ゴエモンのつぶやき

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クッキーでガザ支援、仙台の障害者施設が製造・販売

2009年02月19日 00時58分26秒 | 障害者の自立
 イスラエルとの紛争の影響で被災したパレスチナ自治区ガザのろう学校を支援するため、仙台市内の障害者作業所「コッペ」が今月から、パレスチナ産オリーブで作ったクッキーを「ガザ緊急支援クッキー」として販売を始めた。収益の一部を支援金として送り、車いすなどの購入費用に充ててもらう。

 コッペは、障害者の自立を支援するNPOが運営。身体障害や知的障害がある18~60歳代の14人が働き、パンなどを製造・販売している。市民団体「パレスチナと仙台を結ぶ会」から1月末、「障害者でも世界で困っている人たちを救える」と誘われ、支援を決めた。

 コッペで働く斉藤七恵さん(23)は「自分たちの作ったクッキーのお金が、海外の人の役に立つのはすごい」と張り切ってクッキー作りに励んでいる。

 コッペでは通常販売している「オリーブオートミールクッキー」を、「ガザ緊急支援クッキー」(100グラム入り500円)として販売。うち、200円分を支援金に充てる。支援活動は3月末まで続け、60万円を目標にしている。

 支援金の送り先の「アトファルナろう学校」は4~15歳の聴覚障害者ら約300人が通う。昨年暮れからの紛争で天井が落ち、窓ガラスが割れるなどの被害に遭った。

 クッキーはコッペ店頭のほか、仙台市のオリーブ輸入販売「パレスチナ・オリーブ」(022・343・8754)でも購入できる。


スポーツげんきのくに:5月に障害者スポーツ大会 6競技で参加者募集 /和歌山

2009年02月19日 00時55分30秒 | 障害者の自立
 5月下旬に和歌山市内で開催される「第9回県障害者スポーツ大会」で、主催する県障害者スポーツ協会が参加者を募集している。13歳以上で、県内在住または県内の施設や学校に通う障害者が対象。同協会は「年々、競技レベルは上がっている。多くの人に挑戦してほしい」と呼びかけている。

 陸上▽水泳▽卓球▽アーチェリー▽フライングディスク▽ボウリングの6競技。肢体不自由や視覚・聴覚障害、知的障害の度合いに応じたグループに分かれて実施され、昨年は約600人が参加した。昨年10月に大分県であった全国大会で、県選手団は23個のメダルを獲得する活躍を見せた。

 申し込みは3月上旬までに、県の各振興局や市町村などへ専用の応募用紙で。問い合わせは、和歌山市毛見の県子ども・障害者相談センター内の同協会(電話073・445・7314、ファクス073・446・0036)。

 競技日程、会場は次の通り。

 【陸上】5月24日正午、県営紀三井寺陸上競技場(和歌山市)【水泳・卓球・アーチェリー】同31日午後0時半、県子ども・障害者相談センター(同)【フライングディスク】同31日午前11時半、関西電力琴ノ浦球場(同)【ボウリング】同31日正午、ラウンドワン和歌山店(同)

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私らしく:障害者スポーツクラブ紹介 県立盲学校卓球部・社会人卓球部 /香川

2009年02月19日 00時51分49秒 | 障害者の自立
◆サウンドテーブルテニス

 ◇カツンシャラシャラ……音を頼りに、集中力と瞬発力で
 ◇「行きます」「はい」でスタート 全員アイマスク、ボールの中に金属球
 「行きます」「はい」。カツン、シャラシャラ……カツン、シャラシャラ……。試合では、こんな音がする。

 サウンドテーブルテニスは、視覚障害者による卓球競技。選手はアイマスクをしてお互い完全に視力をなくし、ボールの転がる音だけを頼りにラケットを振る。ボールの中には小さな金属球が入っているため、転がると「シャラシャラ」と音がする。音を頼りにプレーするため、サーブを打つ選手は「行きます」と声を掛け、相手が「はい」と言ってから、サーブを打たなければならない。

 県立盲学校卓球部と社会人卓球部は、毎月2回、同盲学校体育館で、一緒に練習に励んでいる。

 サウンドテーブルテニスは卓球台もラケットも一般のものとそっくりだが、独特のルールがある。ボールはネットの下(高さ4・2センチ)を、ラバーを取り外したラケットで転がす。台のサイドとエンドには高さ約1センチのフレームが付いていて、サイドフレームに当たったボールを打ち返すこともできる。音が頼りなので、打つ時に音が出ないと反則となる。

 「卓球部」には、経験も年齢もさまざまな選手たちが所属する。

 保育士を目指して四国福祉専門学校で学ぶ森知亜希さん(19)は、中学1年から競技を始め、06年度の全国障害者スポーツ大会、07年度の中国四国地区盲学校体育大会で優勝した実力者。「試合で勝った時や、サーブ、レシーブが決まった時はすごくうれしい。友達と励まし合って頑張るのが楽しい」と話す。森さんの同級生で、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)してきた山本彩さん(19)も05年度の中国四国地区盲学校体育大会で個人優勝した経験を持つ。「盲学校時代は全国大会でいろんな県から集まった選手に会えて楽しかった。ライバルの森さんがいたから頑張れた」と振り返る。

 四国学院大社会福祉学科3年の鈴木菜深子さん(21)は、岡山県出身で、競技は昨夏から始めたばかり。「卓球は盲学校(岡山)の体育でしたことがあるけれど、苦手でした。今はどんどん上手になるのが分かってうれしい」とこつこつ練習に励む。県立盲学校高等部1年の坂部成さんは、盲学校卓球部のキャプテン。昨年の全国障害者スポーツ大会(個人戦)で銀メダルに輝き「今年も全国大会に行きたい。先輩を目指してやっています」と気合十分だ。練習中は耳を澄まして真剣な表情の選手たちだが、休憩時間は別。お菓子とジュースを持ち寄って、世間話。楽しそうだ。

 指導をする井口智子監督(31)は「練習はアットホームですが、試合になると皆、すごい集中力を発揮します。盲学校を卒業して社会に出ると、つらいこともたくさんあると思います。そんな時、卓球で培った精神力で乗り切ってもらえたら」と優しいまなざしで選手たちを見守る。「大会は他の障害者の人たちと交流できる数少ない場所。大会で勝つことも大事ですが、選手たちが卓球を生きがいにしてくれたらうれしい」と話す。

 スコアボード、整理棚、ラケット……。練習道具には、どれも点字がついている。音と点字が選手たちの大切な道しるべだ。

 カツン、シャラシャラ……。静かな練習場は、監督や選手たちのひたむきで優しい思いがあふれていた.
 ◇友達同士励まし合って--森知亜希選手(19)
 体育の先生に誘われて、盲学校入学と同時に競技を始めました。中学部1年の時でした。

 最初は音でボールの位置を聞き分けるのがとても難しくて、空振りばかり。でも、少しずつ慣れてきて打ち返せるようになると、楽しくなってきました。大会が近いときは、放課後は、ほぼ毎日練習をしました。

 昨年3月に盲学校を卒業して、保育士を目指して専門学校に通っています。でも、ここに来ると友達に会えるので、今も練習を楽しみにしています。友達がいて、励まし合ってきたから、ここまで頑張ってこられたと思います。これからも、競技を続けていくつもりです。

 ◇サウンドテーブルテニス◇
 視覚障害者のために道具やルールなどが工夫された卓球競技。弱視と全盲の選手が同じ条件で競技できるよう、選手は全員、アイマスクをする。空中で球を打つのではなく、台にラケットを密着させた状態で球を打ち、ネットの下を転がす。台は、サイドとエンドに木の枠(フレーム)が付いた専用卓球台を使う。聴覚だけが球の位置を知る手段で、集中力と瞬発力が必要。全国障害者スポーツ大会の公式競技。

 ◆県立盲学校卓球部・社会人卓球部◆

 別々のチームだが、時期により一緒に練習している。冬の現在は、毎月第1、3日曜の午前、高松市扇町2の県立盲学校で練習中(変更あり)。部員は、盲学校が3人、社会人が5人。社会人卓球部については、盲学校卒業生でなくても入部できる。問い合わせは、県立盲学校(087・851・3217)。


力走で“銅”獲得 知的障害者の冬季五輪・スノーシューで山田さん 札幌

2009年02月19日 00時49分36秒 | 障害者の自立
 今月7日から13日にかけて米国アイダホ州で開かれていた知的障害者のスペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会で、札幌市清田区の山田翔一さん(19)が競技専用のかんじきをはいて走るスノーシューイングに出場し、千六百メートルで3位、八百メートルで5位に輝いた。「全力で走りました」と喜んでいる。

 千六百メートルには十五人が出場。山田さんは選手四人によるトップクラスの決勝に進出し、7分46秒56で銅メダルを獲得。四十八人が出場した八百メートルでも、トップクラス六人による決勝に進み、3分47秒43で五位入賞した。

 いずれも予選より決勝でタイムを縮めており、山田さんは「ラストスパートで力を出しました。(結果は)満足してます」と笑う。

 団体で出場したスノーシューイングの四百メートルリレーでは日本の第三走者を務めた。二十九チームによる予選の結果、三番目に速いグループによる決勝に進み、五チーム中二位となった。

 山田さんはもともと陸上が好きで、二〇〇六年夏にはSO道大会の五千メートルで優勝した実績がある。その後、けがで世界大会への道を断念しただけに、「今度こそ出たい」と一一年の夏季世界大会につながる今年七月の道大会を目標に据えている。

 スペシャルオリンピックスは四年ごとに開催され、前年に国内大会に出場、希望して抽選で選ばれれば参加資格が得られる。今回の冬季大会には世界百カ国から約三千人、日本からは六十一人が出場し、道内の選手は山田さんがただ一人だった。(

障害者の視点で散策マップ 世田谷・蛇崩川緑道

2009年02月19日 00時48分10秒 | 障害者の自立
 地下化した川の上に整備された蛇崩(じゃくずれ)川緑道(世田谷区、目黒区)について、障害者や高齢者の視点に立った散策マップをわずか4人の市民グループが手作りした。段差や階段、交差点などの位置を示し、安全性や環境に重点を置いて作成した。駒沢大禅文化歴史博物館(世田谷区駒沢)で開いている「蛇崩川緑道展」(27日まで)でも展示。今後、改善し障害者らへの情報提供に活用していくという。


地下水路化した小さな河川

 緑道は、馬事公苑(世田谷区上用賀)付近を水源に流れ、東急東横線中目黒駅(目黒区上目黒)付近で目黒川に合流する蛇崩川が地下水路化した後、その上に整備された。

 世田谷、目黒両区にまたがる約4キロの散策路。緑道沿いは丸山公園(世田谷区三軒茶屋)や駒繋(こまつなぎ)神社(同区下馬)など多くの公園、緑地があり地域住民の憩いの場でもある。