ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高齢者カウンセラーは障害者 難病社長がビジネスモデル

2018年07月18日 12時47分41秒 | 障害者の自立

 障害者が在宅のまま、テレビ電話を通じて、介護・認知症予防のために高齢者をカウンセリングする――。こんな取り組みに、愛知県東海市が今年度から協力する。障害者の就労を促すのが狙いで、市がカウンセラー養成講座の受講料を事実上、全額補助する。障害者が働けるようにと、難病で体をほとんど動かせない市在住の佐藤仙務(ひさむ)さん(27)らが考えたビジネスモデルという。

 佐藤さんは脊髄(せきずい)性筋萎縮症で、左手の親指などがわずかに動くだけだ。だが、話すことはでき、指先や視線でパソコンを操作し、電話やメールを駆使する。ホームページや名刺などの制作会社の社長として、障害者を雇用している。

 特別支援学校を卒業後、就職できず挫折を繰り返した。傷つく言葉を浴びたこともあったという。それでも「自分で働いて、稼いでみたかった。自分が一歩踏み出せば、ほかの障害者も働けるようになれるのではないか」。19歳で、同じ難病と闘う友人と起業した。

 一般社団法人日本ピアカウンセリングアカデミー(東京、JPA)の代表理事も務めている。そこで考えたビジネスモデルが、障害者をカウンセラーに養成し、インターネットを介したテレビ電話で高齢者と定期的に対話するサービスだ。

 ただ、多くの高齢者が対価を払ってまでカウンセリングを受けるとは考えにくい。そこで、自治体や特別養護老人ホームなどの施設と契約を結べば利用者の負担軽減になると考え、東海市に提案を持ち込んだ。

 障害者がJPAの養成講座を受けて一定レベルに達することを条件に、市は受講料を事実上全額補助することを決め、今年度の補正予算で5人分60万円を組んだ。鈴木淳雄市長は「ここまで考えてくれたので応援したい。まずは障害者のカウンセラーを養成し、育った段階で次の展開につなげたい」。うまくいけば、将来的には独り暮らしの高齢者の見守りなどにも役立てたい考えだ。

 佐藤さんは「東海市の取り組みを成功例にして、障害のある人にも高齢者にも優しいまち、支え合えるまちとして全国に発信したい」と意気込んでいる。

写真・図版

難病と闘いながら、わずかに動く左親指などでパソコンを操作する佐藤仙務さん

2018年7月17日            朝日新聞


「ボッチャ」指導者養成 障害者らルール学ぶ

2018年07月18日 12時43分20秒 | 障害者の自立

 ボールを投げたり転がしたりして目標に近づけ、得点を競う「ボッチャ」を普及させるため、群馬県障害者スポーツ協会(片野清明会長)は16日、伊勢崎市の県立ふれあいスポーツプラザで指導者養成講習会を開いた。

 ボッチャは、目標となる白いボールに、赤や青のボールを近づける競技。障害者や高齢者が楽しめるスポーツで、今年の県民スポーツ祭県障害者スポーツ大会にオープン競技として導入される。大会を前に、ボッチャの普及に取り組む協会が、指導者を増やそうと企画した。

2018/07/17          上毛新聞ニュース


今井さん、コミュニティーバスで通所実現 委託会社と川南町が全面支援 「自立への一歩」期待

2018年07月18日 11時52分55秒 | 障害者の自立

重度障害者

 生後まもなく脳性まひと診断され、重い障害がある川南町の今井総二郎さん(15)が、町が運営するコミュニティーバスで自宅から約6キロ離れた通所施設に通い始めた。重度障害者が日常的にコミュニティーバスを利用するのは町では初めてで、職員が乗降場で総二郎さんを見守るなど全面サポート。母心子(もとこ)さん(44)に頼らず自分で出かける総二郎さんはバス通所を「自立への一歩にしたい」と張り切っている。【黒澤敬太郎】

 

 総二郎さんは家では寝たきりで車椅子がないと外出できない。今年3月までは片道約40分かかる県立の特別支援学校まで心子さんに送迎してもらった。今春以降もそうして通おうと考えていたが、心子さんは家業のイチゴ農園の仕事に加えて高校受験を控える長女の送迎も重なって、毎日送り迎えするのが難しくなった。

 しかし、進学を考えていた特別支援学校にはスクールバスがなく、民間の福祉タクシーは毎日使うには高い。通学は諦め、特別支援学校の教員に来てもらう訪問教育を週3日受けながら町内の国立病院機構・宮崎病院が運営する重度障害者の通所施設「太陽」を利用することにした。

 当初は心子さんが太陽まで送迎していたが、6月、心子さんは病院前の乗降場に止まったコミュニティーバスに気づいた。「家の前にも乗降場がある。通所に使えるのでは」。ひらめいた心子さんが総二郎さんにバス通所を提案すると、総二郎さんも「自分で通ってみたい」と即答した。

 町も協力した。コミュニティーバスは交通の便が悪い地域のお年寄りなどが日ごろの買い物や通院に利用することを想定していて、重度障害者が日常的に利用するのは初めて。心配する声も出たが、委託する交通会社などと協議して全面支援を決めた。予約された時間に職員が乗降場に出向き、総二郎さんの乗り降りを見守る。

 心子さんは「町や交通会社さんの協力がありがたい。他の自治体にも広がれば、移動手段の確保に苦労している重度障害者が外出しやすくなる」と川南町がモデルケースになって障害者の社会参加が進むことを期待する。

 「地域とつながって、人の役に立ちたい」。そう話す総二郎さんが自立を目指す思いは人一倍強い。周囲に支えられ、一人で出かける日々の積み重ねはやがて自信につながる。

 座席に着いてベルトを締めた総二郎さんがとびっきりの笑顔で声を弾ませた。「運転手さん、よろしくお願いします!」

毎日新聞         2018年7月17日 


やまゆり園事件から2年 風化防止へ神奈川集会 市内で28日

2018年07月18日 11時41分39秒 | 障害者の自立

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件から二年たつのを機に、県内外の障害者や支援者の団体が二十八日、県社会福祉会館(横浜市神奈川区)で「『ともに生きる社会』を考える神奈川集会」を開く。事件の風化防止と、誰もが差別を受けず活躍できる「共生社会」の実現を訴えたいという。 

 「足を挟まれそう」「リフトが上がらない」-。六月下旬、集会を主催する七団体の代表が集まり、会場のバリアフリー設備を点検していた。講堂の舞台に上がるリフトは、重い電動車いすを持ち上げられず、安全対策も不十分だった。集まった人たちは「車いすと人を別々に乗せれば上がるかも」などと議論した。

 二年前の事件では、植松聖被告(28)の「障害者は不幸をばらまく」といった偏った主張が障害者に不安を与えた。主催団体の一つ「県障害者自立生活支援センター」理事長で、下半身にまひがある鈴木治郎さん(62)は「被告の特異な優生思想だと片付けてはいけない。多くの人が自己中心的に考え、無自覚に人を差別しているかもしれない」と語る。

 県は二〇一六年十月、「障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除する」などとした憲章を定めたが、昨秋の県のアンケートで認知度は二割にとどまった。主催者として集会に加わる「自立生活センター自立の魂(じりたま!)」スタッフで、先天性の脳性まひがある小野和佳(かずよし)さん(35)は「この二年、私たちを取り巻く状況は変わっていない。障害の有無にかかわらず、皆が当事者意識を持たないと共生社会は実現できない」と話す。

 共生社会の具体像はまだ描けていないが、集会では「皆で考え続けて答えを出し、実現する」ことの大切さを盛り込んだアピール文を採択する。また、自閉症の長男がおり、植松被告と面会を重ねている神戸金史(かんべかねぶみ)RKB毎日放送・東京報道部長が講演。植松被告と話した感想や、長男と接して感じたことなどを話す。

 当日は午前零時半~午後四時五十分。参加無料、定員三百人。問い合わせは、同センター=電046(247)7503=か、じりたま!=電045(341)0869=へ。

舞台に上がるリフトを点検する主催者ら

2018年7月17日          東京新聞


石川発 麦わらストロー 脱プラスチック製品へ試作

2018年07月18日 11時11分41秒 | 障害者の自立

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件から二年たつのを機に、県内外の障害者や支援者の団体が二十八日、県社会福祉会館(横浜市神奈川区)で「『ともに生きる社会』を考える神奈川集会」を開く。事件の風化防止と、誰もが差別を受けず活躍できる「共生社会」の実現を訴えたいという。 (志村彰太)

 「足を挟まれそう」「リフトが上がらない」-。六月下旬、集会を主催する七団体の代表が集まり、会場のバリアフリー設備を点検していた。講堂の舞台に上がるリフトは、重い電動車いすを持ち上げられず、安全対策も不十分だった。集まった人たちは「車いすと人を別々に乗せれば上がるかも」などと議論した。

 二年前の事件では、植松聖被告(28)の「障害者は不幸をばらまく」といった偏った主張が障害者に不安を与えた。主催団体の一つ「県障害者自立生活支援センター」理事長で、下半身にまひがある鈴木治郎さん(62)は「被告の特異な優生思想だと片付けてはいけない。多くの人が自己中心的に考え、無自覚に人を差別しているかもしれない」と語る。

 県は二〇一六年十月、「障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除する」などとした憲章を定めたが、昨秋の県のアンケートで認知度は二割にとどまった。主催者として集会に加わる「自立生活センター自立の魂(じりたま!)」スタッフで、先天性の脳性まひがある小野和佳(かずよし)さん(35)は「この二年、私たちを取り巻く状況は変わっていない。障害の有無にかかわらず、皆が当事者意識を持たないと共生社会は実現できない」と話す。

 共生社会の具体像はまだ描けていないが、集会では「皆で考え続けて答えを出し、実現する」ことの大切さを盛り込んだアピール文を採択する。また、自閉症の長男がおり、植松被告と面会を重ねている神戸金史(かんべかねぶみ)RKB毎日放送・東京報道部長が講演。植松被告と話した感想や、長男と接して感じたことなどを話す。

 当日は午前零時半~午後四時五十分。参加無料、定員三百人。問い合わせは、同センター=電046(247)7503=か、じりたま!=電045(341)0869=へ。

大麦のわらで作ったストロー

2018年7月17日         中日新聞