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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

みんな夢中:小規模作業所「来夢」所長・堀川まり子さん /三重

2009年02月09日 00時29分58秒 | 障害者の自立
 ◇おいしい水餃子完成--小規模作業所「来夢」所長・堀川まり子さん(58)
 四日市市大井手の障害者小規模作業所「来夢(らいむ)」が新商品「もっちり来夢水餃子(すいぎょうざ)」の販売を始めた。地産地消を追求して商品を開発した所長の堀川まり子さん(58)=同市三滝台=は「障害のある人が作っているからではなく『おいしいから』買っていただける商品にしたい」と語る。【高木香奈】

 作業所に通うのは10~30歳代の7人。障害の程度はさまざまで、スナック菓子の袋を店でつるすための穴開けやひも通しのほか、地域のアルミ缶を回収してつぶす作業や自主製品の押し花のしおり付きカード作りをしている。

 堀川さんが冷凍水餃子を作業所の新商品にしようと考えたのは08年1月。作業所工賃を上げるため食べ物を扱いたいと考えた時、中国在住経験のある母親が作る水餃子を思い出したという。「小さいころから食べて育った大好きな水餃子を多くの人に楽しんでもらいたいと思いました」と言う。

 間もなく中国製冷凍餃子の中毒事件が起き、全国的に餃子の売れ行きが悪くなった。準備を続けるべきか迷った。だが「安全な商品が求められている今、チャンスかもしれない」と決意した。

 商品化までに堀川さんと賛助会員の栄養士3人は1年かけて準備した。より良い食材を求めて走り回り、地元の経営コンサルタントや料理専門家を招き月1回、「餃子会議」を開いて試作品に意見を求めた。

 08年末にできた商品は野菜や豚肉は四日市産で調味料も地元の会社などの製品を用いた。皮もすべて県産の小麦粉を使いたかったが、県産8割、外国産2割に落ち着いたという。

 近所の人向けの試食会を開く一方で、作業時間の短縮を図り、1日に500個作れるようになった。現在は作業所の賛助会員や近所の人向けに販売しており、今後販路の拡大を検討している。「冷凍水餃子は便利で時間のない人の味方。おいしさ、安全さ、お値打ち感には自信があります」と話す。

 作業所は、ダウン症の長女、ゆうきさん(31)の親として「みんながのびのびと力を発揮できる場をつくりたい」と仲間と05年9月に設立した。08年11月に現在地に移転し、今年4月に障害者自立支援法に沿った施設に移行する準備をしている。「利用者からの『楽しくて休みの日も作業をしたい』という声が支えになっています」

 地域の人たちとの交流の機会を作ろうと年に3回ほどフリーマーケットを開く。「利用者が気楽に声をかけてもらえるように地域に溶け込みたい。ハンディキャップのある人もない人も共に助け合いながら存在を認め合う地域になってほしい」と願う。

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 冷凍水餃子は作業所で販売しており、10個入り400円、27個入り1000円。餃子作りや材料を育てる畑作業を手伝うボランティアも募集中で、問い合わせは来夢(059・355・1515)へ。開所時間は月~金曜日の午前9時~午後4時。作業所名「来夢」は、設立時に「この作業所で夢を持ち、実現していきたい」という思いで名付けた。


風を切り雪原滑走 障害児らチェアスキー楽しむ

2009年02月09日 00時28分32秒 | 障害者の自立
 長野市の県障害者福祉センターは7日、障害者のための「スキー教室」を、朝日村のあさひプライムスキー場で開き、県内の障害児ら18人がいす付きのチェアスキーやバイスキーなどを楽しんだ。

 障害者がスポーツを楽しむ機会を増やそうと8年前から開いている教室。前日に障害者スキーの講習を受けた松本大の学生や同センター職員、障害者スポーツを支援する「サンスポートまつもと」のメンバーらがサポートした。

 参加者は、スキー板が1本のチェアスキーや、スキー板が2本のバイスキーのいすに座り、介助を受けながら真っ白なゲレンデを滑走。

 長野市から参加した名古康介君(9つ)は「友だちとスキーを楽しめてうれしい。スピード感が楽しい」と笑顔で話した。母親の祐子さん(44)は「下半身まひで車いす生活を続けている子どもに、風を切る体験をさせてやりたくて参加した」といい、気持ちよさそうに斜面を滑る姿を見守っていた。

 同センターの関口一道スポーツ課長(54)は「多くの障害者にスキーを楽しんでもらいたい。指導者講習会も継続して開き、障害者のウインタースポーツを支援していく」と話している。


新上五島の障害者ら元気に売り込み 佐世保で販売会

2009年02月09日 00時24分55秒 | 障害者の自立
 新上五島町の障害者らが作った食品などを販売する「ふれあい販売会in佐世保」が7日、佐世保市のJR佐世保駅コンコースで行われた。島外での販売会は初めてという。

 町や県、町内の福祉団体などが実行委員会をつくって企画。県内の障害者の平均工賃は月約1万円だが、離島の同町は販路が限られて5000円ほどにとどまるという。そこで、販路を拡大して工賃倍増につなげるきっかけをつくることにした。

 販売会では、障害者や福祉団体関係者約20人が、クッキーやカップケーキといったお菓子のほか、廃油せっけんなどの日用品計約50種類を並べ、元気よく市民らに声をかけて売り込んだ。

 同町の知的障害者通所授産施設「ワークプラザ上五島」の大下田正人さん(49)は「手にとってもらえるだけでうれしい。まずまずの売れ行き」と話していた。


障害者の観光を楽しく 神戸で実践講座 

2009年02月09日 00時19分48秒 | 障害者の自立
 誰もが快適に観光を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」(UT)の旅行プランを、障害者と健常者が一緒に考える講座が七日、神戸市中央区・ポートアイランドの神戸花鳥園などで開かれた。大学生やホテル従業員ら三十四人が参加。視覚、聴覚など障害に応じた介助やガイドを実際に体験し、課題を検証した。

 同市長田区の特定非営利活動法人(NPO法人)「ウィズアス」が企画する「UT実践講座」。同法人などでつくるコンソーシアム(共同事業体)「神戸ユニバーサルツーリズム」は、障害者・高齢者と同行する人がともに旅行を楽しめるよう、介助者やタクシーの手配、緊急時のサポートを行っている。

 講座は昨年九月から今月までの計五回。障害者と健常者が話し合い、今回のような実地体験も交えながら、神戸での一日観光プランを立案する。

 三回目のこの日は、車いす、視覚、聴覚の三グループに分かれ、障害者と介助者が一緒に花鳥園を見学。園のスタッフも協力、案内を務めた。

 見学後の意見交換では、視覚障害のグループが「鳥の感触や花のにおいなど、視覚以外で楽しませる工夫が肝心」と指摘。聴覚障害者は「注意事項などの表示をもっと簡潔に」と訴えた。

 神戸学院大二年の男性(20)は「ソフト面の工夫が快適な旅にいかに必要か分かった」。車いすで参加した男性(37)=明石市=は「要望は障害によってさまざま。一緒に考えていくことでよりよいプランができる」と話していた。


武蔵野大:発達障害者の就労支援 21日にシンポ、28日から講座 /東京

2009年02月09日 00時18分39秒 | 障害者の自立
 武蔵野大(西東京市)は今月下旬から、本部キャンパスと三鷹市のサテライト教室で、発達障害者の就労支援に焦点を当てたシンポジウムと支援講座を初めて開く。参加者を募集している。

 発達障害について企業の人事担当者や教育機関の就職担当者の理解を図るのが目的。文部科学省の補助事業「新規学業ニーズ対応プログラム支援」に選ばれ今年度から3年間の期限付きで始めた。

 「発達障害児の将来」をテーマにしたシンポジウムは21日午後1時から本部キャンパスで開催。精神科医の長尾圭造・国立病院機構榊原病院長が「今、分かっている発達障害の精神医学的背景」と題して基調講演する。

 支援講座は三鷹駅北口のサテライト教室で28日から1カ月にわたり計9回の予定。心理学の各分野などについて、8人の専門家が講義する。シンポジウム(定員200人)、講座(同50人)とも無料。問い合わせは武蔵野大生涯学習センター(042・468・3222)。