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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者の「困った」に銅駝高生が考案

2011年01月19日 00時52分13秒 | 障害者の自立
 音声機能付きの計量カップや、料理をこぼしにくいように凹凸を付けた皿など、目の不自由な人が使いやすい物品のアイデアを、銅駝美術工芸高(京都市中京区)の生徒たちが考案した。障害者の「困った」という声を直に聞き取り、試作品やレポートを作製した。21日に大丸京都店(下京区)で開かれるイベントで発表する。

 デザイン専攻の2年生17人が、授業の一環で取り組んだ。昨秋、視覚障害者総合福祉施設・京都ライトハウス(北区)を訪ね、利用者から「目盛りが見えないので調味料が計れない」「点字ブロックだけだと、方角がわからないときがある」「困っているときには声をかけて手を引いてほしい」との声を聞き、3班に分かれてアイデアを練った。

 このうち調理に関する班は、音声認識機能付きの電子レシピや分量センサー付きの計量カップを発案。食べる際に料理が皿の外に滑り出さないよう、縁の近くに突起を付けた皿も試作した。

 別の班は、カードをかざせば駅構内の案内や列車の発着時刻の情報を得られる音声システムを考えた。もう一つの班は、困っている視覚障害者への声のかけ方を紹介するCMを制作し、粘土の人形を少しずつ動かして撮影する「クレイアニメ」で表現した。

 駅システムを考えた大西日和さん(16)は実際に目隠しをしてJR京都駅の構内を歩いた。「他人の足音や声が聞こえるたび、ぶつかるかも…と不安を覚えた。視覚障害のある人がまちを安心して歩けるよう、今後も考え続けたい」と話していた。

 大丸京都店での「あい・らぶ・ふぇあ」(京都ライトハウスなど主催)で21日午後3時半から発表する。ふぇあの開催期間は20~23日で、点字の名刺作りや視覚障害者向け卓球、アイマスク体験などができる。入場無料。

京都新聞 -

冬季デフリンピック:アルペンスノーボード日光の手塚久野さん、初出場 /栃木

2011年01月19日 00時49分17秒 | 障害者の自立
 ◇聴覚障害者の祭典に初出場

 「差別なくすため頑張る」  スロバキアで来月開かれる聴覚障害者の国際的な祭典、冬季デフリンピック(ハイタトラス2011デフリンピック)に日光市の手塚久野さん(33)がアルペンスノーボードで初出場する。勤務先のグラクソ・スミスクライン(本社・東京都渋谷区)も全面的にバックアップ。「優勝したい気持ちはあるが、落ち着いてやりたい」と抱負を語った。【浅見茂晴】
 手塚さんは4歳でスキーを始め、24歳でスノーボードと出合った。友人に誘われたことがきっかけだったが、「嫌な気持ちを忘れさせてくれるくらいスピードが出るのが面白い」と、のめり込み、「みんなと平等になりたい、強くなりたい」と思った。フリースタイルから4年後にはアルペンに転向し、デフリンピックへの夢も芽生えたという。
 普段は、陸上トレーニングやジムで汗を流す他、トリノ五輪日本代表チームコーチの小嶋久幸さんに師事していることやゲレンデで衝突を避けるため主に、スキーヤーやスノーボーダーが比較的少ない北海道で練習している。また、海外にも出かけ、昨年8月もニュージーランドで技に磨きを掛けた。
 昨年イタリアで開かれたヨーロッパデフカップ国際選手権では、大回転で銅メダルを獲得。全国ろうあ者冬季体育大会では回転で金、大回転で銀メダルだった。国際スキー連盟(FIS)の大会に健常者と一緒に出場したり、国内大会にも積極的に参加したことが評価され、代表の座を獲得。今回、2人同時にスタートするパラレル大回転に出場する。
 手塚さんは同社今市工場(日光市土沢)で資材や原料などの在庫管理を担当。会社の支援に「うれしいと同時に、サポートを受けて頑張る気持ちがわいて、責任を感じる」と表情を引き締める。会社も昨年から有給休暇とは別に特別休暇を導入し、練習や活動をバックアップ。社員の一体感醸成のため、会社と社員で合わせて200万円を目標に寄付を募っている。
 オリンピックやパラリンピックに比べて、デフリンピックの知名度は低い。「差別をなくすためにも、テレビ放映をしてほしい」と訴える。他の障害者に対して「つらい気持ちを乗り越えられるようになってほしい」とエールを送り、「差別をなくすためにも頑張ります」と決意を披露した。長野や群馬で最終調整した後、スロバキアに向けて出発、20日の本番に備える。母親と妹家族が応援に駆け付けるという。
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 ■ことば
 ◇第17回冬季デフリンピック  2月18日~26日、スロバキアのヴィソケ・タトラ市で開かれ、25カ国・地域の707人がアルペンスキーとクロスカントリー、スノーボード、カーリング、アイスホッケーの5競技に出場する。日本選手団は52人。

毎日新聞 2011年1月18日 地方版

デフリンピックに小林さん出場へ 聴覚障害者世界大会のアルペン、「金」目指す

2011年01月19日 00時45分06秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者の国際的なスポーツ大会「冬季デフリンピック」のアルペンスキー女子に出場する小林育実さん(新庄北高最上校3年)が18日、県庁を訪れた。県聴覚障害者協会によると、本県からデフリンピックへの出場は34年ぶり。小林さんは「メダルを目指して頑張りたい」と抱負を語った。

 小林さんは昨年2月の全国ろうあ者冬季体育大会(北海道)で優勝し、デフリンピックへの出場権(回転、大回転)を獲得した。昨年末から北海道で代表合宿に参加し、現在は最上町の赤倉温泉スキー場で練習を重ねている。

 この日は小林さんのほか、県障がい者スポーツ協会や県聴覚障害者協会、新庄北高の関係者らが県庁を訪問し、望月明雄健康福祉部長や相馬周一郎県教育長と懇談。県や各協会から激励金を受け取った小林さんは「ベストパフォーマンスを披露し、(得意の)大回転では金メダルを目指したい」と力強く語った。

 デフリンピックは4年に1度、世界規模で開かれる聴覚障害者のための国際大会。冬季は2月18~26日にスロバキアで開かれ、5競技に25カ国、約700人が出場する。日本選手団は役員を含め52人。小林さんは2月15日に出発する。

山形新聞

発達障害に理解深めて 広島で講演会

2011年01月19日 00時43分28秒 | 障害者の自立
 自閉症など発達障害への理解を深め、支援の在り方を考える講演会が16日、広島市安佐南区の区民文化センターであった。市などが主催し、保護者や教育関係者たち約520人が訪れた。

 児童精神科医で、京都市児童福祉センターの門真一郎副院長が講演し、「言葉を聞くだけでは理解しにくいが、視覚的な情報は処理しやすい人が多い」と自閉症の特性を説明。「ください」「手伝って」などの文字やイラストがかかれたカードを渡し合い、意思疎通する手法を紹介した。

 講演に先立ち、広島市発達障害者支援センターの大沢多美子センター長が、就労支援などの取り組みを紹介した。

中国新聞

精神障害者雇用安定奨励金(社内理解促進奨励金)について

2011年01月19日 00時40分34秒 | 障害者の自立
当社には、うつ病で1年間休職している従業員がおりますが、来月には職場復帰する予定です。職場復帰にあたっては、周囲の従業員の理解が何より重要と聞いたので、「精神障害者をどのように支援したらよいのか」などを理解するための講習を専門家に行なってもらうことにしました。このような場合に助成してもらえる制度がありましたら教えてください。
社会保険労務士・中小企業診断士 加藤美香(かとう・みか)
労働基準監督署労働条件相談員、労働時間短縮アドバイザー、就業規則普及指導員等公的業務の経験を生かし、企業への人事労務コンサルティングに力を入れている。
回答精神障害者雇用安定奨励金のうち、社内理解促進奨励金を紹介します。この奨励金は、従業員に精神障害者支援のための講習を受けさせた場合に一定額を助成するものです。
解説【受給するためのおもな要件】次のいずれの要件も満たすことが必要です。
1.雇用保険を事業所に適用していること
2.次のいずれにも該当すること
・障害者雇用促進法に規定する精神障害者である求職者(以下「対象精神障害者」という)(※1)をハローワークまたは、地方運輸局の紹介により、雇用保険の一般被保険者として雇い入れ、継続的に就労させること
・障害者雇用促進法に規定する精神障害者である65歳未満の休職者(※2)を職場復帰させ、継続的に就労させること
3.精神障害者の支援に関する知識を習得するため、一定の講習(以下「精神障害者支援講習」という)をその事業所の労働者に受講させること
4.精神障害者支援講習の開始日の前後6カ月間に、対象精神障害者の雇い入れまたは休職者の職場復帰を行なうこと
5.対象精神障害者を雇い入れる場合は、雇い入れ日の前後6カ月間にその事業所の雇用保険被保険者を解雇等(勧奨退職等を含む)していないこと
※1:障害者雇用促進法(第2条第6号)に規定する精神障害者(対象精神障害者)
 次のいずれかに該当する者であって、症状が安定し、就労が可能な者をいいます。
  □精神保健福祉法の規定により精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者
  □統合失調症、そううつ病(そう病・うつ病を含む)または、てんかんにかかっている者

※2:休職者
 精神障害の原因となる疾病について初めて医師の診療を受けた日または疾病に関する診断書の診断日から職場復帰をした日の前日までの休職期間が6カ月以上である者をいいます。
【精神障害者支援講習とは】 1.講習時間
1回につき2時間以上です。
2.講習の対象
雇い入れた精神障害者または職場復帰した休職者と同じ職場の労働者です。
3.講習方法と講習内容
次のいずれかの者を講師とする講習またはその事業所以外の機関が実施する講習で、内容は精神障害者の支援に関するものです。
・精神科医、精神保健福祉士、臨床心理士、臨床発達心理士、社会福祉士、作業療法士、看護師、保健師
・精神障害に関する専門的知識および技術を有する学識経験者
・精神障害者の就労支援に係る経験を3年以上有する者
・精神障害者の雇用管理に係る経験を3年以上有する者
・事業所で雇用されている精神障害者
【受給できる額】精神障害者支援講習1回につき、要した費用の1/2です。(5万円が上限)
 ただし、支給対象となる講習期間は1年間が上限で、1年間の講習回数は5回が上限です。
1.対象となる費用
講師謝金、講師旅費、講習を実施する会場使用料、教材費・資料代、外部機関が実施する講習の受講料等
2.対象とならない費用
労働者が精神障害者支援講習に参加するための旅費や講習期間中の賃金等
その事業所において選任されている産業医や産業保健スタッフ、その事業所の労働者を講師とした場合の講師謝金および講師旅費
【受給するための手続き等】 1.利用届を提出します。
対象精神障害者の雇い入れまたは休職者の職場復帰、精神障害者支援講習の開始の予定を記載した利用届を、その雇い入れ、もしくは職場復帰の日、または精神障害者支援講習の開始日のいずれか早い日の前日までに、本社等の主たる事業所を管轄する労働局に提出します。
2.雇い入れまたは職場復帰を実施します。
3.講習を開始します。
4.支給申請をします。
次のアまたはイのいずれか遅い日の翌日から起算して1カ月以内に、必要な書類を添えて支給申請書を労働局に提出します。
 ア.対象精神障害者の雇い入れ日または休職者の職場復帰日から6カ月を経過した日
 イ.精神障害者支援講習修了日
5.奨励金が支給されます。
審査の上、奨励金が支給されます。
2. 対象精神障害者の雇い入れまたは休職者の職場復帰、3. 精神障害者支援講習の開始のいずれかについて、利用届の提出日から6カ月以内に実施します。
 なお、2. または3. を実施した日から6カ月以内に、もう一方の取り組みを実施します。
 2. と3. の順序は問われませんが、利用届の提出日から6カ月以内に、いずれも実施しなかった場合は、支給申請をすることはできません。
【よくある質問】 Q1.対象とならない講習の例を教えてください。
  A1.セルフケア(受講する対象者が自分のストレスや心の健康について理解し自らのストレスを予防、軽減するあるいは対処すること)に関する講習や通信教育による講習は対象となりません。
Q2.対象精神障害者または休職者が、支給申請時までに離職した場合、支給申請はできるのでしょうか。
  A2.自己都合により離職した場合については、離職日から1カ月以内に新たに精神障害者を雇い入れるか、または、別の休職者が職場復帰した場合は、奨励金の支給を受けることができます。一方、事業主都合で離職した場合は、奨励金の支給を受けることはできません。
Q3.精神障害者支援講習の開始日と対象精神障害者の雇い入れまたは休職者の職場復帰は、どちらが先でもよいのでしょうか。
  A3.順序は問われませんが、精神障害者支援講習の開始日の前後、6カ月以内に行なうことが要件となります。
Q4.精神障害者雇用安定奨励金には社内理解促進奨励金のほかにどのような奨励金がありますか。
  A4.精神障害者専門家活用奨励金、精神障害者支援専門家養成奨励金、ピアサポート体制整備奨励金があり、いずれも精神障害者の雇用を促進し、職場定着をはかるための奨励金です。
 精神障害者の雇用や休職者の職場復帰の際のさまざまな場面で利用することができます。複数の奨励金を組み合わせて利用することもできます。
【問い合わせ先】  都道府県労働局一覧:http://www.mhlw.go.jp/general/sosiki/chihou/
   ハローワーク一覧:http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html

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