ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

手作り商品販売10年 障害者のやりがいに きょうまで記念イベント 葛飾

2018年07月14日 17時13分45秒 | 障害者の自立

 葛飾区青戸5の障害者自主生産品販売店「+Choice(ぷらすちょいす)」が開設10年を迎えた。区内にある複数の障害者施設が合同で出資し、手作り商品を置く珍しいスタイル。売り上げも年間1000万円を超えるほど成長し、障害者のやりがいにつながっている。

  店を運営するNPO法人「未来空間ぽむぽむ」によると、2008年7月、13カ所の知的障害者施設が参加して始まった。その後、精神障害者施設が加わり、現在は19カ所が参加。区の補助金と、各施設が支払う分担金で運営費を賄っている。

 店内には、各施設の利用者が手作りしたパンやクッキーのほか、アクセサリーなどが並ぶ。合同販売の利点について、同NPOの佐和佳江理事長(68)は「商品が多様になるうえ、出品者同士が互いに刺激を受け、制作意欲を高めたり交流したりする場になっている」と話す。

 13日まで10周年記念イベントを開催中。商品を特別価格で提供するほか、来場者に記念品をプレゼントしている。

 毎日新聞         2018年7月13日


障害者のビール醸造所「再生」へ 真備、ボランティア拠点に

2018年07月14日 16時56分07秒 | 障害者の自立

 倉敷市真備町地区で、精神障害者を支援するNPO法人「岡山マインドこころ」が運営する就労拠点「真備竹林麦酒醸造所」(同町箭田)が西日本豪雨で壊滅的な被害を受けた。完成間近だった「純岡山県産ビール」造りはとん挫。絶望的な状況となったが、スタッフたちは町内外の障害者らとともに清掃ボランティアを組織し、地域の復興支援に乗り出した。

 醸造所は一部プラントが汚泥に埋まり、作業所として約5千万円をかけて昨年整備したばかりの製麦施設も全壊状態。大麦生産・加工から醸造まで岡山県内で行う「純県産ビール」は、完成間近でほとんどが失われた。さらに、併設するグループホームも被害を受け、利用していた障害者18人は真備町内の医療機関に移ることになった。

 水害で何もかもが一変したが、「地域の過酷な状況を考えると前を向くしかない」と代表理事の多田伸志さん(57)=倉敷市。水害時には自身もウエットスーツに足ひれを着け、濁流を泳いで作業所2階に取り残された障害者2人を救出に向かい、漂流物のタイヤにしがみきながら、屋根に引き上げた。

 被災後、旧知の福祉関係者や障害者らから援助の申し出が相次ぎ、11日には醸造所などをともに清掃。町内の他の福祉施設も大きな被害を受けたと知り、醸造所をボランティア拠点として開放しようと考えた。

 12日、呼び掛けに集まった有志は障害者を含め約50人。まずは福祉施設2カ所で清掃に汗を流した。13日以降も当面、福祉施設を中心に活動を続けるという。

 「命があることに感謝しなければ」と多田さん。「無事でさえあれば、醸造所の復旧も、古里の再起も諦める必要はない。地域全体が復興し、さらに素晴らしい町になるよう力を合わせたい」と言う。

 ビール事業でも前を向く。大型冷蔵庫の約千リットルが奇跡的に無事だったことから、14、15日に笠岡市・白石島で開催されるイベント参加。諦めない姿勢を示していくつもりだ。

壊滅的な被害を受けた醸造所の前でボランティアに駆け付けた福祉関係者らと打ち合わせをする多田さん(左端)

(2018年07月12日      47NEWS


「長所生かし長期就労」 障害者雇用支援で集会

2018年07月14日 16時45分33秒 | 障害者の自立

 障害者の雇用促進について考える「五島市就労支援ネットワーク会議~五島よんなはれ会~」がこのほど、同市坂の上1丁目の県立鶴南特別支援学校五島分校であった。障害者を雇用する保育園の園長は「本人の長所を仕事に最大限生かすことで長期就労につながっている」と事例を報告した。
 同校と五島公共職業安定所(ハローワーク)、下五島障害者就業・生活支援センターが、2016年から共同開催し3回目。教育や行政、企業の関係者約30人が、障害特性に応じた雇用や生活支援の在り方などについて意見を交わした。
 同分校高等部には知的障害などがある1~3年生計16人が通う。参加者は「清掃」の授業が行われている教室を訪れ、生徒が役割を分担して机を動かしたり、床を掃いたりする様子を見学した。同校の担当者が、知的障害や発達障害などさまざまな障害の特徴を説明し、「特定の物事に対する強いこだわりなど、個人の特性を生かす雇用や生活支援が必要」などと説明した。
 事例報告では、市内の保育園で5年近く働く精神障害のある女性が紹介された。女性は手先が器用で絵を描くのが得意だったため、教材や遊び道具の製作を担当。次第に他の職員のサポートもできるようになり、子どもとの触れ合いを通して症状も改善しているという。その後参加者は5班に分かれて討議。職場で障害者に指導する際の方法などについて話し合った。

グループで障害者の就労促進について話し合う参加者ら=五島市、県立鶴南特別支援学校五島分校
 
2018/7/13          株式会社長崎新聞社

障害者ら技能競う 長崎高技専で県アビリンピック

2018年07月14日 16時19分40秒 | 障害者の自立

 障害者が身に付けた技能を競う第40回県アビリンピック(県など主催)が8日、西彼長与町高田郷の県立長崎高等技術専門校であり、参加者が日ごろの練習の成果を出し合った。
 「家具」「ワードプロセッサー」「喫茶サービス」「ビルクリーニング」の4部門に、特別支援学校や障害者就労支援施設などから38人が出場した。
 喫茶サービスでは保護者ら扮(ふん)する客の誘導や注文品の提供、片付けなどを実施。「ごゆっくりどうぞ」「ありがとうございました」など笑顔で声を掛けていた。
 家具製作では県立ろう学校高等部総合デザイン科の生徒4人が、課題の置き台作りに挑戦。ノミなど自前の工具を使い、隙間や緩みなく仕上げる技能を競った。審査結果は今後発表。各部門の金賞受賞者は11月に沖縄県で開かれる全国大会に出場する。

課題の家具作りに励む参加者=長崎高等技術専門校
 
2018/7/13        ©株式会社長崎新聞社

病状など イラスト示し伝達 聴覚障害者らボード作製

2018年07月14日 16時00分15秒 | 障害者の自立

 白山市の聴覚障害者や支援者でつくる「市聴覚障害者と共に歩む会」が、搬送者と救急隊員の意思疎通の道具「コミュニケーションボード」を新たに作り、白山野々市広域消防本部に贈った。音声による会話の難しい人が、イラストを示して病気やけがの状態をスムーズに伝えられるよう工夫した。

 二〇〇五年に寄贈したボードをより使いやすくなるよう見直し、消防本部の協力を得て製作した。B4判の八枚一組で、五月から消防本部の救急車九台(予備一台を含む)に備え付けられている。住所氏名、症状、かかりつけの病院名やアレルギーを記入し、的確な搬送や情報伝達につなげる。

 豊富なイラストが特徴で、症状を問うボードでは発熱や背中の痛み、手足のしびれなど十二種類の状態を示す。このほか保険証やお薬手帳の有無、既往症も尋ねることができるようにした。聴覚障害者をはじめ、音声による会話が難しい人の救急搬送に活用していく。

 歩む会の西野和弘会長(52)=白山市相川新町=は「耳が遠い高齢者やのどに障害がある人も使いやすいのでは」と期待する。消防本部の中村進消防課長は「シンプルで見やすく、情報を短時間で把握できる」と話している。

 コミュニケーションボードの周知や効果の検証を図るため、十一月に歩む会と消防本部の合同訓練を行う。 

コミュニケーションボードの完成を喜ぶ中村進消防課長(左)と西野和弘会長

2018年7月13日          中日新聞