ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

なるほドリ:地域生活定着支援センターって? /大阪

2012年02月07日 02時30分35秒 | 障害者の自立
 ◇障害、高齢出所者ら手助け 府内は社会福祉法人が事業

 なるほドリ 地域生活定着支援センターが今年度中にも全都道府県で設置が完了すると聞いたけど、何をするところなの?

 記者 刑務所などの矯正施設には障害や高齢のため出所後に自立生活が難しい人がいます。生活苦から窃盗などの再犯をして刑務所に戻る「累犯障害者」も多く、近年福祉的支援の必要性が指摘されるようになりました。センターは保護観察所などからの依頼を受け、行き場のない障害・高齢の出所者らの住む場所を探したり、福祉サービスの申請をしたりして社会復帰を手助けします。

 Q どこが運営しているの?

 A 国が運営費を全額補助していますが、実施主体は都道府県です。実際は都道府県が出所者支援のノウハウがある社会福祉法人などに委託しています。

 Q 設置はスムーズにいったのかな?

 A 国は09年度から設置を始めましたが、地元住民の理解が得られなかったり、委託先が見つからなかったりして時間がかかった都道府県もあるそうです。

 Q 大阪にもあるの?

 A はい。10年7月から府の委託を受けた社会福祉法人「大阪府総合福祉協会」(大阪市)がセンター事業を始めました。大阪では、センターの事業開始前から、同法人に事務局をおいている民間のネットワーク「よりそいネットおおさか」(09年4月結成)が、出所者支援をしていました。そのため、今回のセンター事業には、西成・あいりん地区のホームレスを支援した経験のある職員らが担当しています。11年11月までで280件を扱いました。

 Q 職員の一日は?

 A 支援対象者が出所する日は朝刑務所に迎えに行き、受け入れ先施設などとの打ち合わせや役所での生活保護などの申請で丸一日かかります。事前調整のため支援対象者がいる遠方の刑務所まで面会に行くことも。緊急対応が必要な相談も随時入ってきます。

 Q 忙しそうだね。職員や予算は足りてるの?

 A 現在定員は4人。全国のセンターが業務量の増加を理由に職員の増員や予算の増額を国に要望しており、国は来年度からの予算増額を検討しています。<回答者・牧野宏美(社会部)>

毎日新聞 2012年2月6日 地方版

NTT西日本佐賀支店:聴覚障害者を支援 「電話お願い手帳」と「ふれあい速達便」寄贈 /佐賀

2012年02月07日 02時24分55秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者のコミュニケーションを支えようと、NTT西日本佐賀支店が、外出先での緊急連絡や用件を簡潔に伝えられる「電話お願い手帳」とファクス送信用紙「ふれあい速達便」を県聴覚障害者協会などに寄贈した。

 全国で実施されており、今年で30回目。

 同協会では、田中光二支店長が「聴覚障害者の方々が使いやすい内容になるよう、引き続き活動を続けたい」と、中村稔会長に手帳などを手渡した。中村会長は「携帯メールが普及しているが、高齢者にとってファクスはとても重要。速達便は使いやすくて好評で、宝物のように大切にしています」と感謝した。【

毎日新聞 2012年2月6日 地方版

発達障害者:津の医療機関職員らがNPO発足、手厚く支援 早期発見や就労支援、協力者募集も /三重

2012年02月07日 02時20分02秒 | 障害者の自立
 児童精神科の専門医療機関「県立小児心療センターあすなろ学園」(津市城山1)の職員らが、発達障害者を支援するNPO(非営利組織)法人「ライフ・ステージ・サポートみえ」を発足させた。教育現場での発達障害者の早期発見や青年期の就職支援、教育現場での技術指導などの支援を行うのが目的だ。18日に県人権センター(津市一身田大古曽)で、設立記念の講演会を開く。

 同園は、診察と入院、学校教育を行っているほか、市町と協力して、公立の幼稚園や保育園など教育現場での発達障害者の発見を支援し、対応する職員の育成にも力を注いでいる。一方で、私立の幼稚園や高校生などの青年への支援まで手が回らないことが課題だった。

 このため、より広い支援を行うため、職員以外の人が活動に参加できるNPO法人を設立したという。設立者の一人で、同学園管理部の渡辺一政部長は「私たちだけでは手の届かないところまで支援できるよう、いろいろな人に協力してほしい」と話しており、小児科医や保育士、教員や発達障害を持つ子の親の参加を期待している。

 ◇18日に記念講演会

 講演会は18日午後1時半から。無料。児童精神科医で「まな星クリニック」(岡山市北区)の中島洋子院長が「途切れないメンタルヘルスと発達支援」と題して講演する。問い合わせは、ライフ・ステージ・サポートみえ(080・3624・7447)。



毎日新聞 2012年2月6日 地方版

障害者の雇用環境改善 枚方の企業、社福と連携

2012年02月07日 01時43分38秒 | 障害者の自立
 精密部品加工を手掛けるアスク(大阪府枚方市津田山手)が社会福祉法人くにみ会清水園(枚方市津田)と社会福祉法人路交館桜の園(守口市八雲北町)の両法人と連携し、障がい者就労支援事業所の新たな収益源を生み出すべく、自社開発の電線剥離機「電線マン」を使ったビジネスモデルづくりに挑戦している。

 障害者支援事業所が「電線マン」を使い、企業から出る廃電線を銅線と被覆部に剥離し再資源化。廃電線の仕入れと再資源化した銅の販売の差額を収入にする。低賃金と仕事の減少に悩む就労支援事業所で利用者の自立に向けての後押し的存在として期待される。

 アスクの長倉貞雄相談役が、通勤中の電車内で事業所に通う子たちと出会ったのが、今回のスキームに取り組む一つのきっかけという。毎朝、熟睡する長倉相談役を津田駅で起こしてくれる彼らが、いつもよりうれしそうにしている。聞けば給料日だという。「その金額を聞きがくぜんとした」と長倉相談役は話す。

 大阪府内のこれら事業所での賃金の平均は1万円前後という。さらに景気停滞の影響もあり仕事量が激減、仕事の確保とともに先行きの賃金確保が懸念される状況だ。

 「何とかならないものか」という長倉相談役の思いに合わせるように、同社が入居する工業団地・津田サイエンスヒルズまちづくり協議会の和泉幸男事務局長が、電線剥離機を使った作業が就労支援事業所の新たな仕事にできるのではと考え、近隣の社会福祉法人くにみ会清水園と同社を引き合わせた。

 清水園の杉田匡史施設長は「請負業務と違い、納期が無いのは魅力。他の業務の合間に取り組める」と、仕事量に波がある現状の解決策として期待する。

 桜の園の栗栖琢磨さんは、電線剥離の作業自体が▽電線を分ける▽電線をまっすぐに伸ばす▽電線を機械に通す-など、作業を分担でき「利用者それぞれの特性を生かした作業分担ができる」と利点を挙げる。また同作業が加わり職種が増えたことで、他の作業を終えて電線作業をしたいという目的意識からか「他の仕事が早くなるなど、目に見えて効果があった」と話す。

 桜の園では牛乳パックのリサイクルで長い付き合いのあるリサイクル業者から廃電線の提供を得られたが、「回収業者やリサイクル業者がすでに存在している現状で、うちが仕事を得ることでどこかが仕事を失うのも事実」(栗栖さん)。作業所支援という形で会社のイメージアップが図れることから「(廃電線の安価での提供など)同意してくれる人にいかに集まってもらえるか」(杉田施設長)と、両者とも廃電線の安価で安定的な確保を課題に挙げる。

 同社は現在、再資源化されずほとんどが埋め立て処理に回されている細径ハーネス線は安価での確保が容易と考え、専用剥離機の開発を急ぐなど、モデル実現に向け、さまざまな模索を続けている。


清水園の利用者らに作業を指導する長倉相談役

大阪日日新聞 - 2012年2月6日

鹿児島市で視覚障害者歌の祭典

2012年02月07日 01時32分31秒 | 障害者の自立
 視覚障害者らが演歌や懐メロを披露する「歌の祭典」が5日、鹿児島市中央町のよかセンター多目的ホールであった。40組が練習の成果を発表、心を打つ歌声に約300人が聴き入った。
 発表者は誘導ボランティアに付き添われ、ゆっくりと舞台の中央に進んだ。左手で点字の歌詞をたどりながら、マイクを握る人も。二胡やハワイアンバンドの演奏もあり盛り上がった。
 ステージで歌うのは初めてという同市の新村由紀子さんは朱色の着物で登場。「最後まで手が震えたが、大きな拍手がうれしかった」。屋久島町の中井喜恵子さんは「手拍子をもらって、気持ちよく歌えた」と笑顔を見せた。
 視覚に障害がない7人も参加した。同市の日高和子さんは「温かい雰囲気の発表会で、みんなの一生懸命な歌声や演奏に感激した」と話した。
 祭典は、ともに難病の網膜色素変性症を患う同市の山之内孝さん(74)、妻のトミエさん(71)が企画。夫妻は「障害のある人とない人が、一緒に舞台をつくることができて幸せ」と話した。


デュエットや楽器演奏などを披露する視覚障害者ら=5日、鹿児島市中央町

(南日本新聞 - 2012 02/06 12:15)