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ゴエモンのつぶやき

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全国障害者スポーツ大会:グランドソフトボール 県チーム、涙の初優勝 /三重

2011年11月12日 01時27分34秒 | 障害者の自立
 ◇「無冠の帝王」返上

 第11回全国障害者スポーツ大会「おいでませ!山口大会」(10月22~24日、山口県宇部市)のグランドソフトボール競技で、県代表チームが初優勝に輝いた。メンバーで弱視の兵後正剛さん(50)=名張市春日丘2=は「4半世紀続けて、ついに全国一を勝ち取り涙が出た。世界に競技を広めたい」と夢を語る。

 ◇「世界に広めたい」
 グランドソフトボールは、全盲選手4人以上を含む10人でチームを構成。投手はハンドボールのようなボールを転がし、打者はバットで打つ。捕手やコーチが手をたたき、ホームベースや塁の方向を教えるなど、音が重要な位置を占める。70年以上前に日本で考案された。

 兵後さんは4年前に引退、指導者として後継者の育成や普及に取り組んできたが、全国出場をかけた東海北信越大会でチームが2年連続敗退したため、現役に復帰。1番・中堅手として6月の同大会優勝に貢献。ヘッドコーチとしてもチームを牽引(けんいん)し、全国大会でも初の栄冠に導いた。

 県チームは02、03年に準優勝と実力は十分だったが、優勝経験がなく「無冠の帝王」と呼ばれていたという。「ずっと1位になれずに心は折れかけていた。今までの思いを優勝という形で達成できて感慨深い」と言う。長年指導してきた前監督を胴上げしながら、うれし涙が止まらなかった。

 15歳の時、事故で右目を失明、左目も弱視となった。しんきゅうマッサージ師の資格取得のため、通っていた奈良県立盲学校時代、グランドソフトボールと出合う。28歳だった。当時、100メートル11秒8の盲学校日本記録を打ち出す俊足で、以来「走攻守」の三拍子そろった選手として活躍。00年、名張に引っ越し、奈良から三重チームに移籍した。02年の冬季パラリンピックにスキーで出場するなど、スポーツ万能だ。

 グランドソフトボールは全国で約50チーム約1000人の競技人口があるが、国内でしか普及していないという。兵後さんは「世界に競技を広め、いつかはパラリンピックの正式競技にしたい」と話している。

〔伊賀版〕 毎日新聞 2011年11月11日 地方版




被災障害者支援の充実訴え

2011年11月12日 01時22分31秒 | 障害者の自立
 中・四国身体障害者福祉大会が11日、福山市御幸町の広島県立ふくやま産業交流館であった。約2500人が参加し、東日本大震災で被災した障害者支援の充実などを求める大会宣言を採択した。

 大会宣言は「災害弱者として障害者の防災対策の必要性が明らかになった」と指摘。要援護者の名簿づくりと避難支援計画の早期確立を訴えている。併せて、相談員制度の充実▽公共交通機関の割り引き拡大―などを国や県、市町村へ要望することも決議した。

 中・四国ブロック身体障害者団体連絡協議会と広島県身体障害者団体連合会が開いた。


【写真説明】災害時の障害者支援策確立などを訴えた中・四国身体障害者福祉大会

'11/11/12 中国新聞