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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

特別支援教育を考える/上 在籍者10年で倍 ◇追いつかぬ態勢整備〔新教育の森:ほっかいどう〕(

2009年09月14日 00時40分46秒 | 障害者の自立
 学習や生活面で困難を抱える子供たちが学ぶ「特別支援教育」。その児童・生徒数が増えている。自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など、発達障害の子供の増加が主な要因とみられる。小中学校の特別支援学級の在籍者が10年間で倍増。養護学校では校舎が手狭になるなどの影響が出ている。特別支援教育の課題を3回にわたって報告する。

□■足りない教室
 札幌市手稲区の新興住宅地にある知的障害の道立星置養護学校。2階建ての校舎に入ると、教室確保にやりくりした様子がうかがえる。視聴覚室を間仕切りした二つの教室、生活訓練室を衣替えした教室。中には廊下に急ごしらえした教材室を広げた教室もある。
 現校舎での生徒の適正規模は約130人。そこに小学部から高等部までの児童・生徒203人が通う。適正規模より5割以上も多いすし詰め状態。特別教室を一般教室に衣替えして何とかしのいでいる状況だ。井上繁夫校長は「自閉症の子供が増え、小中学部でほぼ半数、高等部では約6割を占めています」と話す。
 今年度末で閉校する石狩市内の紅葉山小に分教室を作るが、耐震工事が必要なことから来年4月には間に合わない。井上校長は「いま特別支援学級に通う道内の中学3年生はかなり多く、高等部に今以上の生徒が入学したら、どうしようかと頭が痛い」と話す。
 星置養護学校のような問題は道内の各養護学校で起きている。知的障害の養護学校は道内に37校あるが、在籍者数(09年5月現在)は3403人。毎年のように増え続け、10年間で519人増えた。教室不足を解消するため、8月の補正予算で、道内の養護学校6校で26教室を増築するが、それでも教室数は十分ではない。

□■急増する支援学級
 発達障害は自閉症のほか、行動に落ち着きがないADHDや、読む、書く、話すなどの学習能力の一部に問題のあるLDなどが含まれる。こうした児童・生徒が通うのが小中学校に設置されている特別支援学級。養護学校より急激に増加し、在籍者数(09年5月現在)は7534人で、00年の3760人に比べてほぼ倍増した。
 特別支援学級は障害によって7種類の学級に分かれる。全体を押し上げるのが半数を近くを占める自閉症・情緒障害学級。在籍者数は3637人と、10年間で3倍弱となった。
 道教委は、教諭の間でADHDやLDなどへの理解が十分でないことから校内研修を進め、障害の特性などを正しく把握し、適切な指導ができる態勢づくりを進めている。小中学校は少子化で空き教室があり、養護学校のような教室が足りない事態は幸い起きていないが、急速に増えるADHDやLDなどの児童・生徒に現場から戸惑いの声も上がる。…


精神障害者の雇用を成功させるために

2009年09月14日 00時38分07秒 | 障害者の自立
第1部は「雇用継続を可能にする新たなスタンダードモデルの提言」でした。

最初に(株)クオリティサポート 代表 の岡橋生幸様より”調査研究概要”のご説明があり、その後に<研究報告>がありました。

 「精神障害者の就労支援者育成に有効なツール作成事業」のご報告では、まず就業・生活支援センターオープナーのご担当者様から就労先ツールとしての面接シート/紹介シートのご紹介がありました。

障がいをお持ちの方の雇用を推進するためのパートナーとしての企業様サイドからも株式会社いなげや様の人材開発部ならびに株式会社リクルートスタッフィング様の障がい者雇用推進室のそれぞれのご担当者様からのコメントもあり、支援者視点からのアプローチで見落としがちなさまざまな点をおさえておくことの大事さがわかりました。

さらに、就労移行支援事業所ピアス様/分場トゥリニテ様のご担当者様より就労支援事業所ツールとして職業準備性チェックリストのご紹介がありました。このチェックリストはピアス様での実践の中から造られたものとの事です。1998年に導入された「ピアス自己チェックリスト」から2002年に障害者職業センターの職業準備性リストを経て2007年に「厚生労働省の就労移行支援のためのチェックリスト」を参考にして整理するという、年月に磨かれた支援ツールだそうです。ピアスの利用期間2年を有効に使うために、ご本人の職業準備性を高め、支援者にはその職業準備性を正しく見極められるようなツールとして利用ができると思われました。

第2部は「精神障害者が働きやすい職場とは」でした。2名の方のご講演を拝聴しました。

株式会社トーメンエレクトロニクス 商品管理室長岩村康司様のご講演では、「精神障害者雇用後の職場内メンタルヘルス」にて
  ・体調不良は本人しかわからない
  ・障害者は特別な待遇は求めていない
というご発表が心に残りました。

秦コンサルティングオフィス 代表 秦 政様のご講演では「精神障がい者活用のポイント」にて
  ・コンディションが悪いときのルールを用意しておく
  ・配慮は必要、されど特別扱いは禁物
が印象的でした。さらには個人的には、次の一文が気になりました。

主治医との連携が必要だが現実的ではない

主治医との連携が必要だが、「連携することが現実的ではない」なのでしょうか。それとも、
主治医との連携が必要だが、「主治医が現実的ではない」なのでしょうか。言葉とはさまざまな捉え方ができるので、この一文は深い意味を含有しているように私は受け取りました。でも、医師は大学では「働くこと」の授業は受けてこなかっただろうし、未来を映す水晶玉も持ってはいないのですから、仕事について医師が企業様の方より良く知っている、ということはないに決まっており、それを相互に理解しあったうえで連携することが重要と感じました。

会を通して感じたのは、「熱は熱を呼ぶ」という、働くことを応援する人たちの会合でいつも私が感じる余韻でした。なんだかいけそうな気がしながら、帰路につきました。会で出会わせていただいた皆さまと、主催をされました棕櫚亭協会スタッフの皆さまに厚くお礼申し上げます。

   

なお、今回のご報告に関する各ツールは多摩棕櫚亭協会様のホームページhttp://www.shuro.jp/よりダウンロードが可能だそうです。皆さま、一度お立ち寄りになってはいかがでしょうか。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。



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(wrote:財団法人 住吉病院)

自立支援法は違憲と陳述 東京訴訟で障害者家族

2009年09月14日 00時35分40秒 | 障害者の自立
 障害者への公的サービス費用を原則1割自己負担とする障害者自立支援法は、生存権の保障を定めた憲法に違反するとして、東京都内の障害者らが国や自治体に負担免除などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が7日、東京地裁(八木一洋裁判長)であり、国側は争う姿勢を示した。

 原告は知的障害などがある清瀬市の男性(35)、大田区の男児(11)とその家族。男性の母親は意見陳述で「一人で生きていくのが難しい障害者が、この制度の下に置かれていいのかを、裁判所は見極めてほしい」と違憲性を訴えた。

 代理人の弁護士は「介助などのサービスを利益と称し、障害が重くなるほど重い個人負担を強いる制度を福祉といえるのか。訴訟はそんな疑問を持つ障害者らの叫びの表れだ」と批判した。

 訴状によると、自立支援法に基づく自己負担額が、男性は月2万4600円、男児は上限で月4600円と決まり、2008年7月に各自治体から通知を受けた。2人は決定取り消しのほか、提訴前の自己負担分計約70万円の返還なども求めている。

 同様の訴訟は、ほかに計12地裁でも係争中。


聴覚障害関係ない!健常者も勝てない「心の卓球」…デフリンピック女子団体銀 上田萌&佐藤理穂

2009年09月14日 00時34分06秒 | 障害者の自立
 現在開催中の、聴覚障害者のスポーツの祭典、デフリンピック(台湾・台北)の卓球女子団体で、上田萌(19)、佐藤理穂(18)=ともに東京富士大=が01年ローマ大会以来、2大会ぶりとなる銀メダル獲得に貢献した。上田は弟・仁(17)=青森山田高=が横浜世界卓球代表で、兄・大輔(24)は今大会男子代表。佐藤の父・真二さん(47)は実業団・協和発酵キリン監督で今大会の日本代表。ともに卓球一家に育った2人が世界を相手に奮闘を続けている。

 先天性の聴覚障害を持つ上田、佐藤は、ともに大学では04年アテネ五輪女子代表監督を務めた西村卓二氏(61)に指導を受けている。指導歴36年で初めて聴覚障害者を教える西村氏は、感覚を分かろうと耳栓をつけてプレーし「目と予測だけで球を追う」ことの難しさを痛感したという。

 それでも「指導上はひとりの競技者」と、練習でも正面に立って大きく口を動かして指導すること以外、ほかの選手と指導法を変えない。その成果もあり上田は健常者が相手の全日本学生選手権(10月・横浜)の関東予選を突破し、本大会出場権を獲得した。

 関係者の紹介で97年に初対面して以来、姉妹のように仲が良い2人は、昨年9月のプレ大会(台北)をダブルスで制覇。「卓球が自分を成長させてくれた」と口をそろえる。今大会、混合ダブルスは佐藤がベスト8、上田は2回戦敗退。コンビを組んだ女子ダブルスでは2回戦敗退に終わったが、12日に予選が始まったシングルスで金メダルを目指す。

 ◆上田 萌(うえだ・もえ)1989年10月27日、京都・舞鶴市生まれ。19歳。5歳から卓球を始め、06年から全国ろうあ者大会女子シングルス3連覇中。157センチ、48キロ。家族は両親、兄2人と弟。

 ◆佐藤 理穂(さとう・りほ)1990年10月28日、東京・杉並区生まれ。18歳。大宮小4年から卓球を始め、08年全国ろうあ者大会女子シングルス準優勝。168センチ、57キロ。家族は両親と兄。


「障害者自立するまちに」 40周年で駿遠学園祭

2009年09月14日 00時33分23秒 | 障害者の自立
 島田、藤枝市など志太榛原地域の5市2町で運営する島田市福用の組合立駿遠学園(管理者・桜井勝郎島田市長)が開設40年を迎え12日、記念学園祭が同園で開かれた。式典には入所する知的障害児、障害者47人と職員のほか、保護者や来賓ら約120人が出席し、学園の歩みを振り返りながら今後の発展を誓った。
 式典では、桜井市長の「地域に住む人々が互いに交流し支え合い、障害者が自立して暮らせるまちづくりを実現したい」とするメッセージが代読され、続いて学校関係者や手をつなぐ育成会の会長らが節目を祝ってあいさつした。
 式典後のステージでは、学園併設の藤枝特別支援学校駿遠分教室で学ぶ小、中学生14人が手作りの衣装をまとって「駿遠太鼓」を演奏。「わっしょい、わっしょい」と息の合ったバチさばきを披露し、会場から大きな拍手が送られた。
 このほか、焼きそばやうどんなどの模擬店や育成会のバザーなどが人気を集めたほか、「爆音戦隊スンプレンジャー」の音楽ショーなども会場を盛り上げた。二口聖繁園長は「学校周辺も少子高齢化で変化する中、交流を続けてくれた地域に感謝したい」と述べた。
 同園は知的障害児施設として1969年に設置された。園児から成人までの入所者は学校教育のほか、自立へ向けた職能訓練などを受けている。