『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 足助の準ヘボ・サミット・・・ 』

2009-11-15 21:30:24 | Weblog
              


足助の準ヘボ・サミットに行ってきた。
老い耄れ爺の早起きは辛い!!! 辛いが、遠隔地に出掛けるには早起きせざるをえない。 暗い内からサテアンの“ヘボ”ちゃん達に砂糖水を与える。
7時、美濃屋さん、Chiakiさん親子、Amemiyaさんが迎えに来てくれた。 「和尚は?」と聞くと、『風邪を拗らせたらしく、寝ている!』と、言う・・・
yを含め5人で高速で、一路、足助町に向かう。 今日は天気がいいと言われていたが、朝の内だけで、薄ら寒い日になってしまった。

滔々と流れる阿智川の岸辺で『透かし(通し)』をしながら朝飯をホホバる…
清々しい朝! 朝飯は美味かった。
道中は、駄洒落を入れながらのヘボ談義が続く・・・ 和尚さんが居ればもっと湧いただろう! 和尚が仮面ライダーに追いかけられ、面目を潰した蜂談義が話題になった。 ハハハッ・・・  猿も木から落ちる!!!と、言う訳!

久し振りに走る三州街道!!! 自然の豊かな山脈を信州から遠州に抜ける峠である。
足助詣でを5~6回してきた。 この街道は蛍のケツだ! 9時半、一発で目的地に着いた。 其処には、夥しい数の車が田舎道を塞いでいた。 推定400人は集まっていただろうか?
会場にはおでん、ヘボ・五平餅、酒・ビール、ヘボの本、オオスズメバチの焼酎、ヘボ煎餅等々が並び、オジちゃんオバちゃんが声高らかに売り捲り、大勢の行列が出来ていた…
お寺の本堂の横では、役員の皆さんが、煙幕を使い75巣を次々と燻していた。。。
75巣の出展!凄い数である!!!
足助の旧知の皆さんに挨拶をする。 連合会の今井会長、足助町の安藤会長、野中教授、久し振りに再開したドクちゃん事、安藤博士、近ちゃん、付知の高橋会長夫妻、小川会長、それにこのブログでお馴染みとなったBunさんともお会い出来た。 そして、ツノル話を…  皆さん元気だ!    
“ヘボ”コンテストは、お馴染みの風景だが、お寺の境内でやるというのが奥ゆかしい!!! 境内には樹齢数百年の杉があり、会場を一層引き立てていた。
こんな事を書いては申し訳ないが、yは、ヘボ・コンテスト其の物には余り興味がない! 巨大巣が、次々、燻され、殺虫煙幕で死んでいく“ヘボ”ちゃんが、モゴクてならないからである… この何分の一かでも野山に放してやれば!!!!!、と、ついつい、“ヘボ”ちゃんの味方をしてしまう。
詳細結果は、足助ヘボ愛好会側に譲るとして、蜂飼い一年生が、6.2㎏、5.3㎏という巣を叩き出した所に脅威を覚えた。 スゲ~~~!
?????
何故だろう?
答えた瞬時に分かった!!! ドクちゃんの弟子達で、上位3人が、総て、独占した事だ。 ドクちゃんの知恵の塊そのものだ!

この件(くだり)が興味深い!!!
近々、「コバクロ研究会』を発足させ、更なる目標を掲げ、コナシテ行くという・・・ この仲間のユニークさは、指導者も然る事ながら、巣箱調達係、新鮮な地鶏肝調達係、持ち主山との蜂追い交渉係、蜂の子買い取り係、等々、ビジネスとしてサイクルが閉じた集団を結成し、村興し、町興しを考えている所に興味を覚えた。 10年程前、yも考え、県の企業局に提案した事があったが、体良くアシラワレ、不問に付した事があった企画と同じだったからである。
ここに焦点を当てた事に、共感を覚えた。    

そして、午後、美濃屋さんの「営巣初期に於ける“ヘボ”ちゃんの習性と強制営巣への道』という趣旨の講演であった。
自前のオーバーヘッド・プロジェクターを使って、手際よく纏められた資料を判り易く話されていた… その内に、この内容は、美濃屋さんのHPで公開されるかも知れない? 是非、紹介して欲しいものである。 それだけ価値ある講演だった!!!       それにしても美濃屋のパソコン操作術には驚かされた。 流石、エンジニーヤー!!!、総てにその片鱗が垣間見られた! 

講演終了後、ドクちゃんの計らいで、蜂の子買い取り屋のお店に行き、飼育状況視察、蜂の子丼を囲んで、“ヘボ談義”が行われた。 野中教授も加わり、ドクちゃん節を聞きながら、蜂の子丼を頬ばった。 中々の味だ!
一貫した『蜂の子ビジネス』には、恐れ入った。 流石、ドクちゃん。 この流れは、村興し、町興しにピタリの商いで、成功を祈らざるにはいられなかった。
注目すべき点は、町の間伐材を使って飼育箱を格安に作り、広く販売も予定されているという・・・ 中々の出来栄えで、一票を投じたい。 今、手元に画像が無いので、近日中に紹介したいと思っている。 これ、yのお気に入りの仕様である。
先日も書いたが、貴重な税金を湯水の如く使う何処かの国の役人達と違い、   ここには生きた、頭を使った創造の世界が垣間見えた!   

今回の足助詣で、多くの人と行き合え、語り会え、衝撃的なヒントを貰えた旅だった。
ややもすると、何だ、蜂狂野郎!碌な事もしねぇ~~~癖に!と、揶揄されがちだが、ドッコイ、そこには、村興しの原点が芽生えていた!!!
頑張れ「コバクロ研究会」!!!   
  こういう、発想好きだだなァ~~~