『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “ヘボ”の顔・・・ 』

2009-12-11 09:11:12 | Weblog
              


Top画像、昨日の撮りたてのホヤホヤだ!!!    
今まで何百枚、何千枚と“ヘボ”の交尾画像を撮って来たが、このような画像は中々撮れなかった! と言うより、モデルさんが動き回るので撮れない!と、言う方が当たっているだろう・・・ それ程貴重な画像だ!!! だから、内心得たり!!!と、ほくそ笑んだ。
正直、更に、絶品の画像があるが、これは、またの機会にお見せしたいと思っている。 何時の事やら?

この画像を見ていると色々な事が判って来る!!!
不可能な事だが、これに「働き蜂」が、重なればどんなにかイイだろう?と、馬鹿な事を考える・・・
女王蜂と雄蜂を同時に見る事は、中々、出来ない。だから、両者を比較検討するのに都合がいい。
両者とも、実に、いい顔をしている!!!!!    
誰が見ても判る事は、
錨型の鼻紋、顔形、髭?:触覚の張り具合、それに触覚の節の数と雄蜂に見られる白い紋(極楽紋と名付けた)、頭部の剛毛の数等々直ぐ様読み取れる。

これを表にしてみよう・・・

             女王蜂           雄蜂
錨型の鼻紋      所謂錨型で太い     非常に細く、個体差が大きい
触覚の張り      太く、堂々としている   細く、弓なりにシナヤカ
触覚の節       12節            13節
節に現れる紋     紋様無し          第2節にハッキリした白い紋様が!
頭部の剛毛      有るには有るが…     剛毛の中に顔が!!!

ザックリこの違いが見受けられる。 中でも気になるのが、
①触覚の節の数の違い、②雄の第2節(附節)に存在する白い紋様が何を意味するか?、③頭部を始め体全体の剛毛(感覚肢)数の差 である・・・
他の昆虫にも種によって色々な差が認められるが、似たり寄ったり。 明々白々の差がある!!!
どの昆虫でもそうだが、雄に顕著な特徴が現れる。 老い耄れなり気に考えてみた。 それは、
異性つまり、雌を射止めんが為に発達して器官ではないか?と・・・
面白い事に、多少の例外はあるが、雄の触覚の節は、大方、13節である。そして、種によって違うが、触覚には特徴的な感覚肢:剛毛が生えている。 面白い事に、蛾や甲虫にこの差が大きく見られる。
“ヘボ”ちゃんの雄は?と言うと、第2節(附節)に白い紋様がハッキリ現われている。 これが何を意味しているか?、掴み切れていない。。。 異性感知の役目を果たしているのでは?と、考えるのは老い耄れの考え過ぎだろうか?
そして、“ヘボ”ちゃんの場合、「軍」であれ、「キイジス」であれ、はたまた「ピンコロ」であれ、雄蜂は、体中に夥しい剛毛が生えている!!! これは、取りも直さず、異性を感知する為の感覚肢そのものだろう!!!

それにしても、この画像を見ていると、色々な事を教授させてくれる!!!!!   そういう意味でも,この画像は,貴重な画像だと自負している・・・

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3 コメント

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熊蜂? (村夫子BUN)
2009-12-12 00:22:39
この写真の事ですね。
グレの剛毛に驚きました。
女王が居なかったらヘボに見えないかも…。
しかし、いい写真ですねえ。
グズグズだらしないイメージのグレが精悍で、女王は優しく見えます。
グレが「どうだ!」って言ってるかも。
グレも、やる時はやるもんですね。ムムッ!
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毛ムクジャラ!!! (極トン爺)
2009-12-12 10:03:56
雄蜂の毛深さには驚かされます!!!  
触覚を含め女王蜂を感知する為のセンサー:感覚肢の多さに驚く。
触覚の第2節:附節の縞模様理解しましたか? この縞模様の為、雄蜂は、より白い顔に見えます。
この紋様何の為に付けているのだろう?  
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日々勉強ですが… (村夫子BUN)
2009-12-12 15:01:09
触覚が13節の事、縞模様の事…私の個体に関する知識の殆んどは極トンさんや美濃屋さんです。
今日又、剛毛が感覚肢である事を知りました。
飼育歴6年の私には、「秋のヘボは毛深い」としか映っていませんでした。
しかし雄の寿命から考えれば彼が持っている機能は交尾の為その一点にあり、その他の機能はあっても退化しているだろう事は想像に難くありません。
昨日は美濃屋さんのページでも、越冬中の体重減少や女王の行動等学ばせて戴きました。
日々勉強ですが、このバカ頭では…。
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