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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者に音楽を  神福協が2千人招待

2016年06月02日 03時36分16秒 | 障害者の自立

 障害のある県内の子どもたちに音楽を楽しんでもらおうと5月24日、「ふれあいコンサート2016」が神奈川県民ホール=中区=で開催された。

 福祉活動に取り組む神奈川福祉事業協会(伊坂重憲会長)と県遊技場協同組合(同理事長)が主催し、今年も県内の特別支援学校と個別支援学級約2000人を招待した。会場では、神奈川フィルハーモニー管弦楽団が『恋するフォーチュンクッキー』などを演奏。県内のご当地キャラなども登場し、子どもたちは踊るなどして楽しんでいた。

 伊坂会長は「皆さんの笑顔に出会えてうれしい。このコンサートが思い出になれば」と話した。

ご当地キャラも登場した会場

2016年6月2日   タウンニュース


精神疾患 支援を模索

2016年06月02日 03時28分32秒 | 障害者の自立

 オフィスの玄関に入ると、一斉に「いらっしゃいませ」「こんにちは」と明るい声が響く。

 IT関連企業「アイエスエフネット」(東京)が、障害者雇用促進のために設立した特例子会社「アイエスエフネットハーモニー」。従業員113人のうち100人が障害者。うち5割が統合失調症やそううつ病など精神障害がある人たちだ。

 親会社からの事務作業に加え、パソコンの動作確認や設置など外部からの仕事も請け負う。2008年の設立から2年目で黒字化した。

 特徴的なのは、特性の異なる障害者がチームを組み、補完しあっていることだ。精神疾患は気分や体調に波があり、無理をすると再び心の不調を招きかねない。チームだと一人で抱え込んで仕事がストップすることもない。勤務時間の短縮や休業に、柔軟に対応できる。

 うつ病などで休職していた社員が勤務時間を少しずつ延ばし、軽作業から復帰を目指す部署もある。その部署の30代男性は「復職は不安だったが、一歩ずつなので無理なく働けている」と前向きに語る。

 企業で働く精神障害者は、急増している。年々増え、15年は前年比25%増。背景には18年度の制度改正に向け、採用側が精神障害者に目を向け始めたことがある。

 企業や自治体は、一定割合以上の障害者を雇用する義務がある。この「法定雇用率」の対象は現在、「身体」「知的」だが、18年度からは「精神」も含まれる。現場では、単なる社会的責任にとどまらず「どうすれば戦力にできるか」という模索が始まっている。アイエスエフネットの杉岡和彦専務(52)も「精神障害に対する正しい理解と配慮さえあれば、社会人経験者も多いため、即戦力になってくれる」と力を込める。

 ただ、「急増」とはいえ、障害者の雇用者全体に占める割合は、身体7割、知的2割に対し、精神は1割。全国に精神障害者は約320万人おり、就労しているのはわずか1%にすぎない。身体、知的と比べて「体調に波があり、業務を安定的にこなせるのか」「症状が人によって異なり、配慮が難しい」など、企業側の懸念は根強い。

 障害者職業総合センターの14年調査によると、精神障害者の約半数が6カ月以内に退職。障害特性に対する理解不足のほか、職場定着への支援体制が整備されていないことが背景にある。

 障害のある従業員のうち8割近くが精神障害者、という企業がある。生活雑貨店「無印良品」を展開する「良品計画」(東京)。従業員約6千人のうち289人に障害があり、精神障害者が77%を占める。

 同社は09年、「ハートフルプロジェクト」として直営店舗での障害者雇用を始めた。総務人事担当の成澤岐代子さんは「精神障害者を受け入れている企業が少ないため、優秀な人材が埋もれていて、うちで成果を上げることができたのかもしれない」と語る。当初は客と接する機会の多い店舗での雇用を不安視する声もあったが、今では大きな戦力となっているという。

 力を入れているのが、働き始めたときの支援だ。心配なことがあれば、障害者職業センターにジョブコーチを依頼する。勤務時間も週20時間程度からスタートし、本人の体調や希望に合わせて働ける。人事評価制度や昇給もあり、意欲向上につながっている。

 入社時は、得意なことや苦手なことをまとめたプロフィル表を作成してもらう。仕事上、特に注意が必要な点や特性は「情報共有シート」に記し、店舗の従業員で共有する。日々起こったこと、気付いたことも書き込み、職場全体で働きやすいように工夫や改善を続けている。

 成澤さんは「一緒に働く社員も、自分の仕事を見直すなど、良い影響が出てきた。作業全体の効率アップにもつながっている」と評価している。

アイエスエフネットハーモニーで、親会社の社員とともに働く社員たち。首に掛けたストラップの色で、所属する会社が分かるようになっている

=2016/06/01付 西日本新聞朝刊=


手話でつながるカフェ スタッフは聴覚障害者

2016年06月02日 03時23分03秒 | 障害者の自立

 ◆メニュー指さしでOK

 接客も厨房ちゅうぼう内の作業も全て聴覚障害者が手話でやりとりするカフェ「―Social Cafe´―Sign with Me」が文京区民センター(文京区本郷)にオープンし、地域の人々に親しまれている。聴覚障害者が自ら雇用創出などに取り組む一般社団法人「ありがとうの種」が運営。自身もろう者である代表の柳匡裕さん(43)は、「健康や美容を意識したメニューがそろっているので、ぜひ味わってほしい」と話している。

 注文カウンターでは、客とスタッフが、メニュー表を指さしたり、互いにうなずいたりしながら確認し合う。メニューが決まり、デジタルパネルに表示された金額を支払うと注文は完了だ。あとは客が席で、料理が提供されるのを待つ。

 毎日20種類以上のスープやカレー、パスタなどがメニューに並ぶこのカフェのスタッフは全員が聴覚障害者で、共通言語は手話。接客も手話か指さしで行われ、店内は静かで落ち着いた雰囲気だ。注文を取っていたスタッフの女性(22)は、「笑顔が一番重要なので、いつも楽しいことを考えるようにしています」と、筆談で教えてくれた。4月にオープンし、23席ある店は1日平均60人が訪れる。

 カフェは、障害者の特性に沿った多様な就労のモデルとして文京区が公募した「障害者多数雇用事業所」の一環。今年度から2020年度末までは、店舗の賃貸料が9割減額される。メニューはスープ店などを展開する企業と提携して提供している。

 柳さんによると、聴覚障害者の雇用の場は増えてはいるが、「行政や福祉の分野に限られているのが実情」という。カフェでの接客などを通じて、手話を使う人が能力を発揮できる場を実現していくのが狙いだ。柳さんは、「トラブルなどでも、自分たちが対応して様々なスキルを得ていくことで、社会とつながる実感も得られる」と力を込める。

 今後は飲食業に限らず、聴覚障害を持つ子ども向けのデイサービスなど、多様な分野で手話が生かせるビジネスモデルも検討していくという。カフェは、月~土曜が午前11時~午後8時、日・祝日は午後7時まで。

指さしをしながら注文を取る女性スタッフ(右)

指さしをしながら注文を取る女性スタッフ(右)

2016年06月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

「障害者歯科」で哲学、心理学が連携 「カフェ」で親をサポート

2016年06月02日 03時07分57秒 | 障害者の自立

 障害のある人を専門に治療する「障害者歯科」に子供を通わせる親を対象に、「哲学カフェ」と呼ばれるグループ対話や、カウンセリングを行う取り組みが大阪大で始まっている。親をサポートすることが、障害者本人へのサポートになるとして注目を集めている。

 ◆心地よい場所

 5月中旬、大阪府吹田市の大阪大歯学部付属病院。20~40代の障害のある子供を持つ母親6人が「哲学カフェ」に参加していた。テーマは「遊び/遊ぶ」。

 「電車好きの息子と一緒に電車に乗り、子供が発見している様子を見るのが楽しい。自分の時間は少なくても、私も遊べています」「うちの息子は外に出たがらず、家の中での遊びを訓練の場にしてきました」

 母親たちは自身の子育てを振り返りながら口を開いていく。同じ行動でも観点を変えれば「遊び」になること、子供はすぐに「楽しい」という観点に立てること…。対話は休憩をはさんで2時間余り続いた。

 自閉症と広汎性発達障害の22歳の双子を持つ母親(54)は「ここには正解もないし押しつけもない。不思議と心地よい場所です」。

21歳のダウン症女性の母親は「他の障害のある子供のお母さんのお話が聞けて、違った観点を教えていただけるのが楽しい」とほほえんだ。

 ◆寄り添うために

 この取り組みは平成27年1月、大阪大が異分野共同研究を支援する「未来知創造プログラム」の一環として開始。哲学との連携の意義について、障害者歯科治療部の外来医長、村上旬平医師(42)は「口の中は生活すべてを映し出すので、生活の背景を知ることは重要。哲学カフェで出てくる言葉は、治療者がお母さんの気持ちや心に寄り添うためにも重要な判断材料になる」と強調する。

 同年2月には母親が臨床心理士と2週間に1回、1対1で話す定期的なカウンセリングもスタートした。

 広汎性発達障害の21歳男性の母親(47)は1年前から参加。街路樹の緑の話から自身の子供時代のことまでさまざまな話をしてきたといい、「何でも否定せずに聞いてくださる。人前で話すのが苦手でなくなりました」。知的障害のある27歳の女性の母親は「子供の相談をする場はあっても、自分のことを話す所がない親もいる。こんな場は必要」と訴えた。

 カウンセリングを担う同大学保健センターの竹中菜苗助教(36)は「障害者歯科は虫歯予防のために定期的に通う場所。臨床心理学も哲学も困ったときだけでなく日常的に寄り添うものなので、時間の流れが同じという共通点があります」と説明する。

◆地域に広がり

 現在は哲学カフェに15人、カウンセリングに5人が登録しているが、小さい子供を育てている母親は時間的制約などから参加しにくく、成人の母親がほとんどだ。そこで今年1月、プログラムに参加している母親による手記集「昔の私へ てがみ」を作成した。子供を成人させるまで長い年月を経たからこその実感がつづられ、プログラムに参加できない母親ら300人以上が持ち帰ったという。

 大阪大の取り組みは、地域の歯科医師らにも広がりつつある。歯科開業医らでつくる予防歯科の研究団体「関西ウェルビーイングクラブ」(大阪市東成区)では、障害者の虫歯予防や親を対象にした哲学カフェを年内にも始めようと準備を進める。

 同団体代表の文元(ふみもと)基宝医師(51)は「検診に来やすい環境を整備するとともに、保護者の孤立を防ぐ手立てとして哲学カフェを活用したい」としている。

母親らが意見を交わす哲学カフェ=大阪府吹田市の大阪大歯学部付属病院

母親らが意見を交わす哲学カフェ=大阪府吹田市の大阪大歯学部付属病院

プログラムに参加した母親らの手記集「昔の私へ てがみ」。長い年月を経たからこその実感がつづられている

プログラムに参加した母親らの手記集「昔の私へ てがみ」。長い年月を経たからこその実感がつづられている

2016.6.1  産経ニュース


気に入ったらレンタルして 障害者の絵画を展示

2016年06月02日 03時01分42秒 | 障害者の自立

 障害者向け絵画教室の展覧会「art-HRM ポートフォリオクラスエキシビション」が31日、西宮市立市民ギャラリー(兵庫県西宮市川添町)で始まった。小学生から大人まで、思いのままに描いた力作がずらり。作品は6カ月間、有料での貸し出しも行い、障害者の自立につなげる。

 教室は、世界中でホテルやレストランの内装壁画を手掛ける米国出身の画家ヒューズ・ロジャー・マシューさん(43)=西宮市=が主宰。来日した2004年から芦屋市内で開講し、作品発表の場にするとともに、生徒の収入にもつなげるため、レンタル目的の展覧会を開いている。

 会場には、英字新聞に動物を描いたものや宇宙をテーマにした作品など、はがき大から高さ約180センチの大作まで約300点が並ぶ。マシューさんは「それぞれ違う才能があり、その世界を尊重し、最大限引き出した。生徒の持つ力を感じてほしい」と話している。

 入場無料。レンタル料は1作品につき月500~8千円。5日まで。午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。

マシューさんTEL080・3862・1122

障害のある人らの力作が並ぶ展覧会

2016/6/1   神戸新聞NEXT