約束の総括も書かなければならないが、次々とハプニングが起きるので、どうしても此方が優先してしまう?
今夜は、給餌飼育と給餌無し自然飼育?の差を書いてみたい。
給餌飼育 給餌無し自然飼育? 一体どういう事だ? それは読んで字の如くである!!!
・給餌飼育 : 移植後、家で毎日、鶏肝、烏賊、赤魚、砂糖水等フンダンに与え、人工餌主体の飼育をする。
・給餌無し自然飼育 : 飼育箱では飼うが、餌は、自然界から取らせる。
後者が飼育と言えるか?どうか、議論の分かれる所ではあるが、飼育箱で飼うので、此処では、一応、飼育として扱う。
言うまでもなく、後者は、飼育箱に黒土を入れ、山の涼しい森に放置する。 森は、針葉樹もあるが大半は闊葉樹で覆われた深い森である。
先日、山から下ろし、ガラ温:myサテアンに入れた。 サテアンは、イワチドリや長生蘭等を栽培しているガラス温室。
やや長距離輸送も手伝ったが、サテアンに入れると振動等で、大分、興奮していた。 底板を縛るロープが不十分という事もあり、サテアンに入れると底板の隙間から逃げ出した働き蜂が居た。 一瞬、ヤバイ!と、思ったが、後の祭り!!!
翌朝、閉鎖空間、ガラ温に出た働き蜂は右往左往して大騒ぎだった。 勿論、餌は前の晩から鶏肝、赤魚、烏賊、それに砂糖水を与えておいた。
餌には、眼もくれず、ガラ温内を右往左往するのみ・・・ 徐々にではあるが、砂糖水に付き出した…が、yのイメージする喰い付きでは無かった。
右往左往する働き蜂は、その内に死ぬものも出始めた!
ヤバイ!やばい!!・・・ヤバイ!!! 交尾蜂捕獲20000匹プロジェクトが崩れるではないか? 正直、青くなった。
燻そうか?迷いも生じた位である。 働き手が居なく、幼虫や蛹が腐ると異様な臭いを発する! これを嫌ったからである。
でも、駄目元で我慢した。 その内にポツリポツリ、通い出し、鶏肝や赤魚、烏賊等も齧るし、砂糖水の味を覚え、アッという間に飲み干すようになった!
ここまで来るのに3~4日掛ってしまった。
ウウ~~~ン? 予想外の出来事である。 この移動作業が10/31。。。
11/4、4日遅れで、家の「コバクロ」を8巣、第1、2サテアンに、夫々、3巣、5巣入れる。 第1サテアンには、山の「コバクロ」がすでに3巣入れてある・・・
近い事もあり、底板を止めるロープを二重にした事も手伝い、完璧な移動が出来たが、巣箱内はパニクッテいた!!! 聞こえてくる轟音で判る。
パニクリが収まるまで、出入り口の栓:ボッチや上蓋のテープを外すのを遅らせた。
翌朝どうだろう?
ガラ温内で右往左往する働き蜂もかなり居たが、多くは、鶏肝、赤魚・烏賊等齧り捲り、砂糖水には黒山の鉢団子が出来て居た!!! 驚く事に、昨日、今日、砂糖水を5リットルも飲んでいる・・・ 中々、逞しい!
この差は一体何だろう?
長い事飼い慣らされた給餌と自然界から厳しい餌取りを余儀なくされ、人工餌に不慣れの差と見た?
交尾蜂捕獲の為、このようにガラ温内に入れるにしてもこの落差は大きい!!!!!なぜ、大きいか? 一時でも餌不足を来すと、交尾蜂:女王蜂と雄蜂の栄養不足に影響を及ぼすからである。 これは、女王蜂の休眠期間中の栄養分不足による翌春先の死を意味している!!!
山の飼育場から入れ込んだ3巣、今では、応援部隊の3巣の餌取り合戦という影響と餌慣れで何とか回復したが、一時は、ドキドキものだった。
この分析は、「何だ!」と、思われる節もあるだろうが、閉鎖空間:ガラ温への移送という手法を採る限り、極めて重要なキーポイントで、多くの蜂狂にとって参考になるだろう?
其処で思った!!!!!
来年は、山から移す場合、家の庭先で、1~2週間、餌に慣れさせ、ガラ温に入れよう!と・・・
yの場合、「キイジス」の交尾蜂捕獲手法を完成させたいという夢があるので、このプロセスは、避けて通れない術(すべ)である!!!
付け加えるなら、今日等、両サテアンは結婚ラッシュ!、 常時、10数組のカップルを見た。 数百のカップルが誕生した事だろう・・・ 今、クシャクシャ新聞紙の中で昏々と眠っている