今日は、“ヘボ”チャンの乗っ取り について考察してみたい・・・
『タカ研』の雑記帳を見ていると、
今年になって、生掘り時の発見として、通い穴の坑道で立て続けに“ヘボ”ちゃんの死骸発見が報じられている・・・
生掘り時、丁寧に掘り上げている証と、観察力の鋭さだろう!!!
実は、yも、昨年今頃、生掘り時、掘り始めると、巣穴の直ぐ脇に女王様が死んでいるのを発見した事がある。この時は、可笑しな所で死んでいるナァーくらいの感度しか持ち合わせていなかった。そして、それは死んだ間もない物だった。巣穴内でのバトルで、何れが死んだのか?子蜂に遣られ、運び出されたのか?定かではないが、それに近い事が起こっていたと見るのが順当だろうか?
Kanai師匠のレポートを見れば想像に難くない・・・
で、Kanaiレポートとは????
今年、Kanai師匠と付き合うようになり、目を見張るような吃驚仰天の『乗っ取り』話を聞いた・・・
女王蜂の蜂放から初期営巣までの生態について、師匠は、最も得意とする分野で、この観察と研究については、先ず、間違いなく第一人者であろう。。。
TVその他で、『チャイロスズメバチ』の乗っ取りについては、既に、報じられていて、『乗っ取り』と言えば『チャイロスズメバチ』の代名詞みたいになっていたのが常識化されていたように思う・・・ 思い違いだろうか?
Kanai師匠の観察に寄れば、“ヘボ”ちゃんを始め、スズメバチの世界で『乗っ取り』は、日常茶飯事、極く普通の出来事で、それほど珍しい現象ではない・・・、と言う・・・
面白い事に、『ピン』ちゃんは、どちらかと言うと早稲種!!! コイツが営巣し出す頃、『軍』ちゃんは、まだ、営巣時期を迎えていない!!!言ってみれば晩生種だ!!!
暫くすると、『軍』ちゃんも営巣時期を迎える。
この頃、『乗っ取り』が頻繁に行なわれる!!!
決まって、『ピン』ちゃんの女王蜂がヤラレルと言う・・・
でも、子蜂が剥け出し、3匹になると、『軍』ちゃんの女王蜂が『乗っ取り』を企てても、3匹の子蜂の方が強く、『軍』の女王蜂を噛み殺すそうだ!!!
触覚や脚は、食い千切られ、腹も真っ二つになるケースが多いと言う・・・
勿論、『軍』同士の間でも、『乗っ取り』は常態化されていて、そう珍しい事でもなさそうだ!
面白い事に、ピンポン玉サイズを飼育し出すと、通い穴が明々白々になる。
我々ボンクラが見ても判るのだから、まして、穴探し専門職の“ヘボ”ちゃんにしてみれば、異とも簡単な事だろう・・・
先ず、間違いなく『乗っ取り』が行われると言う・・・
『ピン』と『軍』では『軍』の方が強いようだが、『軍』同士ではどちらが勝つか?時の運!!!!!気力があって、急所を先に噛み切った方が軍配を獲る事になる!!!
風林火山:川中島合戦、関が原の戦いのようなものだ!!!
こう言う、一連の話を聞き、驚きと、一種興奮に満ちたような感情を抱いた!
このようは習性を把握出来たのも、Kanai師匠が初期創巣の観察、研究をし続けてきた賜物だろう・・・ 拍手を送りたい。
面白い事に、勝敗は、侵入者が勝ったのか否かは判らないが、一の巣穴に最高5匹の死骸がゴロゴロ転がっていた事があったと言う・・・
それは頭がチョン切れていたり、胴が真っ二つになっていたりで、それはそれは、無残な姿だった。その画像を見せて貰った。
また、営巣したピンポン玉サイズの中に、仲良く2匹の女王蜂が混在している画像も見る事が出来た。
一体全体、どいうコッタイ??? 珍事が起る!!!!!
その後、訪問していないが、今年は、どんなドラマが繰り広げられたであろうか?
気になる所である!!! 情報が欲しい!!!
今日の画像は、“オオスズメバチ”の昆虫酒場でのバトルを載せておこう! 『乗っ取り』は、このような生きるか死ぬかのバトルであろう?