ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

七色お菓子へ4点商品化 仙台・発達障害者の就労支援法人

2013年05月09日 03時06分12秒 | 障害者の自立
 自閉症や発達障害がある人の就労と生活を支援する一般社団法人「ぶれいん・ゆにーくす」(仙台市)が、宮城県内の企業の協力を得て、オリジナルスイーツを商品化した。菓子作りや販売を通じて発達障害者の就労を目指す同法人の「虹のおかしやさん」事業の一環。青葉区大町で運営するコミュニティーカフェ「シャーレおおまち」で提供、販売している。

 商品化したのは、県産米粉と蔵王町産卵を使ったロールケーキ「おおまちロール」(1200円)、大崎市の酒造会社「一ノ蔵」の酒かすと日本酒を使ったイチジク入りパウンドケーキ(1500円)、シュークリーム(150円)、メレンゲ(300円)。
 「虹のおかしやさん」事業は、東日本大震災後の食料不足の経験がヒントになった。県外から届いた支援物資のわずかな菓子が、発達障害児・者やその家族の心を落ち着かせたことから、代表の伊藤あづささん(58)がスイーツ作りによる起業を思い立った。
 昨年、内閣府の復興支援型地域社会雇用創造事業に選ばれて調理機器を導入。英国で菓子作りを学んだ南葉悠理さん(24)=岡山市=を商品開発担当者に迎え、就労訓練の利用者らと試作を重ねた。
 酒かすや日本酒によるパウンドケーキの風味付けは、試食段階で伊藤さんと交流のある一ノ蔵の関係者が提案。菓子を入れる箱のデザインは今野印刷(仙台市)が手掛け、万年カレンダーとして使えるよう工夫した。
 さまざまな症状・特性を併せ持つ自閉症や発達障害は、虹に例えられることが多い。伊藤さんは「季節の食材を取り入れ、今回商品化した菓子を虹にちなんでそれぞれ7味ずつ展開していきたい」と話す。今後、販路を広げ、インターネットでも販売する。
 連絡先はシャーレおおまち022(263)1402。


商品化したスイーツ。シュークリームとメレンゲはカシスやカスタード味がある

河北新報-2013年05月08日水曜日

県教委:障害者採用数を具体化 公立校教員「3人」、受験者増へPR /島根

2013年05月09日 03時03分56秒 | 障害者の自立
 県教委は7日、今年度実施する県公立学校教員採用試験で、これまで「若干名」としていた障害者枠採用数を「3人」と具体的に表示すると発表した。県教委は昨年3月、障害者雇用率の未達成を理由に厚労相から勧告を受けたが、2010年度から障害者枠の受験者はゼロが続き、厳しい状況となっている。担当者は「具体数を明らかにして、受験者増につなげたい」と話す。

 県教委は11年末までの3年間の障害者雇用率(パートなど含む)が1・84%で、公的機関の法定雇用率(2・0%)を下回った。今年4月現在では1・77%と更に低下し、法定率は2・2%に引き上げられた。

 このため県教委は、具体数を提示することで採用の意志を明確に示すことにした。採用条件は、自力での通勤や介助者なしで仕事のできることなどという。担当者は「都会と違い教員免許を持った障害者の数が少ないのだろう。積極的にPRし、受験者増を図りたい」と話す。願書は県庁などで配布される。

毎日新聞 2013年05月08日 地方版

性同一性障害者に共通番号 年金機構、ネットで閲覧可能

2013年05月09日 03時00分10秒 | 障害者の自立
 日本年金機構が、性同一性障害で性別変更した人を判別するため、昨年10月から基礎年金番号10桁のうち前半4桁に共通する固定番号の割り当てを始めていたことが7日、分かった。この4桁の番号が性同一性障害者を示すと明記した機構の内部文書が一時インターネットで確認できる状態だった。

 支援団体は勤務先などに性別変更を知られる恐れがあり、プライバシーの侵害だと批判。性別変更した関西在住の女性は「見た目と性別が一致せず、不利益を受けないように性別を変えた。配慮に欠けた制度に怒りを覚える」と話している。

 性同一性障害学会によると、性別変更者は国内に約3千~4千人とされる。機構は昨年10月以降に性別を変更した人に対し新番号を割り当て、元の基礎年金番号と併せて二つの番号を持つ制度へと変更した。変更前は性別変更してもそれ以前と同じ番号を利用できた。

 機構は制度変更の理由として、年金支給開始時点の性別に基づき支給額を算定していたのを改め、性別変更前後の加入状況を正確に把握することにしたと説明。共通番号を割り振るのは、性別変更した人が持つ二つの年金記録を誤って一本化しないためだとしている。

 一方、4桁の共通固定番号は、機構が窓口相談業務のためにつくったマニュアルに記載された。このマニュアルは第三者が情報公開制度に基づき入手し、ネットに掲載していた。

 機構はことし1月、外部の指摘でネット上に固定番号が掲載されていることに気付き、ことし4月までに全国の200人弱に別の番号を割り当てた年金手帳を新たに交付。対象者への通知文書では、個人を特定できる情報掲載はないとし「プライバシーに配慮し、新しい(別の)番号に変更しました」などと釈明していた。

中国新聞-'13/5/8

中途障害支援 冊子で周知 制度や施設 情報共有へ

2013年05月09日 02時54分46秒 | 障害者の自立
 病気や事故で脳に障害を受け、後遺症を持つ「中途障害者」を支援する二俣川のNPO法人「工房アリアーレ」。退院後の生活のための各種制度などをまとめた冊子5000部を3月に発行した。旭区役所のほか、今後は病院やケアプラザへも配布し、支援者への周知を通じて中途障害者の生活スタイルに選択肢を増やすねらいだ。

 工房アリアーレ(田中乃布枝(のぶえ)所長)は中途障害者を支援する横浜市内初の「地域作業所型」施設として、2010年8月に開所。現在は16人(平均年齢58歳)が登録しており、喫茶店での接客や小物入れなどの雑貨の製作販売に取り組んでいる。利用者のリハビリ自体を目的とした施設ではなく、「働く場」を提供するのがねらいだ。

 同所が3月に発行した冊子「自宅に戻ってからのおたすけガイド」は、脳卒中や脳外傷で中途障害者となり、麻痺や記憶障害などの後遺症を残す人に退院後の生活の助けとなる情報を提供するもの。「旭区リハビリ教室」や障害年金についての問い合わせ先など、各種サービスがイラストや写真を交えてわかりすいように工夫され紹介されている。

 田中所長(47)は「病院から普段の生活に戻った後で後遺症に悩まされ、どうしたらよいか戸惑う人は多い。いろいろな支援の施設や制度があることを多くの人に知ってもらいたい」と冊子への思いを語る。

 編集作業は中途障害者地域活動センター「フェニックス旭」(白井克典所長)=二俣川=をはじめ、区内各団体や言語聴覚士ら専門家と協力。「旭区中途障害者支援者連絡会」を立ち上げて取り組んだ。

 編集会議に参加した旭区の保健師は「支援団体の間でもお互いの取り組みや課題について知らないことが多かった。横のつながりができたことで、今後は中途障害者により多くの選択肢を提示していけるのでは」と手応えを話す。

「まずは支援者に」

 冊子発行の背景には「支援施設の存在をもっと早く知っていれば」というアリアーレ利用者の声があった。病院やケアマネジャーに支援施設の存在自体が知られておらず、退院時やケアプラン作成時にデイサービスなど介護保険制度上のサービスに頼るほかないということも少なくない。

 冊子は旭区役所の高齢・障害支援課の相談窓口に閲覧用が置かれ、希望者には配布している。主に区内のケアプラザや約400人いる民生委員に配布し、市内の病院への配布も検討しているという。

 田中所長は「まだ活躍できる場があるのに、それを知らなければ介護保険を適用するという選択しかできない。いくつかある選択肢の中から本人が選べるようにするためにも、まずは支援者へ周知を図っていきたい」と展望を語った。


冊子を手にする田中所長(右)と白井所長

タウンニュース-2013年5月 9日

障害者自在のアート~東区で作品展

2013年05月09日 02時52分06秒 | 障害者の自立
 障害者が描いた絵画などを集めた作品展が、福岡市東区若宮5のカフェ「オリジナル スマイる」で開かれている。11日まで。

 自閉症やダウン症などの障害がある人の芸術活動を支援するボランティア団体「コミュニケーション・アート」主催。世話人の松沢佐和子さん(54)が、障害者が働く「オリジナル スマイる」の存在を知り、障害者が生き生きと活動できる場があることを知ってもらおうと、初めて企画した。

 店内には、福岡、佐賀両県の10人(11~31歳)が手がけた12点を展示。動物や花などを自由な発想や手法で描いている。大野城市の切り絵作家、星先こずえさん(28)は、作品集「お伽猫紙(とぎびょうし)」から「パンダコレクション」を出品。手染めの紙を切り、下絵に合わせて張り合わせる技法を使い、ピンクや水色など鮮やかな色調でパンダを表現している。

 午前11時~午後6時。問い合わせはコミュニケーション・アート(092・404・7221)へ。


パンダの絵を手がけた星先さん(右)と松沢さん

(2013年5月8日 読売新聞)