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ゴエモンのつぶやき

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千歳市が手話言語条例制定へ 聴覚障害への理解促進、先進例調べ特色検討

2017年03月15日 03時04分16秒 | 障害者の自立

 千歳市は2017年度、手話を言語として位置付けて聴覚障害への理解を促す「手話言語条例制定」の検討を進める。併せて千歳市障がい者地域自立支援協議会(荒洋一会長)も委員が全国の条例制定状況を調査・研究し、市に対して意見を述べるため、手話言語条例専門部会を新設した。市は今後、部会で出される関係者からの意見を聞きながら条例案の内容をまとめる方針だ。

 手話言語条例は、手話を意思疎通や情報獲得の手段である言語として位置付けることで、手話や聴覚障害への理解の促進と差別解消を目的とする。全国では13年10月に鳥取県が最初に制定した。道内では同年12月に石狩市が全国の市町としては初めて制定。2月28日時点で登別市、室蘭市など全国9県65市町が条例化し、隣の苫小牧市も4月の施行を目指している。手話のほかに要約筆記、点字などの意思疎通も含めた情報・コミュニケーション条例として制定した自治体もある。

 障害者基本法でも3条3項で「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること」として手話を言語に位置付けている。

 「手話言語条例の制定を検討したい」。千歳市の山口幸太郎市長は昨年9月、千歳市内で開かれた全道ろうあ者大会の懇親会のあいさつでそう述べた。今月1日に開会した第1回市議会定例会でも市政執行方針の中で条例制定に向けて準備することを表明。手話に関わる関係者の期待は大きく、市内の手話通訳者、川北美由紀さんは「空港がある千歳はいろいろな人が来るまち。障害がある人にも優しいまちであってほしい。千歳の特色がある、いい条例ができれば」と期待する。

 手話が言語と位置付けられることは、聴覚障害を持つ当事者の願い。千歳聴力障害者協会の佐藤義典会長は制定の動きに対して「私が条例を求める原点は、親子のコミュニケーション」と話す。30、40年ほど前、ろう学校では手話ではなく、口の動きで言葉を読み取る「口話(こうわ)」を指導した。だが、口話も正確な意思疎通ができるわけではない。佐藤会長自身、障害のない親とうまくコミュニケーションを取れなかった経験がある。「手話が言語として社会的に認知されていれば円滑にコミュニケーションができたはず。条例でさらに手話への理解が広まれば」と制定を期待する。

 市障がい者地域自立支援協議会はこのほど、手話言語条例専門部会を設置。部会には川北さんや佐藤会長らも加わった。千歳聴力障害者協会や千歳手話の会などの関係者ら11人の委員で構成し、部会長には千歳市社協の小玉あけみ地域福祉課長が就任した。

 今後、部会では各自治体の条例内容などを調査して必要な情報や資料を収集し、委員が市に対して条例に関する意見を述べる。市は部会の意見を参考に条例内容をまとめる方針で、18年4月の施行を目指し、千歳の特色がある条例内容を検討する。

手話でやりとりが交わされる、千歳手話の会の会合

(2017年 3/13)   苫小牧民報


千歳市が手話言語条例制定へ 聴覚障害への理解促進、先進例調べ特色検討

2017年03月15日 03時04分16秒 | 障害者の自立

 千歳市は2017年度、手話を言語として位置付けて聴覚障害への理解を促す「手話言語条例制定」の検討を進める。併せて千歳市障がい者地域自立支援協議会(荒洋一会長)も委員が全国の条例制定状況を調査・研究し、市に対して意見を述べるため、手話言語条例専門部会を新設した。市は今後、部会で出される関係者からの意見を聞きながら条例案の内容をまとめる方針だ。

 手話言語条例は、手話を意思疎通や情報獲得の手段である言語として位置付けることで、手話や聴覚障害への理解の促進と差別解消を目的とする。全国では13年10月に鳥取県が最初に制定した。道内では同年12月に石狩市が全国の市町としては初めて制定。2月28日時点で登別市、室蘭市など全国9県65市町が条例化し、隣の苫小牧市も4月の施行を目指している。手話のほかに要約筆記、点字などの意思疎通も含めた情報・コミュニケーション条例として制定した自治体もある。

 障害者基本法でも3条3項で「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること」として手話を言語に位置付けている。

 「手話言語条例の制定を検討したい」。千歳市の山口幸太郎市長は昨年9月、千歳市内で開かれた全道ろうあ者大会の懇親会のあいさつでそう述べた。今月1日に開会した第1回市議会定例会でも市政執行方針の中で条例制定に向けて準備することを表明。手話に関わる関係者の期待は大きく、市内の手話通訳者、川北美由紀さんは「空港がある千歳はいろいろな人が来るまち。障害がある人にも優しいまちであってほしい。千歳の特色がある、いい条例ができれば」と期待する。

 手話が言語と位置付けられることは、聴覚障害を持つ当事者の願い。千歳聴力障害者協会の佐藤義典会長は制定の動きに対して「私が条例を求める原点は、親子のコミュニケーション」と話す。30、40年ほど前、ろう学校では手話ではなく、口の動きで言葉を読み取る「口話(こうわ)」を指導した。だが、口話も正確な意思疎通ができるわけではない。佐藤会長自身、障害のない親とうまくコミュニケーションを取れなかった経験がある。「手話が言語として社会的に認知されていれば円滑にコミュニケーションができたはず。条例でさらに手話への理解が広まれば」と制定を期待する。

 市障がい者地域自立支援協議会はこのほど、手話言語条例専門部会を設置。部会には川北さんや佐藤会長らも加わった。千歳聴力障害者協会や千歳手話の会などの関係者ら11人の委員で構成し、部会長には千歳市社協の小玉あけみ地域福祉課長が就任した。

 今後、部会では各自治体の条例内容などを調査して必要な情報や資料を収集し、委員が市に対して条例に関する意見を述べる。市は部会の意見を参考に条例内容をまとめる方針で、18年4月の施行を目指し、千歳の特色がある条例内容を検討する。

手話でやりとりが交わされる、千歳手話の会の会合

(2017年 3/13)   苫小牧民報


ありがとうの花、みんなに 障害ある飯田の前田さんが絵本

2017年03月15日 02時50分23秒 | 障害者の自立

 重い知的障害と自閉症があり、障害者支援施設「明星学園」(飯田市駄科)に入所している前田啓子さん(27)が、絵本「ありがとうの花」を出版した。感謝の気持ちを伝える大切さを、豊かな色合いの絵や文で表現した。

 絵本はA5判、十七ページ。丘の上に咲く「ありがとうの花」は、「大事な時」にみんなが採りに行く花。うまく感謝を伝える自信がなくても、勇気を持って「ありがとう」と言って花を渡せば、相手は笑顔になる。そして自分も幸せに-。そんな内容を、パソコンを使い、色とりどりの動物を登場させて表現し、約八カ月かけて完成させた。

 施設職員によると、作品は、多くの人に支えられ、気持ちがすさんだ日々を乗り越えた前田さんの経験が基になっているという。

 約十年前に同施設に入所。職員の話では「当初、嫌われたくない、期待に応えたい-という気持ちが強かったせいか、思い通りにならないことがあると、周りの物を投げたりすることもあった」という。

 宮下智園長(62)らは「嫌なことを頑張らなくていいよ」と伝え続けた。少しずつ落ち着いてきたころ、職員の支援で絵本を描き始めた。家族旅行を題材にした一冊目は二〇一五年に完成。「ありがとうの花」は、そうした生活の中で感じた職員や家族への思いを表現したようだ。

 十二日、少し遅めの前田さんの成人式と出版パーティーが飯田市内であり、両親や施設職員らが祝った。職員らに感謝を伝え、両親から花束を受け取った前田さんは「うれしい!」ととびきりの笑顔。父親の勝さん(67)は「これからも楽しいことを一生懸命やってほしい」と願っていた。

 絵本は三百円。明星学園で購入できる。(問)明星学園=0265(26)9456

 

感謝の気持ちを伝える大切さを表現した絵本「ありがとうの花」を完成させた前田さん

2017年3月14日     中日新聞


「駐車禁止除外車標章」を偽造し、取り締まり中に使用 大阪府警が駐車監視員を書類送検

2017年03月15日 02時43分53秒 | 障害者の自立

 障害者用の「駐車禁止除外指定車標章」を偽造して使ったとして、大阪府警は14日、有印公文書偽造・同行使と偽計業務妨害の疑いで、大阪府東大阪市の駐車監視員の男(71)を書類送検したと明らかにした。「駐車料金を浮かせたかった」と容疑を認めている。送検は13日付。

 送検容疑は、障害者の親族がいる同僚監視員の男(57)=同府八尾市=から標章を借りてカラーコピーした上、1月25日、大阪市北区西天満の府道で、自分の車を路上駐車する際に掲げたなどとしている。

 府警によると、男はこの日行われた駐車違反の府内一斉取り締まりに参加した際に偽造標章を使用し、警察官が発見した。

 府警は同僚の男も偽計業務妨害幇助(ほうじょ)の疑いで書類送検。2人は昨年1月から、府警から駐車監視員の委託を受けている会社で勤務し、同社は今年1月下旬、2人を解任した。

2017.3.14    産経ニュース


殺傷事件の「やまゆり園」、横浜に仮移転へ

2017年03月15日 02時36分53秒 | 障害者の自立

 相模原市緑区の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件を巡り、園舎が来月、横浜市に仮移転されることになった。

 12日には緑区の施設で、関係者による「感謝の集い」が開かれた。

 園の建て替えに伴い、入所者や職員の大半が4月上旬から、横浜市港南区の仮の居住施設「芹が谷園舎」に移る。園舎は、鉄筋コンクリート2階建てで、県立ひばりが丘学園の移転に伴って整備された。約110人が生活する予定。その他の入所者約20人は、厚木市や秦野市などの5施設を利用するという。

 仮移転の節目を前に開かれた感謝の集いには、入所者の家族や地域住民、園に関係するボランティア、職員ら約100人が参加。冒頭、犠牲者の冥福を祈って、全員が黙とうした。

 園を運営する「かながわ共同会」の米山勝彦理事長は「50年以上、地域に愛されてきた。皆さまの温かい心が脈々と続き、今日を迎えることができた」とあいさつ。入所者の日常のほか、カラオケ、生け花などのレクリエーションを撮影した動画が流され、参加者が園の思い出を語り合った。

 家族会の大月和真会長は「(住民やボランティアの)支えがなかったら、子どもたちは幸せな生活を送れなかったなと改めて感じた。またこの場所に戻ってきたい」と話した。

あいさつをする家族会の大月会長(相模原市緑区の津久井やまゆり園で) 

あいさつをする家族会の大月会長(相模原市緑区の津久井やまゆり園で)

2017年03月13日 15時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun