故平賀源内に広められた土用の丑のうなぎは
2021年になった今も衰えることなく
コンビニでも買える時代になりました^^
土用とは、「季節の変わり目の約18日間」のこと。
本来は夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前に、年4回あります。
なぜ“土”なのかというと
「季節の変化の種をうけとめて芽生えさせる、クッション的な準備期間」
という意味が込められているから。
古代中国に、「この世のすべては、木・火・土・金・水の5つの要素でできている」と
考える五行思想がありました。春はぐんぐん育つ木、夏は燃える火、秋は実りの金、冬はシンと静かな水…と、イメージを四季に当てはめていくと、土がひとつ余ります。
そこで「土」は、種をたくわえ、芽を出させるという土の働き(土用)に着目して
4分割して割り振られたのです。つまり、運気が変化する時期ということですね。
では「丑の日」は?というと、干支(えと)の十二支からきています。
十二支は年にもありますが、1日にもあり、12日ごとに繰り返されます。
すると約18日間の土用の期間中に、丑の日が1~2回発生します。これが土用の丑の日。
丑という字は「紐(ひも)・絡む」と同義で
「種の中で芽が育ちつつ、まだ伸びていない」という意味があります。
日本では丑の日を特別な日とする習慣があって(丑紅など)
特に梅雨明けに重なる夏の土用の丑の日は、重要な日だったのです。
この日は、体をいたわり精が付くものを食べることが行われてきました。
昔の人は、季節の変わり目が気を付けるべき時期であることを経験的に知っていたのでしょうね。
うなぎはビタミンA、B群、E、Dなどの栄養が豊富。特にビタミンAは
100グラム食べれば成人の一日に必要な摂取量に達する量です。
丑の日限定になるのは、平賀源内が売り上げ不振の鰻屋に「本日土用の丑の日」と
張り紙をするようアドバイスして、人気になったから…という説がよく知られています。
夏の土用の丑の日は「う」が付くものを食べると夏負けしないという言い伝えがあります。
うどん、瓜、梅干しなどがそれ。うなぎもここからヒントを得たようです。
しかしながらこの非常の時期に色んな事情が重なり
天然鰻の時価が爆上がり中でして、ごえんではそんなこんなで
ひっそりこっそり土用の丑鰻をやってます。
数量限定にしておりますので悪しからず。
今日のオススメ
天然鰻
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