗き込む。 ブンブンの通い! 同時に10~20匹の外勤蜂が落ち込む。
動物が、掘り出したらしく、入口の周りは、かなり穿られていた。 そして、通い穴は3か所。
かなり難解な燻しになる!!!
燻しに掛る。
出入口も3か所。 煙幕の焚き方が難しい!
通いの少ない方に煙を入れる。 間髪を置かず、メインの出入り口に煙幕を突っ込む。 だが、帰り蜂で、出入り口近傍は黒集の蜂蜂、蜂!!!!!! 物凄い数だ。
コリャァ~~、デケーぞ?
蜂数の多さにややウロタエ出す!!! 慌てて、檜の枝を切り、頭の上に置くが、何の役にも立たない!
熊笹の根を切ると巣盤の上が顔を出した。
土を退けると、「生だ!!!」 攻撃蜂がムクレ上がって来た。
ヤバイな!!!
花火を用意する。 ビニールも用意。 先ず、外勤蜂に煙幕をくれるが、空中では何ら役に立たない! 奴豪い数だ。
未だ、生だ!!!
正直、ウロタエタ!!!
もう一発煙幕を、同様、噛ます!!!
外勤蜂は増える一方!
リュックに用意している花火は、もう無い!
またまた、掘り出したが、花火は、全然、効いて居ない!!!
勇気を持って掘るしかない!!!!!!!
生だったが、引っ張り出した。 が、引っ張り出せるような代物ではなかった。
上側は、熊笹の根でガンと効いて居て開けない。 それでも2枚、3枚と引っ張り出した。
直径が50㎝もある超大物!!!
攻撃蜂は、生同然なおので襲いかかって来る。 物凄い攻撃だった。
その内にドスン!と音がして、何かが落ちた。 そこは、空洞で、直径40~50㎝もある穴が2~3m下まで開いていた!!!
この空間に吊る下っていたのか?
ガサ、ドスンと音がしたので、数枚の王台が、落ちたモノと思われる。 そんなモノを拾い上げる余裕はない! 慌て捲っていた!!!
リュックサックの場所に戻り、大きなビニール袋に収穫物うを入れる。 中は、ブンブン丸だ!
致し方なく、車まで戻り、煙幕を噛ます!
仏心を起こし、煙幕を少なめにした。
解体し出すと、これ、また、生同然だった。 が、硫黄の匂いを嗅いでいるので、攻撃するような事はない。
大奮闘の末、どうにか収めることが出来たが、生まれ始めての大格闘となった!!!
正直の所、上手に掘り上げ、50㎝版をお見せしたい所であったが、場所と空洞法螺穴という事があり、花火が効かず超難航! 壊れてしまった。
それにして、記憶に残る超大物だった!
ガサ!、ドスンの音?なんだったんだろう?
王台がタッタ2枚しかなかったので、1~2枚は落ちたのだろう? そして、もう2週間置くと4~5kg近い自然巣に展開していただろう?
正直の所、こういう巣は、残して、種蜂にしたい! 「収穫の喜び」と「罪の責念」が入り交じり複雑な気持ちだった!!!
生涯でも記憶に残る奮戦だった。
夜間の作業は、夜中の1時まで続いた…