goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

それゆけ!体験隊:車椅子バスケットボール 障害者と楽しさを共有 /岐阜

2013年05月27日 01時28分42秒 | 障害者の自立
 ◇切り返しの技量が大事

 車輪が激しくぶつかり合い、ゴール下で攻防が繰り広げられる−−。車椅子バスケット、通称「イスバス」を知ったのは、高校時代。人気漫画家、井上雄彦さんがイスバス選手を描いた「リアル」を読んだことがきっかけだった。中学時代にバスケットボール部だったこともあるが、単純に一つのスポーツとして興味があった。一昨年岐阜に赴任し、健常者も参加するチーム「岐阜SHINE(シャイン)」を知った。「障害者と健常者がともに楽しめるスポーツを」と、郡上市和良町の池戸義隆さん(36)が97年に設立したチームだ。一度、プライベートで練習に参加した縁もあり、2年ぶりに関市の体育館でイスバスに挑戦した。

 午後5時過ぎに練習が始まった。数十分かけてプッシュ(前進)、ターン(方向転換)、バック(後進)、ストップ(停止)の基本動作を確認する。四つの基本動作を組み合わせてコートを往復した。初めは「ただ速くこげばいい」と考えていたが、四つの基本動作を組み合わせた素早く切り返す技量が試合のパフォーマンスにつながると感じた。気がつくと、車輪をこぎ続けた手のひらが黒くなっていた。

 後半は5対5の試合形式。選手はみんな自由自在にマシンを操る。チームの足を引っぱるのではないか。そんな不安もあったが、空いたスペースを見つけて走り込む感覚が徐々に分かった。2試合目の後半、ゴール下からのシュートで初得点を決めることができた。

 イスバスのルールの特徴は、選手の障害に応じた持ち点制度。障害の軽重で4・5〜1点の持ち点があり、コート上の5人の合計が14点以下でなければならない。チームの司令塔、深見大輔さん(26)は「どんな障害がある人でも出場して活躍するチャンスがある。それがこの競技の素晴らしいところ」と話す。センターを務める山口優平さん(26)は、大学2年のとき、サッカーの試合で左膝を脱臼し靱帯(じんたい)を負傷した。日常生活で車椅子やつえは必要ないが「自分の好みで車椅子の車輪の傾きや椅子の高さなどを調節できるのも、ほかのスポーツにない面白さ」と語る。

 私にとっては2回目のイスバス。思うように車椅子を操れず、初めてシュートを決めた喜びと同時に「もっとうまくなりたい」という悔しさも残った。しかし、健常者にとっても一筋縄ではいかないからこそ、同じコートでボールを追い、楽しさを共有できるのではないか。「障害者スポーツ」というくくりで競技を見るのではなく、実際に体験してみることが、バリアフリーを考える一歩目になると感じた。

==============

 ■車椅子バスケットボール

 競技用の車椅子に乗ること以外は、ゴールの高さやコートの広さ、ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じ。国内では日本車椅子バスケットボール連盟には79チームが登録。近年は健常者の参加が可能な大会もある。7月6、7日には名古屋市で全国ジュニア選抜大会(D−NUGGETS CUP)が開かれる。


毎日新聞 2013年05月26日 地方版

全国障害者スポーツ大会:予選兼ねリハーサル大会 /東京

2013年05月27日 01時25分04秒 | 障害者の自立
 今秋の「スポーツ祭東京2013」の一環で、都内で初めて開催される全国障害者スポーツ大会のリハーサル大会(都、都障害者スポーツ協会主催)が25日、調布市の味の素スタジアムなどで始まった。10月の本番の予選を兼ねた大会で、26日までの2日間で約2900人の選手が参加する。

 陸上競技会場の味の素スタジアムでは、投てきなど計13種目が行われ、車いすの選手も含め764人が出場。日ごろのトレーニングの成果を見せて、力いっぱい競技に取り組んだ。

 投てきの砲丸投げとジャベリックスローに参加した北区の石川五月さん(40)は「2年連続の全国大会を目指します。トレーニングに励んだ効果で右足のマヒが改善して、つえを使わなくてもよくなりました」と話した。


毎日新聞 2013年05月26日〔都内版〕

県、障害者施設から優先調達 目標1250万円

2013年05月26日 01時11分47秒 | 障害者の自立
 障害者の収入向上を図るため、県は24日までに、県教委や県警を含むすべての部局が発注する物品や作業を、障害者が働く施設から優先的に調達することを定めた県障害者優先調達推進方針を制定した。4月の障害者優先調達推進法施行を受けた取り組み。初めてとなる本年度の調達目標額は1250万円。福田富一知事は定例記者会見で「チーム県庁として全庁挙げて取り組んでいく」と表明した。

 同法施行を前に、県は1月に庁内連絡会議を設け、目標額の検討を始め「いち早く(方針を)制定した」(県障害福祉課)という。

 対象となる調達先は、障害者就労支援事業所や重度障害者を多数雇用する事業所、在宅就業障害者など約120カ所。ちらしなどの印刷物、会議で提供する弁当、機密文書細断、清掃、袋詰め作業などの発注を進める。

 県はこれまでも対象施設からの調達を行っており、2012年度の実績は746万円だった。方針制定によって13年度はその1・7倍を目指す。目標額は毎年設定し、実績も公表する。

下野新聞-(5月25日 朝刊)

仙台・障害者就労支援不正 エコライフ、自己破産へ

2013年05月26日 01時07分59秒 | 障害者の自立
 障害者就労支援施設などの運営をめぐる給付金不正受給が発覚した仙台市の株式会社「エコライフ」は24日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債総額は3億円を超える見通し。従業員40人は全員解雇された。

 エコライフは2009年に設立。「バンビの杜」の名称で、関連会社とともに同市や宮城県利府町、大阪市など計11カ所で就労支援施設や老人介護施設を運営していた。12年3月期には約2億円の収入があった。
 偽造書類を使った給付金の不正受給がことし4月に発覚。6カ所の事業所指定が取り消され、自治体から計約3億4000万円の返還請求を受けている。
 同社の代理人弁護士は「返還請求には応じられない可能性が高い」と説明している。

河北新報- 2013年05月25日土曜日