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12月議会最終日

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今日で12月議会も終わり。

委員会付託された議案について、議会全体で採決をしていきます。

私は議案については賛成しましたが、一点、平成22年度一般会計補正予算のうち体育振興部の予算には賛成できないので、討論のときに意見を述べました。

*「賛成したけれど賛成できない」ってわかりにくですよね。ごめんなさい。
それは、このような理由です。
補正予算は一つだけの事業予算の場合もありますが、今回の一般会計の補正予算はいくつもの事業の予算が入っていました。その中で一つの事業予算が賛成できない場合は、その一つの事業予算分だけ減額修正の予算案を出す必要がありますが、一人の議員、一つの会派の議員が提案しても他の議員が賛成しない限り補正予算の減額修正案は通りません。
また、一つの事業の補正予算が反対だから補正予算すべてを反対すると、他の事業の補正予算も反対ということになります。

そこで、すいた市民自治として「補正予算については賛成するけれど、この一つの事業予算は先送りすることも含めて再検討していただきたい」という要望をしました。

以下、長くなりますが、意見は以下のpdfデータです。(実際に発言したときは、少し言葉を変えているところがあります)

議案第96号平成22年度吹田市一般会計補正予算(第4号)中保健体育総務費への意見

また、要約したものは以下の通りです。

議案第96号 平成22年度吹田市一般会計補正予算(第4号)中、保健体育総務費についての意見

1.これまで体育振興部としてテニスコート増設を計画しているということは聞いていなかったので、補正予算の調査委託料提案は唐突なものであった。

2.すでにテニスコート最大10面の増設は規定のこととして、市内のどこに増設するかを決めるための調査委託料100万円
いったい、増設することをどこで決まったのか。

3.「1箇所に10面ある全天候型テニスコートの設置要望」が市長及び教育長宛に吹田市体育協会から出されており、この要望は30年を超えるものなので、ぜひとも設置したいとの体育振興部の答弁。
しかし、逆から見れば、テニスコートを設置するよりも市民にとって必要な税金の使い道があったので30年を超えてもテニスコートが設置できなかったともいえる。

4.テニスコートを設置するには土地購入費や造成費を除いて、コート本体やコート照明やフェンスなどの付属設備を作るだけで1面あたり約1,000万円かかる。つまり10面新たに造るとなるとテニスコートだけで約1億円かかる。

5.今、ゼロクリア大作戦や事業仕分けで市民の生活、暮らしまで切り込んで経費削減、事業縮減しているのに対して、市民体育の向上とはいえ、こんなに予算がかかるものを造るかどうかを議会で審議することなく、とりあえず調査委託料ですから・・・というような安易な提案はありえない。

6.「吹田市第3次総合計画 実施計画 平成22年度(2010年度)~平成26年度(2014年度)」にも今回の事業計画は記載されていない。


7.今年度、吹田市は、地方交付税不交付団体から交付団体になった。財政難だからと弱い立場の方々への福祉予算も縮減しようかという行財政運営です。縮減する事業の対象者の方々に1億円以上かかろうかというテニスコート増設を説明し、ご理解を得ることができますか?
実施計画にも載っていない事業を福祉予算よりも優先する理由がわからない。

8.来年春には吹田市長選、市議選があり、来年度の当初予算はいわゆる骨格予算となるため基本として継続事業のみの予算提案となる。今年度の補正予算に調査委託料を上げたから、継続事業だとして来年度の当初予算に上げるつもりなのか?
なし崩し的な市財政運営では税金を払っている市民や事業者は溜まったものでない。

9.今回、補正予算の100万円の使い道が納得できないからといって、すべての補正予算を否定することはできませんので、とりあえず補正予算全体について賛成いたしますが、ぜひ、テニスコートの設置の必要性について、市全体の予算の中で、「住民の福祉の向上を図ることを基本とする」地方自治体として何が優先されるべきなのか?テニスコートなのかどうなのか?
事業バランスをよく見て、予算執行を先送りすることも含め、再度、検討しなおすことを強く要望する。


写真はお昼休みに行われたロビーコンサートの様子。クリスマスソングを演奏していましたよ。
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