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寄付によるまちづくり条例

3月議会のとき、個人質問の中で寄付条例(寄付の使い道を寄付者に選んでもらう。寄付の使い方を公表する)を提案しました。

ちょうど、月刊『ガバナンス』5月号をみていると、同様の条例が鶴ヶ島市で制定されたことが掲載されていました。

鶴ヶ島市「寄付によるまちづくり条例」を制定
○これまで一般会計で市の裁量で寄付金の使い道を決めていた

○今後は、寄付者が希望する事業に使うことにする

○市民、企業、市出身者の意向を反映した政策を実施することにより、個性豊かで活力あるまちづくりを目指すのがねらい

○指定できる事業は
1.未来を担う子どもたちを応援する事業
2.地域で支えあう健康・福祉のまちづくりのための事業
3.身近な緑の保全と地球温暖化防止のための事業
4.文化・芸術活動を振興するための事業
5.活力に満ちたまちづくりのための事業

○寄付金を適正に管理するため「寄付によるまちづくり基金」を設置。

○基金の運用状況は、毎年度終了後3カ月以内に市長が公表

とのことです。
私が3月議会で市が提案した「みんなで支えるまちづくり基金」の設置について、基金を設置するのであれば、寄付条例も作ってはどうか?と提案したわけですが、まさにこの鶴ヶ島市の条例のようなものをイメージしていました。

もともとは我孫子市の寄付条例を参考にしていたのですが、同じように考える自治体が増えてきたということでしょう。

最近はあまり聞かなくなりましたが、一時、「ふるさと納税」ということが話題になりました。
納税となると税制度も関係しますが、寄付条例であれば、その自治体に住所があろうがなかろうが寄付できるので、結果として同じです。

違うのは、寄付は税と違うので、住民税や所得税などに加えて寄付してもらうことになります。寄付をした場合に寄付金額分が課税対象額から減額されるようになれば、高額所得者ほど、税で支払うより寄付しようということになる可能性が高くなります。

ということで、吹田市でも寄付条例を、行政に提案するだけでなく、議員たちで考えて提案できたらいいなぁと思っているところです。

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