<ユニバーサルスポーツ・リポート>

視覚障害者柔道体験会について話す初瀬さん(中央)と広瀬さん(右)。左はコーディネーターの中西さん
「障がい者スポーツフォーラム2017」(主催・毎日新聞社、後援・スポーツ庁、日本障がい者スポーツ協会、東京都障害者スポーツ協会、協賛・JA共済、トヨタ自動車、KNT-CTホールディングス、協力・日本体育大学、日本財団パラリンピックサポートセンター)が12日、日本体育大学東京・世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で開かれた。参加者ら約150人は「パラスポーツ」の魅力と普及の重要性などを再認識した。
フォーラムは3部構成で、第1部はスポーツジャーナリストの中西哲生さんをコーディネーターに、元ラグビー日本代表の広瀬俊朗さん、パラバドミントン強化指定選手の長島理さんと杉野明子さん、毎日新聞東京本社運動部の飯山太郎記者が「競技施設のバリアフリー~観戦促進と選手強化支援~」をテーマに語り合った。第2部は「ユニバーサル社会に向けた取り組み 障がい者の暮らしを支える介助犬の活動紹介」と銘打ち、介助犬の仕事などが披露された。
第3部は「みえないセカイをみてみよう 視覚障がい競技体験会活動を通して」と題し、視覚障害者柔道日本代表の初瀬勇輔さんと中西さん、広瀬さんが登場。パラスポーツの世界観を感じてもらおうと、東京都の「TEAM BEYOND TOKYOパラスポーツプロジェクト」と毎日新聞社が開催してきた体験会の模様を紹介しながら、パラスポーツの魅力をアピールした。
また、会場の一角には障害者スポーツや障害について学べる体験・展示スペースも設けられた。