ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

社会福祉法人:全精社協が補助金1800万円流用

2009年09月23日 00時45分08秒 | 障害者の自立
全国の障害者施設などでつくる社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会」(全精社協、東京都)が厚生労働省の補助金約1800万円を不正流用したことが全精社協元幹部らへの取材で分かった。使途不明金は数千万円に上るとの証言もあり、一部が前衆院議員や元厚労省幹部に、パーティー券や商品券の形で流れた疑いがあることも分かった。厚労省は今年4月から特別監査中で、検察当局も近く実態解明に乗り出す模様だ。

 元幹部や関係資料などによると、07年、基本財産6000万円のうち2000万円を、運営する精神障害者支援施設「ハートピアきつれ川」(栃木県さくら市)の運営経費用に厚労省に無断で取り崩した。この穴埋めのため、08年3月、1800万円を不正流用したという。この補助金は障害者自立支援について調査、研究する目的で07年度、計3130万円が支出されたものだった。

 厚労行政に詳しい自民党前衆院議員の政治資金パーティー券を3回分計60万円で購入したり、障害者施策を担当していた元厚労省幹部に商品券数十万円分を渡した疑いも出ている。

 一方、全精社協が08年、ハートピアきつれ川の土地建物を取得した際、舛添要一厚労相が便宜を図る文書を出していたことが分かった。文書は08年6月11日付で、同施設の土地建物に4億5000万円の抵当権を持つ独立行政法人「福祉医療機構」(東京都)の理事長に対し、「特段の配慮」を依頼する内容で、その後、同機構は抵当権を解除し債権放棄した。厚労相が補助金の不正流用が疑われる団体へ協力したことになり、判断の是非が問われそうだ。


わたぼうしコンサート:障害者「心の歌」発表--長崎 /長崎

2009年09月23日 00時43分36秒 | 障害者の自立
 障害のある人たちが作った詩をメロディーに乗せて披露する「わたぼうしコンサートinながさき2009」(同実行委主催)が21日、長崎市の長崎ブリックホールであった。障害者から応募された詩186編から、入選した7編に曲が付けられ、コンサートで発表された。

 高校生や市民が実行委を結成し、今回で14回目。福祉施設に通う人たちが日常の生活から感じた「結婚もしたい」「仕事もしたい」などという詩に、アマチュアの作曲家たちが曲を付けた。

 入選7編はバンド演奏で次々に披露。会場は歌とともに盛んな手拍子にあふれ、実行委メンバーは「障害のある人たちの心の歌はとても感情的なんですよ」と話していた

火災警報器 聴覚障害者へ普及進まず 設置1% 高額がネック

2009年09月23日 00時42分31秒 | 障害者の自立
 二〇一一年までに設置が義務付けられている「住宅用火災警報器(住警器)」の聴覚障害者への普及が進んでいない。光や振動で火災を知らせる聴覚障害者用は、価格の高さが普及を妨げていると指摘されている。聴覚障害者からは「給付制度を充実してほしい」との声が上がっている。 (佐藤大)

 住警器は、新築住宅への設置が既に義務化され、既存の住宅も一一年六月までに全国で設置が義務付けられている。通常は煙や熱を感知して警報音で知らせるが、聴覚障害者向けとして、点滅する光や振動、においで知らせる機器が市販されている。

 総務省消防庁によると、全国の住警器の設置率は45・9%(今年三月現在)。一方、聴覚障害者の自立などを目指す任意団体「ベターコミュニケーション研究会」(東京都中野区)の推計によると、聴覚障害者の設置率は1%にも満たない。

 「ネックは価格」と研究会。一般的な機器は数千円程度で購入できるが、聴覚障害者用は一万八千~五万円台と高額になる。すべての部屋、台所、階段に設置が必要になるため、負担は大きい。

 研究会によると、多くの自治体は聴覚障害者の購入費を一部補助する給付制度を導入しているが、東京都の自治体の場合が一戸当たり最大三万一千円で、他県ではこの半額程度という。ただ、給付は聴覚の障害等級で最も重い「二級」に限られたり、健常者と同居の場合は対象から外れたりするなど、制限付き。このため、研究会の中園秀喜会長は「購入に二の足を踏む聴覚障害者も多い」と話す。

 研究会の調べでは、一九八五~二〇〇五年に火災の被害に遭った聴覚障害者は、全国で少なくとも百五十六人に上る。

 自身も近所で発生した火災に気付かなかった経験がある中園会長は「命にかかわる問題なので、障害等級に関係ない給付制度で聴覚障害者も購入しやすくしてほしい」と要望している。

◆制度知らない人も

 聴覚障害教育学が専門の筑波技術大佐藤正幸教授の話 聴覚障害三級以下でも寝る時に補聴器を外せば警報音は聞こえず、健常者と同居していても、いつも一緒ではない。給付制度は現実に対応していない。制度を知らない聴覚障害者も多く、自治体側から働き掛けてほしい。

ナシ園で働く障害者へ応援ソング、「夢の果実」を熱唱--あわら /福井

2009年09月23日 00時40分50秒 | 障害者の自立
 ◇作詞・作曲、長野さん招き
 あわら市のナシ園で働く障害者への応援ソング「夢の果実~So Sweet~」を作った東京在住のミュージシャン、長野泰昌さん(38)らが参加したコンサート(毎日新聞福井支局など後援)が19日、同市波松の「梨園よねくら」で開かれた。長野さんは障害者と一緒に「夢の果実」を熱唱し、約80人が手拍子を取りながら聴き入っていた。

 長野さんは今年3月、農水省の「田舎で働き隊!」の事業に応募し、知的障害者の通所施設「ピアファーム」のナシ畑で通所者と剪定(せんてい)作業を体験した。3日間の共同作業だったが、明るくひたむきに農作業に打ち込む姿に感動し、オリジナルソングを作詞作曲した。

 コンサートはナシの収穫にあわせて長野さんを招き「応援してくれたお礼がしたい」と同施設が企画した。同施設の林博文所長(54)によると、今年は長雨で8月ごろはナシの成育に不安を感じることもあったが、「歌に支えられた」と話す。長野さんは一緒に働いた障害者たちと再会してナシを食べ、「一生懸命さが伝わる味だった。皆さんの前で歌えて喜びで言葉が出ない」と感極まった様子だった

高齢・障害者の元受刑者支援

2009年09月23日 00時38分46秒 | 障害者の自立
 刑務所を出た後、高齢や心身の障害などから仕事を見つけられない元受刑者のケアに、更生保護施設「ウィズ広島」(広島市中区吉島東1丁目)が取り組んでいる。生活保護や障害者手帳の申請などをサポートし、再出発の環境づくりをしている。

 国の施策で、全国57カ所の更生保護施設が4月から始めた。ウィズ広島は、広島県内で唯一受け入れている。

 ウィズ広島は法務省の補助を受け、支援を担当する専門職員1人を新たに配置した。定員39人のうち4人の対象枠を設け、これまでに65歳以上の5人と障害がある5人の計10人を受け入れた。専門職員たちが入所者と話し合いながら、今後の生活設計をしていく。

 ウィズ広島の山田勘一施設長は「入所者にはボランティア活動にも積極的に参加してもらっている。その人に合った対応で再出発を支えていきたい」と話している。