『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 ドヒャぁ~~~!!! 』

2011-10-22 13:18:36 | Weblog
             


もめ事にならないよう燻す前から持ち帰り品を決めて置いた。
これはPensan、これはOotaの社長、これはyと・・・
先ず、パイロットの為やや早いとは思ったが燻す事にした。 昨夜も、少々、触れて置いたが、過剰に徐お蜂を産出するのも営巣率向上に結びついていないと感じていた・・・ これが、燻す理由!!!
Oさんと出掛けた某地の性質の良かった逸品から・・・
煙幕を弾く!
何となく可哀相な気がして来た・・・
煙幕は、轟々と音を起て飼育箱内に吸い込まれる。
三宅式の箱は骨箱を境目にして上下に分かれる。 骨箱を外すと、本体が、ガサっ!と、ペール缶内に落ちた! 相当の重量だった事が伺える・・・
ドヒャぁ~~~  !!!     

ペール缶から本体を出そうとするが、重過ぎて、また、ボリュームが有り過ぎてペール缶に手が入らない! ビニール・シートを敷き、ペール缶を逆さまにして落とす。 何んとナント、骨箱の下にペール缶サイズで15枚もある! 王台は、建設中のモノも含め何と8枚!!!
奴豪い量である。 一番下の王台は、ペール缶の底について居た!!! 依って、この巣は、ペール缶一杯と言った所だ!
潜り込んだ働き蜂を外すのに苦戦!!!
Pensanの助けが無かったら大変な事になっていた。
この巣は、Pensanに割り振っていたが、奴豪いボリュームで結局、Ootaの社長と分ける事にした。 推定重量、5㎏はあったであろう?

蜂外しだけで汗だくになった!!!
こんなにデカイコロニー、そう、度々は、見れない
働き蜂の整理だけで、小一時間も掛ってしまった。

次の巣は、満タンに入っていた! 老い耄れの分だい。

今頃の巣は、幼虫や蛹が、濃密な蜜源を満腹状態で食しているので蜂の子が甘い!!! 取り分け八ヶ岳山麓の蜂の子は唐松の蜜を吸うので甘くて美味しい!

それにしてデッケ~巣に仕立てたモノだ!!! まだまだ、大物があるので、先が思いやられる!    



     『 山の飼育巣。。。 』

2011-10-22 00:56:41 | Weblog
              


もう20年近く山の飼育場で「ヘボ」ちゃんを飼っている。
毎年思うのだが、別に餌を与える訳でもないが、巨大巣にしているのには驚かされる。
「住」が家造りである飼育箱! 自然界の営巣場所に比べると遥かに優れて居て優位である事は知っていた。
そして、別に餌を与えなくても巨大巣に発展させて来た。
今迄、こういう巣を自然界に放してきたが、悲しいかな!飼育場所に期待出来るような営巣が見られなかった。 そして、長い間、これ等を燻す事も無く自然剝かしを馬鹿正直実行して来た・・・

今年は、少々、方針転換をし、2ヶ所、各々、「燻し」を考えてみよう!、と一大、決心した。
その初日が、今日、遣って来た。
その模様を、少々、綴って見たい・・・

    『 冴え渡る…?老い耄れの“蜂感眼力”? 』

2011-10-20 22:39:40 | Weblog
            


Pensanの休日は、(木)(金)だ。
先日の雪辱を果たしかった。 先日は、今、流行りの「想定外」の風に煽られPensanを楽しませてやれる「スガレ追ひ」が出来なかった。 これが、心に引っ掛かっていた・・・
恐る恐る誘うと、「行く!行く!!!」ときた・・・
休日は、外の空気が美味しく!ストレス発散!になるらしい? 愛妻弁当を携えてのお散歩と来るから尚更だ!!!

今日は、その続きを!!!と、考えた。 地理に詳しい老い耄れ、何でもゴジャレ!という所か?
先日の続きを!となるとあの断崖絶壁を降りなければならない! 老い耄れ一人なら兎も角、お客さんを携えての「スガレ追ひ」、そんな事は危なくてとても言い出せない!
裏側から入る秘密のルートがあるので、このルートで挑戦する事にした。
渓谷は、未だ、紅葉には早かったが、冷気が漂い肌寒く、清々しかった。
ここぞ!というポイントから餌を付け出す。 そして、先日の裏側:断崖絶壁の下に出た。 黙々と餌をブラ提げる・・・
断崖絶壁の中にも餌撒きを試みた。 「俺流」!  こういう手は禁じ手? 後が無い、必死の時に使う。
帰り際見ると、もう付いていた。 
シメシメ!!! 内心、先日の雪辱が晴らせるかな?と、思った・・・
見通しが効く餌場にもポロポロ付いていた。
早い昼飯を食いながらコイツをカラカウ・・・
昨日もカキコしたように、晩秋の「スガレ追ひ」は難しい! 余程、条件を整えて遣らないと一発飛びは無理だ! 天気続きで、育房内の蜂の子が満タン!、餌が十分満たされている事もあるだろう・・・ その上、餌を次から次へと運ぶ7、8月のあの獰猛さはない! だから、厄介だ!!!
それでも微風に煽られ、10~20mの天空を飛ぶ! この醍醐味が何とも言えない!    
こんな事をして小一時間近く遊んだ。 当然、断崖絶壁の難場に入るので、見つかる筈もない。

老い耄れが睨んだ断崖絶壁に入る。
Pensan脚も丈夫で、眼が想像以上に効く!!! 老い耄れ爺:yより格上だ!!! 
この難波、断崖絶壁もヘコタレズ!対応出来そうだ!!!
入口で飛ばし、下サイドからの方向が読めた! これが大事だ! 当然、ここから幾ら遣って居ても見付かる訳もない!!! 依って、難場に入る。
怪我に次ぐ怪我!!! 先日も眉間に勲章を喰らったばかり! 慎重を期すべくお互い無理はしない。
断崖絶壁の此処ゾ!と、いう内部の餌に何匹も付いていた。
先程見た方角へ等高線状に飛ぶ。 一瞬、シメタ!と、思った。 こんな場所で遣る蜂狂は、先ず、居ない! 言うなれば禁じ手だ!!!
そして、老い耄れの見方では。落ちて行くように見えた。
  決まりかな?
老い耄れの蜂感というモノである。
次いで、30m程持ち込みを! 
上手く飛んだが、杉葉に引っ掛かってしまった。    得てして、こんなものだ。
再挑戦か?
ふと、右手を見ると、 !!!

岩の上から噴き上がっていた!
先程の蜂感が図星当たっていた!!! 二人で握手!!!    

後後の「スガレ追ひ」の為に燻す事にした。
所が!!!!!

 
煙幕漏れが!!!
そして、穿り出すが、  ・・・
デッカイ岩、また、岩!!! その上、藤の根がハビッて居てお手上げ状態!   
焦りが、悲痛に変わる!
小一時間近く掘り捲くったが、ワヤの欠片すら出て来なかった。 
??????
そして、Give Up !!! 宣言!!!!!
殆どの煙が岩場から抜け出したので、巣内は大丈夫だろう! そして、これは、来年の種蜂へと変わる・・・
「オマエ!、凄い岩場に作ったなァ~~~! そのお陰で、天敵に遣られずに済んだ!!」、老い耄れの悔し発言だった。 Pensanの恨めしそうな顔が印象的だった。

太陽は、西の山に掛り出した・・・ 夕暮れ時も近い!
餌を外しながら帰り仕度。
そして、まだまだ、付いて居たヘボちゃん! 駄目元で飛ばすと、面白い方角に飛ぶ・・・ Pensan、俄に活気付く!!!
そして、そして・・・渓流方向に消えて行く大将が居た!!!

ええェ~~~~~~!
連れ出したが、迷い仕種! 結局は、渓流の高い気に留まり、  !!!
次の瞬間、老い耄れの眼の前で噴いて居る御仁を発見!!!
凄い凄い!!! Pensanは、写真撮影に余念がない!
渓流の超超石間の変形巣!!! バラバラだったが、掘り上げられた!
奥方の「ムカゴ・ムスビ」の恩返しが出来た! 明日は「赤飯ムスビ」かな?  そんな事を匂わせていたので、きっとそんな事になるだろう?

ルンルン気分で帳が降り掛けた渓谷を下る・・・
道中のヘボ談議は弾む・・・ 
明日は、山の飼育巣をプレゼントする手筈になっている・・・ 今夜は二人して苦戦しながら抜いて居るだろう・・・ 想像に難くない。。。    

     『 “制空権”について考える・・・ 』

2011-10-19 21:19:34 | Weblog
             


晩秋の「スガレ追ひ」は難しい!!!
何が難しいか? 餌不足からくる餌場探しで遠距離飛行するからである。
買い蜂の頃、遠いといっても、精々、200mも飛べば飛ぶ方! 所が、晩秋になると、200m相当を頭に入れ「スガレ追ひ」する事は出来ない。 1㎞、2㎞飛ぶ働き蜂はザラに居る!!!
一口に1㎞、2㎞とは言うが、自然界の山野を1㎞も2㎞も飛ばれるとお手上げ状態だ。
だから、6~7月の飼い蜂期の「スガレ追ひ」は、楽チンと言わざるを得ない!

時期の進行に伴い、コロニーは飛躍的に拡大、充実する!!! これに伴い、近隣だけでの餌集めには自ずと限界を生ずる。 遠隔地まで出掛け餌を求めねばならない! 遠距離飛行出来る「軍」や「コバクロ」、「キイジス」に比べ「ピンコロ」は、飛翔距離の無さからコロニー拡大を阻止させられてしまう。 新葉樹林等餌が極めて少ない地域だと悲惨だ! 悲惨と言うより死活問題を抱え事になる。
過って、こんな経験をした事があった。
そこは、かなりの奥山!!!
馬鹿にヘボちゃんが付く場所があった。
色付け出来ない程のヘボが付く・・・ そして、コイツ等は、皆、谷川を伝わり川下に下る・・・ 下に行けば行くほど密度は濃くなる。 一瞬、シメタ!と、思った。 が、コイツ等は、更に更に、下る・・・ そして、、山合いの里まで下った。 そして、山沿いに、更に更に、下る・・・
行く付いた場所は、山合いの付け根にある小さな民家だった。 そこには、家の周りは勿論の事、屋根にも、壁にもくくり付けてあった。 その数、50数個!!!!!    当然の事ながら、その民家から蜂が噴水の如く噴き出ていた!
瞬間、遣られたァ~~~!!!と、思った。   

里山で「スガレ追ひ」をしていると、このような事は屡(しばしば)ある・・・

問題の善し悪しは兎も角として、ヘボちゃん達は、餌探しにどん欲だ!
針葉樹林、荒廃した林等にはどうしても餌が少ない。 最近、目立つ間伐林も同様だ!
これを統計学等でよく使う散布図にして見ると、大まか、ドーナツ状になっていると考える。 6~7月、飼い蜂の頃は、寧ろ、コロッケ状と言った方が当たっているかも知れない?
ドウナツ状になる訳は、コロニーの発展と共に、出巣する働き蜂は、上昇角度、60~80度の急上昇を採り、空に向かって伸す!!! この状態を噴いて居る!と、称している・・・
従って、巣の近傍は、丁度、エアーポケットのように穴場となり、働き蜂の密度が極端に低くなる・・・ だから、幾ら巣に近くても働き蜂の数は少ないので、中々、餌に着き難い! 下手をすると、違う巣のヘボが付き、蜂狂は、コンフュージョン状態に陥る!
ここに落とし穴がある!!!

だから、晩秋の「スガレ追」は、このポイントを頭に入れておかないとシッチャカメッチャカになる!!! 合わせて、働き蜂の制空権は、ドーナツ状散布という事も頭に入れて置くとイイだろう・・・
晩秋の「スガレ追ひ」は、働き蜂の密度の多い所で先ず以て見付けられない!
1~2匹程度の働き蜂が付いた場合、方向を見るだけにした方が無難だろう・・・そして、ドーナツ状の散布図を持った密度の濃い場所を探し求める・・・ これが、秘訣だ。
アイツ「スガレ追ひ」の蜂狂等と見下げられ、指射される事も儘あるが、そんなに単純なものでもない。 科学する心が無いと、何倍かの労力を使う事になる・・・科学するとはそういうモノだろうか? これが、難場だったりすると全くのお手上げ状態となる・・・   

晩秋の「スガレ追ひ」の反省を込めて・・・書き殴って見た・・・
     

     『 爆飲!爆食!! 』

2011-10-18 21:46:20 | Weblog
             


今年の飼い蜂は空恐ろしい!!! 当(まさ)に、暴飲暴食だ!!!
イイ気になって餌を与えれば、ナンボあっても足りん!!!

6時半が老い耄れの起床時間だ。
その足でヘボ酒場に行くと、ヘボちゃんが、群をなして老い耄れの纏わり付いて来る・・・ 一寸、怖い位だ!
何が起こるか判らないので、身を安全サイドに振って網帽子を被り、合羽に長靴という井手達である。 そして、手には、ゴム手袋を嵌めている。 言うなれば、簡易生掘りスタイルだ!!! 最近、朝、めっきり涼しくなったのでこんな井手達でも汗を掻くような事はないが、一寸、異様なスタイルだ!
砂糖水を供給すると纏わり付きは無くなる。 
そして、自作トテコッコ~給餌器に砂糖水を与えると一気に黒集のヘボ団子が出来る! 溺れ防止のフローと入れて遣るが、フロート等弾き出す! 20分経つと小ボトルが空になる! 朝の糸にお代りを・・・ そして、鶏肝中心の給餌をする。 一度に7~8羽分の鶏肝を与える。 ウグイや烏賊も好だが、大体肉量が少ないので、この手の餌はアッという間に喰い潰すから今時の餌としては不向きだ! 専ら、津軽の鶏肝とハツを与えている・・・
見て居ると、午前中には、餌場は、空になる!!!
それからシャブリ付きが続くのだろう・・・
与えれば、20羽分は軽くいきそうだ? 大変な重量である。
後に残され、残飯処理を嫌うので なるべく少なめにしている。。。

岐阜のKatohさんが、まだ、生きて居た頃、「日本ダービーのように競わせて喰らい続ける・・・」と、言っていたのを思い出す。 奪い合いの喰い換え:砂糖水の飲料、鶏肝の齧りを・・・
思い出す。 
まるで必死扱(こ)いて食らいついている・・・
ここに食い物競争が展開される。
何故こんなラッシュが起るのだろう?????そして、押し競饅頭で、摂食が出ているのだろうか? 無くなっている所を見ると、齧り捲り、飲み捲っているのだろう!!! 見る間に減って行くのが見える! 押し競饅頭だ!
   こんな状態が、後、1か月近く続く事になる。。。。。       


     『 交尾蜂捕獲、募集!!! 』

2011-10-18 09:19:12 | Weblog
             


大収穫があり、昨夜は、夜中の3時まで蜂の子抜きに掛ってしまった! それでも、まだ、終わらない・・・   
助手の婆が居ないのが痛い!

さて、今年の飼育蜂の出来は?
正直の所、出来過ぎて困って居る!!! 一番は、餌代!!!!!

砂糖水は、アッという間に4リットルを飲み干してしまう!
鶏肝は幾らやっても限がない!! 
従って、ヘボ酒場に近づくと、餌のお強請りで大変な騒ぎだ!
でも、チャンと餌は遣っているヨン!!!!!

「キイジス」の交尾は、最盛期を迎え、大変な騒ぎだ。 まだ、1匹も回収していないが、少し、寒気が来るまで其の儘にしている・・・ 女王蜂の為だ。

11月に入ると、「軍」「コバクロ」も交尾期を迎える・・・
現在、11巣あるが、どれもこれも甲乙付け難い通いで、種蜂弐はモッテコイの状態にある。。。
11巣、総て、サテアンに入れるという訳にも行かない?
近隣の蜂狂さんで、種蜂:交尾蜂捕獲に挑戦してみたい方が居たら、1~2巣チャレンジしてみたらと思い、募集を提案したい!!!!
交尾蜂捕獲手法は、懇切丁寧に伝授する!


我と思わん方が居たらアクセスして頂きたい!!!  其処には、楽しい晩秋が待っているヨン!!!!!

参考までに・・・・・・
何れの巣も推定3~4㎏には仕上がって居ると思われる。 

     『 ウウ~~~ン? 』

2011-10-16 23:08:06 | Weblog
              


あれ程バクバク食っていた「キイジス」の食欲がピタッと止まった!!!  
  ?????     
4巣共同期化しているから尚更だ!
巣をバラして見れば直判る事だが、大所:秋子が一斉に繭化した為だろう? 大まか、察しが付く。
飼育「軍」もバクバク食い~食欲停滞を繰り返してきた。
面白い事に、飼育数が多くても少なくても同期化するから興味深い!

一昨日までの烏賊刺しやウグイ、鶏肝の食いっぷりはお見事だった! 取り分け、烏賊刺しが大好物で、足や皮まで喰い尽すから「軍」等とは、また、違う!!!
それが、昨日の雨降りを契機に食欲がガタ落ちした。
一般的に、雨降りの日は、肉食系タンパク源の摂取量は減り、砂糖水等の糖分系に頼る傾向がある・・・
夕方見ると、残し方が目立っていたので、矢張り、繭化が進んだのだろう!と、察しが付く。

砂糖水を飲んでいる光景は、なんとも微笑ましい! お尻振りフリ!!!ヘコヘコさせながら腹部中腸に入れ巣に運ぶ。 これが、このサテアンでは、「キイジス」一辺倒だから何とも言えない可愛らしさを覚える・・・    
添付画像をご覧頂きたい! 例によってクリックすると大型画面になる。

そして、そっと飼育箱の蓋を上げて見ると、新女王蜂待機群がワヤや箱周辺部に留まり一端の熟成をしている・・・ 一般的には、中々、見られない光景だ!
この熟成女王蜂が最高潮に達している・・・
昨日等は、雨にも拘らず、随分、沢山の交尾風景を見た。 過って、雨降りの日に暖房を焚いてやると交尾する光景を見たが、今、暖房時期でもないので、気温が上がれば、温室内ではこんな行動に出るのだろう・・・
未だ、気温が高いので、交尾女王蜂の回収はしていないが、交尾済の女王蜂は、クシャクシャ新聞紙の中で休眠態勢を採って居る筈だ! 気温が下がってくれば、徐々に、捕獲を開始したい・・・
今、捕獲してもイイのだが、余りにも気温が高いので、捕獲中にペットボトル内でバァ~バァ~やり、体力を消耗してしまう! これを恐れて、敢えて、遅らせている・・・

今日は、気温が上がり、9時の時点には交尾風景が彼方此方で見られた。
出入り口からも出立する女王蜂や雄蜂を拝見している・・・    



     『 “旅立ち“予備軍!!! 』

2011-10-15 23:57:44 | Weblog
             


昨夜から雨になった。
夜半になって強くなり出したが、朝方まで続いていた。
風も強く、今日、一日は、ズッと家に居て日頃出来なんで居る雑仕事をこなした。 偶には、こんな時間を過ごすのも骨休みになりイイもんだ。
朝方、婆の東京行きのタクシーを頼まれ、駅まで送った。 またまた、孫娘に遭いに行くのだとサ・・・

それから、合羽を着込んで完全武装でサテアンに入る・・・
サテアンには移送に成功した「キイジス」4巣が入れられて居る!!! 推定重量2~3㎏に生育している「キイジス」の通いは、従来の通いに戻り大変な騒ぎになっている。 最近、自然餌から砂糖水、烏賊刺し、鶏肝、ウグイ等に切り替えられた「キイジス」は、最初、戸惑っていたようだが、今では完全に訓化され、サテアン室内で給餌、そして、交尾蜂を産出している・・・
今日は、朝から雨がショボショボ降り続いて居たが、サテアン内はナンノソノ!上天気と変わらず、サテアン天井で幾つものカップルが次々と成立、大変な騒ぎだった。 交尾は、大まか、天気に関わらず、このような環境下では、9時半位から始まり、2時位まで続く!!! それはそれは壮観なモノである。
今日は、合羽を着て、交尾の撮影をしたが、10分と経たない内に蒸れ蒸れになり、汗だく!!! 耐え切れず外に出た。 多くの働き蜂が纏わり付くので(攻撃ではないが・・・)、否応なしに安全サイドに装備して合羽を着る。 これが、汗の元になる。 丁度、「生掘り」と同じだ!

今日は、マクロレンズを使っての撮影。
素晴らしい交尾画像が撮れた。 Top画像は、その内の一つ!
多分、このような画像は、此処だけしか撮れていないだろう? 老い耄れ自慢の作品だ!!!  留まり木には、育成しているセッコク(長生蘭)に登場して貰った。 余り自然体ではないが、サテアン内という事では、意義がある・・・
その内に色々と工夫して見たい?
今日、雨にも拘らず、バタバタの交尾!!!!! 今が最盛期であるのかも知れない? 山行きをして居なければ、もっと詳しい観察が出来ているのが・・・   
興味のある方は、拝観料無料で提供するので、是非、「キイジス」の交尾を観察しに来て欲しい・・・

そしてソシテ、好奇心は、更に、高まる。
飼育箱の内検を!!!!!
ドクちゃんであれば、多分、巣箱をヒックリ返し、ワヤを切り開き、内部まで見ているだろうが、y:老い耄れは、そこまではしない!
飼育箱の蓋を開け、そっと、覗いて見ている。 そして、そこから見えて来る者は、“旅立ち”予備軍:女王蜂の群(むれ)、群・・・、群!!! このような事は、小規模だったが、昨年、発見した。
今年は、4巣共大群に生育しているので、その光景は見応えがある!!!
此処に画像を添付して置くので、画像クリック大画面で見て頂きたい!
巣内で働き蜂や幼虫から栄養交換で貰った養分をシッカリ貯め込んだ新女王蜂は、越冬に十分な、体内脂肪:グリコーゲンを貯め込み態勢が整うと、こうして、ワヤの外に出て、旅立ちの日を待つ。 1~2日だろう? 熟成期間という事だろうか?
4箱共、こんな状況が、毎日、続くので、その数たるや推して知るべし・・・ 彼女等の生命力を知る喜びを感じる!!!
そして、小春日和の日を見計らい、旅立ちとなる・・・
偶々、サテアン内は、狭いので、結婚相手も、同様、ゴチャマンと居る!!! 結婚は、眼の前でバタバタ起る! ここでも、あっちで、そこでも・・・
老い耄れ爺、遣り甲斐の一つでもある、この光景を見るのが何よりの生甲斐!!! 昨今では、存在感も無くなったが、これが為に生きているようなものである・・・  

そして、働き蜂は、彼女等にセッセと砂糖水を運び、幼虫には、烏賊刺しや鶏肝、ウグイのタンパク源を運んででいる・・・ 明日、紹介しよう。

月末には、下火になり、流れは、「コバクロ」、「軍」へと移り変わって行く・・・

     『 五銭銅貨 と 巨大桶鉢・・・ 』

2011-10-15 07:13:08 | Weblog
              


『 銭銅貨 と 巨大桶鉢 』、もう、とっくに亡くなった親父:Shige爺様から教わった例えの言葉だ!
この所脚の衰えを避ける為3~4時間のお散歩:「スガレ追ひ」をしている・・・
10時半前後に家を出て3時近くには家の帰る事にしている。 お散歩は実質3時間にも満たない。 眉間(みけん)に打撲傷(あざ)を作ってから余り無理をしない事にしている。

或る日、「五銭銅貨」の巣を掘り上げた。
「五銭銅貨」とは超チンマイ巣の例えである。 この時期、径10㎝程の巣盤、たったの3枚だった。 勿論、下に巣盤は小さく、5㎝ソコソコ!!! これで居て立派な「軍」である。 博士が?が、働き蜂のお顔をキズミで拝見しているので間違いない!!! 
何故このような巣が今頃?と、疑いと自然界の不思議さで悶々としてくる・・・ 何かの事故で初期巣が潰れ、「二番巣」的な展開をして来たとしか思えない!
毎年、1~2個、このような巣に出会うが不思議さとガックリが同居して複雑な気持ちだ!
正確の所は、「ヘボ」ちゃん女王蜂に聞いて見るしか手はない・・・

一方、昨日は、直径50㎝もある「巨大桶鉢」の巣の出会う事が出来た。
このような巣を蜂博士:ドクちゃん、「コバクロ」と名付け、常識的な「軍」と区分けしその差を証明(あか)そうと巨大な資金を投入して大阪大学・医学部の先生にお願いしてDNA鑑定までしたと聞いている。
見た目は区分けし難いが、明らかに別種である事が証明されている。
晩秋の働き蜂は、胴体部がやや長く、羽音はブブブッと低音の響き、別格の飛翔力を持ち、超上空を飛行している。 巣から出た蜂は、水平姿勢を保ちながら50~70°の角度で高度10~20mの高さに上がり水平飛行に入り、ここぞ!と、いう所で餌取りや巣材採集に入る・・・
「コバクロ」総てが、皆、巨大巣になるという事はなく、バラツキがある。 だが、超巨大巣になる資質を持っているという事は言える。
昨日は、午後から雨という予報が出されていた。
近場で2~3時間のお散歩を想定して11時近く家を出た。 当地は、天気の変わり目は風が強く、南風が吹く。 今にも雨が降り出しそう! 林内は薄暗い。
冷たい(つべたい)餌にパラパラとヘボちゃんが付いた。 飛ばすが、折からの南風に煽られ、巧く飛んでくれない。 だが、方角は採れた。
餌を転々と渡り歩く。 偶々、飛んだ方角に餌が播かれていた。
そこで飛ばすと、高度10数mの高さを渓谷方向に飛んで杉林の先で消えた。 だが、そこから左に振って、渓谷の壁に落ちて行くように見えた。   
モシヤ?    
2回目、その界隈まで持って出た。
結果は、何の事はない。 目の前に落ちた。 胸丈もある熊笹から噴き上がっていた。 これが、今年、最高の通い!!!
渓谷の淵で、下からは見えない。 横から渓谷に落ちないよう、恐る恐る覗き込む。 ブンブンの通い! 同時に10~20匹の外勤蜂が落ち込む。
動物が、掘り出したらしく、入口の周りは、かなり穿られていた。 そして、通い穴は3か所。
かなり難解な燻しになる!!!

燻しに掛る。
出入口も3か所。 煙幕の焚き方が難しい! 
通いの少ない方に煙を入れる。 間髪を置かず、メインの出入り口に煙幕を突っ込む。 だが、帰り蜂で、出入り口近傍は黒集の蜂蜂、蜂!!!!!! 物凄い数だ。
コリャァ~~、デケーぞ? 
蜂数の多さにややウロタエ出す!!! 慌てて、檜の枝を切り、頭の上に置くが、何の役にも立たない!
熊笹の根を切ると巣盤の上が顔を出した。 土を退けると、「生だ!!!」  攻撃蜂がムクレ上がって来た。
ヤバイな!!!
花火を用意する。 ビニールも用意。 先ず、外勤蜂に煙幕をくれるが、空中では何ら役に立たない!  奴豪い数だ。
未だ、生だ!!!
正直、ウロタエタ!!!
もう一発煙幕を、同様、噛ます!!!
外勤蜂は増える一方!
リュックに用意している花火は、もう無い!
またまた、掘り出したが、花火は、全然、効いて居ない!!!
勇気を持って掘るしかない!!!!!!!

生だったが、引っ張り出した。 が、引っ張り出せるような代物ではなかった。
上側は、熊笹の根でガンと効いて居て開けない。 それでも2枚、3枚と引っ張り出した。 直径が50㎝もある超大物!!!
攻撃蜂は、生同然なおので襲いかかって来る。 物凄い攻撃だった。
その内にドスン!と音がして、何かが落ちた。 そこは、空洞で、直径40~50㎝もある穴が2~3m下まで開いていた!!!
この空間に吊る下っていたのか?
ガサ、ドスンと音がしたので、数枚の王台が、落ちたモノと思われる。 そんなモノを拾い上げる余裕はない! 慌て捲っていた!!!

リュックサックの場所に戻り、大きなビニール袋に収穫物うを入れる。 中は、ブンブン丸だ!
致し方なく、車まで戻り、煙幕を噛ます!
仏心を起こし、煙幕を少なめにした。
解体し出すと、これ、また、生同然だった。 が、硫黄の匂いを嗅いでいるので、攻撃するような事はない。
大奮闘の末、どうにか収めることが出来たが、生まれ始めての大格闘となった!!!

正直の所、上手に掘り上げ、50㎝版をお見せしたい所であったが、場所と空洞法螺穴という事があり、花火が効かず超難航! 壊れてしまった。
それにして、記憶に残る超大物だった!
ガサ!、ドスンの音?なんだったんだろう?
王台がタッタ2枚しかなかったので、1~2枚は落ちたのだろう? そして、もう2週間置くと4~5kg近い自然巣に展開していただろう?

正直の所、こういう巣は、残して、種蜂にしたい! 「収穫の喜び」と「罪の責念」が入り交じり複雑な気持ちだった!!! 
生涯でも記憶に残る奮戦だった。

夜間の作業は、夜中の1時まで続いた…      

     『 今秋、最高の巨大巣! 』

2011-10-13 23:15:10 | Weblog
             


今秋、最大の巨大巣を掘り上げた!!!
ピンク蜂を追いながらの事である。
更に更に先に飛ぶヘボちゃんが居た! 実は、コイツと勘違い、早合点してQC手法に秀でた?老い耄れ爺、頭の中がパニック状態になり掛けていた。 そんなに飛ぶ訳はないのだが?
でも、飛ばして見ると、綺麗に間伐された唐松、松林をグングンと下って行く・・・ 100mは視界が効く! 500m先の尾根壁と読んだ!
この日は、脚力の限界を感じていたので、後日!と、・・・
それが、一昨日の話である。

間伐作業に切り開いたと思われる山道をてくてく登って行く・・・
山道は、途中で終わっていた。
ここぞ!と、思われる個所から餌撒きをする。 そして、間伐材を避けながら尾根の頂上まで登る。 そこで、イッペ~遣りながら時間を採る。 何時ものパターンだ!
飲んだり食べたりしているともう付いた!
飛ばすとやや斜め方向へ高度20~30mを採り下って行く・・・ 先程餌を撒いて来た方角ドンピシャリ! 冴え渡っている・・・   
下りながら餌を見ると、どの餌にも皆ゴッソリ付いている・・・ そして、飛ばすと、皆、同じ方角に飛ぶ・・・
実は、ここで、また、早合点をする・・・
尾根壁の登るヘボちゃんを深追いし過ぎた! 高さにして30~40mの尾根。
尾根下の山道は、途中で終わり、深い熊笹! この界隈には、ヘボちゃんは付かない! 巣から出たヘボちゃんは、この低地を飛び越えているのだ!!! この論法は、明日でも解説したい!!!
それから悪戦苦闘が始まる。
尾根に登る。 熊笹の尾根。嬉しい事に獣道があった。 老い耄れは、深山に入った時、獣道を使う! フンズケられている事、等高線状に道を開けてあるからだ・・・
尾根まで這いあがるが、そこは見通しが立たない難所。 でも、ここに登って来ているヘボちゃんが居るのだからここで戦うしかない!
しかし、しかしだ!!! この延長路線のヘボちゃんは付かなかった。   
??????
何故か判らない!
暫く巡回していると僅かだが2匹付いた。
これをカラカウと、とんでもない方角に飛ぶ・・・ 更に、上に振っているのだ。
これに目を付け、2度目、20m程持って出た。
一寸迷ったらしく、20~30mの上空を行ったり来たり・・・ 迷っているのだ。 3回ほど繰り返し、30m程の唐松に留まった。そして、真っ逆さまに落ちて行く・・・
?????   
巣かな?
間伐材を避けながら少し下ると、   噴水のように噴き上がっている光羽根が見えて来た! 「通し」で判る・・・  こりゃァ~~~デケ~ゾ!!!    胸は高鳴る・・・
先日、Oさんと見付けた巣もイイ穴をしていたが、負けず劣らず!!!!!
前の日、鈴を付け「透かし」らしき仕種をしているオッちゃんを見て居てので、燻す事にした。
イヤァ~~~土目が最高!!! 真っ黒な黒土で邪魔する石コロ一つ無い! 50㎝掘った。
奥行きもある・・・ 案の定デカイ! 最大直径30㎝もある巨大巣。 棚数10枚でどれも満タン状態。 王台が4枚もあった。
多分、この巣は、この儘ホオッテ置けば、王台6~7枚にするだろう・・・
ズシリと手応えがあった。
持った感じで3㎏は堅いと踏んだ!(4日置きに鶏肝2㎏を買っているので、重さの見当は、大凡、判る・・・)

ルンルン気分で帰り仕度をする・・・
老い耄れの「スガレ追ひ」は、4~5時間と決めている。。。 ヘボが付かなければ止めるし、時間が来れば止めて居る至って慾の無い呆け防止の運動である・・・
収穫物を左手に持ったり、右手に持ったり手応えのある収穫物を大事に吊るす…
西山の夕焼けが厭に綺麗だった・・・

サッカーを見ながら蜂の子抜き・・・ 
処理するのに夜中の2時まで掛った・・・  収穫も嬉しいが、これが大変な作業!!! 土やゴミを払い、丁寧に抜いて行くので時間が掛る・・・   でも、鬼面児さんとの約束が実現出来たのでホッとしている・・・ 浪速の花師匠さん、喜んで貰えるかな?
そして、色々な方がこの収穫物で潤う・・・弟のNoriさん、Akiさんに、Hujiwaraさんのも居る…、10人は「獲り立ての蜂の子」で潤うだろう・・・