毎年の事であるが、赤松の緑摘みをしていると必ず「アシナガ蜂」の初期創巣巣を見付ける!!!
ご多分に漏れず、今日も見付けられた。
芽摘みやヒネっ葉を取る度巣は揺れるのだが、「アシナガ蜂」は、攻撃するでもなく、飛び去るでもなく、必死に巣を守っている・・・
見ていて、本当に可愛いと思った!!!
今日の題材にもってこいの画像である。。。
狩り蜂の仲間は、「アシナガ蜂」を除けば、一般にスズメバチ類は、必ず、巣盤を守るためのワヤを形成している。
「オオスズメバチ」と雖もワヤを形成している。
が、しかし、備に観察すると、「オオスズメバチ」「チャイロスズメバチ」「モンスズメバチ」等は、ワヤの底辺部が解放されている。 詰り、巣盤の一番下の棚は、露出しているのである。俗に、オープン・タイプである。
一方、「ヘボ族」「キイロスズメバチ」「キオビホウナガスズメバチ」等は、ワヤが閉じていて、露出部はない!!!
これは、何の違いだろうか?
過って、蜂仲間で議論した事があった。大方の蜂狂で一致した見解は、「俺達は、強いんだゾ~~~、掛って来るなら何時でも掛かって来い!!!」 と、言うのは、「オオスズメバチ」を筆頭とする大型の強力スズメバチ軍団である。
一方、「ヘボ」ちゃん、「アカンバチ」等はオドオドした所がある。で、長い間の知恵の蓄積で、クローズド・タイプにしたのでは?
では、「アシナガ蜂」は、どうだろう?
今日等、実に、オドオドしていた。増してや創巣初期の頃、支援部隊(働き蜂)がいる訳でもないので、それこそオトナシイ!!!
このようにか弱いハチンブクちゃんにも関わらず、ワヤ等作るでもなく、実に堂々としている。
「アシナガ蜂」は、何時、如何してこんな無防備な体制をとったのだろう?
これだけは、うまく説明が付かないのである…
それにしても多士済々、ハチンブクちゃんの世界である。だから、面白い!!!