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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者がイラストを描いた「だんだんボックス」に歌

2011年11月12日 02時21分54秒 | 障害者の自立
 障害者のアーティストがデザインしたイラストをあしらい、福岡や東京の郵便局などで販売されている段ボール箱「だんだんボックス」の活動を応援しようと、北九州市小倉南区出身のシンガー・ソングライター・冨永裕輔さん(27)が、テーマソング「ありがとう」を制作した。

 だんだんボックスは2010年8月に、障害者の社会参加やいきがいづくりを目指し、市民や建築家などが実行委員会を作って活動をスタート。4月にだんだんボックスの存在を知った冨永さんは、「真剣に創作活動をする姿が魅力的で、歌で支えたい」と、テーマソングの制作を実行委に提案。ライブ活動を続けながら、約5カ月かけて完成させたという。

 「ありがとう あなたの笑顔の種をいま贈ろう」-。歌詞には、普段は口に出せない素直な気持ちを込めた。歌は、9月に福岡市で行われただんだんボックスの活動1周年記念のセレモニーで初披露され、今後、発売予定のアルバムに収める計画だ。

 冨岡さんは「だんだんボックスの活動が多くの人たちの絆を結んでいるように、人の心に届く歌に育ってもらいたい」と話している。

=2011/11/11付 西日本新聞朝刊=


高齢者などの居住安定化への取り組み、14件を補助 国交省

2011年11月12日 02時18分26秒 | 障害者の自立
 国土交通省は11月11日、高齢者や障害者、子育て世帯の居住安定確保に向けた先導的な取り組みを補助する「高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業」の2011年度第2回分として、14件を選定したと発表した。8~9月に募集し、32件が応募。学識経験者からなる委員会の評価結果を踏まえて決定された。


 選定された事業の内容や評価報告書は、同事業のホームページ(http://www.iog-model.jp/)で公開している。

2011年11月11日18時36分 朝日新聞

進まぬ盲導犬育成 県内37匹、貸与待つ障害者 普及阻む社会の無理解

2011年11月12日 02時12分49秒 | 障害者の自立
視覚障害者の歩行をサポートする盲導犬の普及が進んでいない。千葉県内では37匹に対し、視覚障害1級(両眼で視力0・01以下)の人は4千人以上。全国でも約千匹の盲導犬が活動しているが、取得希望者は数千人に上るという。背景には高額な育成費用に加え、受け入れる側の認識不足を指摘する声も。ユーザーが安心して暮らせる社会づくりへ市民団体も普及に努めている。

 盲導犬は身体障害者補助犬法に基づき認定された犬で、体に装着されたハーネス(胴輪)を通して、ユーザーが街中を安全に歩けるように障害物を避けたり曲がり角を教えてくれる。

 同法は、公共交通機関などに盲導犬の受け入れを義務付け。やむを得ない場合を除いて同伴を拒むことはできない。だが、罰則がない「努力規定」のため、同伴が断られるケースが後を絶たず社会問題となっている。

 厚生労働省によると、全国では1067匹の盲導犬が現場で活動(11月1日現在)。千葉は37匹で全国9番目だが、「両眼で視力0・01以下」の視覚障害1級の障害者手帳を持つ人は4126人(県障害福祉課2010年度統計)、全国での盲導犬希望者は数千人に上るとみられる。

 普及が進まない事情として、育成費用が1匹約200万~500万円と高額で、視覚障害者が取得に関する情報を得にくいことなどが挙げられる。また、盲導犬を育成する全国の協会では貸与条件とされる視覚障害の程度に差があり、教育方法も異なっている。


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松戸市で行われた交流会で盲導犬と歩く松井さん(「盲導犬を普及させる会」提供)

2011年11月11日 15:10 千葉日報

誇り高く戦う、障害者レスラーたち 東京

2011年11月12日 01時34分13秒 | 障害者の自立
【11月11日 AFP】流線型のサングラスに迷彩柄パンツという出で立ちの日本人レスラー鶴園誠(Makoto Tsuruzono)は、相手を挑発しながら無敵のオーラを発していた。試合開始のゴングが鳴ると不運な「胸男」はほとんど何もできず、鶴園のたくましい腕から雨あられのごとく降り注ぐパンチを交わすしかなかった。

 この2人の男たちは車いすに乗っているが、レスラーとしての人生に自分たちの障害が壁になっているとは思っていない。「この障害者プロレスだけは誰にも負けないと言える、言い続ける自信がある」。勝利した鶴園(34)は車いすの上で語る。「どんなにくだらない内容でも、これだけは人に負けないというものがあれば、自信をもって人生を生きていける」

 鶴園も「胸男」も、東京の障害者プロレス団体「ドッグレッグス(Doglegs)」が興業しているWWFスタイルのプロレスに出場するレスラーだ。所属する18人のレスラーには男も女も、障害のある者もない者もいる。精神的な障害から、右足がなく左足も未発達な鶴園のような身体の障害まで、様々な障害がある選手たちを、この大会は引きつけている。

 ある一戦では、盲目の「ブラインド・ザ・ジャイアント」が聴覚障害の相手に立ち向かう。別の試合では、慢性うつの男性がアルコール依存症者と戦う。このように異なる障害がある者同士の多数の対決が繰り広げられる。

■日本人の障害者観に一石

 ドッグレッグス代表、北島行徳(Yukinori Kitajima)氏は、20年前に年2回の興業を開始して以来、反対や抵抗にあってきたと語る。「事務所に電話がかかってくる。不愉快だと。障害者なんて外に出すなというようなことを言ってくる」

 障害者支援を行っていた健常者の中島氏は、日本での障害者の扱われ方に強く異を唱えている。「もともと日本の文化では、障害者が生まれるとずっと座敷の中に閉じこめておくというような文化がある」。しかし「障害者だって欲望がある。金もほしいし女とも付き合いたいし、健常者と同じように自由に生きてみたいんだと。おとなしい羊のような障害者だけじゃない」

「国からもらっているお金だけで、黙っておとなしく生活していればそれで満足なのか?」と中島氏。「プロレスを見せることによって健常者側の意識も変わるんじゃないかと思った」と言う。

 半身不随の男性と女性が殴り合い、蹴り合う試合を初めて見た観客たちの中には、人生観が変わったという人もいる。西東京で行われた大会に集まった200人の観衆の1人、ビジネス・スクールに通うスズキ・タカツグさん(38)は複雑な気持ちを抱いたと言う。「障害のない自分たちも、普段の生活や会社で自分を押し殺しているところがある。本気でぶつかって相手とコミュニケーションとろうとしている彼らを見て、勇気をもらった」

■障害者の自主性が重要

「ミラクルヘビー級」の試合で対戦したのは、首を装具で固定した男性と、四肢に部分的なまひがある36歳の女性だった。リングサイドには医療スタッフが控えていた。

 ドッグレッグスの熱狂的なファンで、子どもの頃から車いす生活を送っているカネシゲ・ヤスユキさん(31)は、「表立って何かをみんなに伝える手法としてはいいものだと思う」と語る。レスラーたちの力強いパフォーマンスが好きで、自分も「機会があればやるかもしれない」と考えている。ドッグレッグスは見る人によっては見せ物のように見えることは分かっていると、カネシゲさんは言う。けれど「障害者の自主性でやっている」ことが重要なのだと強調する。

 障害者インターナショナル日本会議(Japan National Assembly of Disabled Peoples' International)の尾上浩二(Koji Onoue)事務局長は、「社会のステレオタイプを揺さぶることに意義がある」として障害者プロレスを全面的に応援している。「障害者は施設や病院の片隅で生活しているという存在だった。そこから色々なチャレンジをして障害のある体をさらけだして表現する人たちが出てきた。彼らが障害を隠したり、負い目を感じたりすること自体がおかしい」

 ヤノ・マサコさん(63)は、息子の慎太郎さんが初めてリングにあがったのを見た時はきつかったが、「でも障害者プロレスを見てみたら、面白がっている自分がいた」と振り返る。そして障害者をまるで触れてはいけないもののように扱う日本人の接し方が常々、気にかかっていると言う。

 息子がドッグレッグス代表の北島氏に敗北した試合の後、ヤノさんは息子と一緒にビールをすする。そして、息子が負ければ確かに悔しいが、息子のことを強く誇りに思っていると語った。「決して健常者とは同じではない。不利だし不便だ。でもリングの上では対等でいられる」(c)AFP/Harumi Ozawa


都内で開催された障害者プロレス興業「ドッグレッグス(Doglegs)」で対戦する盲目のレスラー「ブラインド・ザ・ジャイアント(The Blind Giant)」(左)と聴覚障害レスラーの「陽の道(Hinomichi)」(2011年10月8日撮影)

2011年11月11日 08:01 AFPBB News

高齢、障害者の社会復帰支援 地域センター体制強化

2011年11月12日 01時30分10秒 | 障害者の自立
 福祉の支援を受けられずに罪を繰り返してしまう高齢者や障害者が増えるなか、厚生労働省は、自立が難しい人たちの社会復帰を支援する地域生活定着支援センターの体制強化に乗り出す。来年度予算の概算要求に運営費として従来の約1・6倍となる13億円を計上した。2009年度から都道府県に設置が始まったセンターは運営費が限られ、人手不足が深刻だ。予算増額で職員を増やすなど支援の充実を図る狙いがある。

 センターは厚労省の全額補助で都道府県が設置する。高齢者や障害者20+ 件のサポートに実績がある社会福祉法人やNPO法人などが運営する。九州7県を含む45の都道府県にあり、残る2県も本年度中に開設予定という。

 刑務所や保護観察所の依頼を受け、自立が難しい服役者への療育手帳の取得など事務手続きを助け、出所後の受け入れ施設を探す。出所後も相談に乗る。

 全国地域生活定着支援センター協議会事務局(長崎市)によると、センターの支援件数は増加傾向にある。現在、国の運営費補助は1施設当たり1700万円。職員は原則4人で、どのセンターも支援の依頼に対して人が足りない。

 昨年7月に設立した福岡県地域生活定着支援センター(福岡市)は、これまでに100人以上の依頼を受けた。職員4人が1人当たり常時30人ほどを受け持つ。近距離の移動は自転車を使うなど経費節減に努めるが「人も予算も全く足りない。面会時間の確保もままならない」(担当者)と訴える。

 母体の団体が手出しで人を増やし、経費を負担してしのぐ例もある。協議会は厚労省に予算の増額を再三要望していた。

 厚労省によると、予算が増額されれば1施設の運営費補助は2650万円になり、職員は2人増える。社会・援護局は「自立困難な人の再犯防止は喫緊の課題。立ち直りの後押しは再犯防止につながり、結果として安心して住める社会づくりに役立つ」と話す。

=2011/11/11付 西日本新聞朝刊=