『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “ストーレジ”について考える! 』

2011-05-09 20:58:32 | Weblog
                 


もう四半世紀も前の話になるが、「ストーレジ」:フロッピーディスク:FDDの事業に携わった事があった。
開発から製造~販売までを一手に!!! 開発部門が、先行大手のディスクを分析・解析、このプロートタイプを造り事業化しよう!と、いう試みだった。 漸く、パソコンが世の中に出始め、今にして思えばチャンチャラ可笑しい程のパソコン!!! これに載せるフロッピーディスクだった。
元来メカ屋だったyにしてみればかなりハードルの高い商品造りだった。
出来上がって見れば弁当箱みたいなものだが、ヘッド回りは1/1000㎜単位の精度を要するかなり厄介な商品!!! オマケニ、メディヤと称するフロッピー・ディスクは、頼りないプラスチックのシート! 精度を要求するには、何とも心許ないメディヤを相手にしなければならない!
商品の主体は、1MBが普及品で、ハイクラスと言えば2MBだった。 そして、この2MBを造り出すのは至難の技だった!
至難の主たる原因は、メディヤにあった。 プラスチック・シートに磁粉を吹き付け、これを研磨したもの! コイツをヘッドでハード・コンタクトするのだから溜まったものではない! 経時変化で、当然、磁粉が出る。 これを擦り捲るのだから信頼性確保は至難の業!!! でも、当時、これしかハイ・レベルのストーレッジは無かった。 しかも、5インチの時代。

我社は、後発! 先発メーカーに差を付けるには、より小型化したフロッピーの開発が要求された。 3-1/2タイプの超小型版だった。
この開発は早かった。 Sony と、当社の他は、かなり遅れていた。 Sony とタイアップして売り込もう!なんていう試みも講じられた。 それでも、厄介な事に、パソコン・メーカーは、互換性の関係で、新商品には、中々、乗り移ろうとしなかった。 これが、当時の趨勢!!!
依って、ハード・ディスク:HDDに移り変わるのは、まだまだ、先の話!!!
そして、5㌅→3-1/2㌅ の HDD 時代は、更に、遅れる事10年は掛っただろうか? その頃は、この担当から外れていたので詳細記憶はない・・・

価格でいえば、5㌅のFDD が、工場出荷で @20000円もしていた時代。 HDD ともなると何おか況や!!! 言うなれば高価な商品だった!!!

   それがソレガ!!!!!    

yのパソコンには、HDD が、4台、それに携帯用HDDが2台ブラ下って居る!
一応のコード化してバックアップに入れて来たが、昨今の画像収集でシッチャカメッチャカ! パソコンも1台は、取り込み過ぎでアップアップしている。 明らかに、オーバーヒート気味だ!!!!!
正月から何とかしなっくちゃァ~!と、気にしてきた・・・
昨日、思い切って HDD 2TB と言う、超大容量の代物を仕入れて来た。 価格、何と、@7980円也!!!
安くなったもんだ!!! 消費者にとっては有り難いが、これではメーカーさんが可哀相! と、言うより気の毒!!!   
四半世紀前の苦闘を熟知して居るので、痛い程、よく、判る!!!
でも、これが、今世の実態だ!
HDD の主要メーカー、IBMHitachi が撤退して行くのが、痛い程解る!!! 聞く所に依ると、シーゲート等世界の主要メーカーに集約されたようだ。 
激しく、そして、厳しい、時代に入った。
でも、老い耄れにとって、シッチャカメッチャカの収録を 2TB HDD に安全録画、そして、幾らかの知恵を絞って3本のバックアップ収録に挑んで居る・・・これだけの安全パイを講じておけば、これから何が起ころうとも、先ずは、安全に画像や駄洒落随想が曳き出せるだろう!
日頃、気にしていた仕事だ!
こんな事が気楽に出来るのも、安くなったストーレジ:HDD のお陰である。
これから、TV や パソコン HDD の需要が一層進むだろう!!! 技術革新の凄まじさを肌で感じた昨日、今日である・・・      
更に、言うなら、HDD メーカーさんに「天晴れ!」と、讃えたい!!!