『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 徒長について考える・・・ 』

2010-12-13 00:01:37 | Weblog
              


柿の木が巨木になったのには驚いた! 幹回りが30cmにもなった。
幹回りが太るに連れ木の樹勢が付いて来た。 もう5~6年経つだろうか?家のメンテナンスをしている時バッサリ切って貰った。
かなり思い切った剪定だったので、芽が吹くか?心配したが、心配するまでもなく新芽がバンバン吹いて来た・・・ 当年の実の成り方はなかったが、翌年、そこから吹いた徒長子に実がなったのは言うまでもない。「
そこからのヒコバエ:徒長子が、年々、大きくなり、空を覆うばかりになった。 さァ~大変!!! 徒長子が、隣の屋敷に入り込むようになる。 そして、これにアメリカシロヒトリ」が集る!!! 事の他好物のようだ!!! 徒長子が10数mの天空まで伸びるようになり、老い耄れには手が負えなくなった。 このテッペン近傍に「アメリカシロヒトリ」が集まるからさァ~大変!!! そして、ここで剥けるようになる!!!
その内に近所から苦情が舞い込むようになる・・・
夏場、2日掛りで、「アメリカシロヒトリ」の退治を兼ねて、剪定するものの、葉が多いので用意の沙汰ではなかった。

こんな経緯があり、今、柿の木の剪定作業をしているのである。
木の上に登り、四方八方に伸びた幹に掴まり、枝切りをするが、何と、この徒長子が7~8mにも及ぶので、さァ~大変だ!
今日で、剪定作業を2日間やった。 そして枝の処理!!! 50cm程の束にしてゴミ収集車へ出す予定・・・
こんな作業を終日やった。 当然、鋸の使い方がプロ並みになる。 ヘボちゃんの生掘り時使用にと、ダイヤモンド鑢で研いであるからシャッシャッと切れる! お他人様が見れば、随分危なっかしい作業をしているが、当人にしてみれば、真剣そのものである!!!
一度剪定作業に入ると、剪定枝で身動きが取れない! 仕方なく、枝の整理をする!!! この束が50束にもなった。 そして、まだまだ、作業が残っている。
100束近くになるだろうと踏んでいる! 奴豪い数だ!!!

御存知の方、多いだろうが、強剪定すると、ヒコバエ:徒長子の伸びは早く、図太くなる! これを数年放置しようものなら、7~8mは、優に伸び、手の施しようがない! 闊葉樹は、皆、こういう性質を持っている。
「榛(はん)の木」と、言う木を御存知だろうか?
yが子供の頃、多くの農家は、田圃の脇にハンノキ林を持っていて、榛の木の徒長子を刈り込み、これを田圃に入れ、有機肥料としてきた・・・ だから、田圃の脇にあるハンノキ林は、幹が太く、幹からヤボイ:徒長子が伸びていた。
関東平野に行くと、「藪オヤジ」と言う楢の木林がある・・・ 里山の一角を担っているのだ。 これも地上1m位の個所から切り、そこからヒコバエを出させ、これを薪にするという風習があった。 原理は、皆、同じだ!
強剪定し、その箇所からヒコバエ:徒長子を出させ、これを薪やシイタケの原木にすると、いうモノだ!
我家の柿の木は、丁度、ハンノキや楢の「藪オヤジ」見たいに伸びて居た・・・
徒長子の手入れは、毎年しないと、大変な事になる。

今日の作業は、こんな事を思い出しながらの作業だった。
断わっておくが、松は、生長点が松葉の間にあるので、このような徒長子にはならない! 木に依って、マチマチだ!  木の習性を知っていると、色々な試みが体験できる・・・   
それにしても奴豪い量の剪定枝だった! ア~~~、疲れた!

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