<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

ジム・モリソンは誕生日に死んだ

2005-02-14 22:08:42 | ガルマルの鼻歌で散歩
ジム・モリソン、ジャニス・ジョップリン、ジミー・ヘンドリックスが立て続けに死んだ時がありました。しかも、ジム・モリソンが死んだのは私の誕生日でした。

LAWomanというLPを出したのは、死んでからだったか、生きている時だったかは忘れてしまったけれど、ジム・モリソンが入った最後のドアーズのレコードでした。たしかに、アブソルート・ライブのジャケットの写真を見ても不健康に太っていたし、何だか変だったのだけど。

でも、今は、ドアーズのレコードを聴くことはほとんどない。なぜか、聞けない。散歩の時の鼻歌程度ならいいのだけれど、ジム・モリソンの声は重すぎる。

ただのロックンロールさ

2005-02-14 21:22:39 | ガルマルの鼻歌で散歩
ローリングストーンズが歌うIt's only rocknroll。

ロック小僧は軽蔑しましたね。自分たちのやっているのがただのロックンロールだと、好きだからやってるだけだと。ってね。ロック小僧達が命を懸けていたロックンロールをローリングストーンズはただのロックンロールと言ったのです。好きだからやっているだけだってね。

私も当時は、馬鹿にするなって思っていました。世界を変えよう、社会を変えよう、すべてをぶっ壊せと思ってロックをやってるんだぞ、それがただのロックンロールとは、なにごとだ。ローリングストーンズは堕落したなんて思いましたよ。

でも、年を重ねて中年になると、音楽ってそんなものかなと思います。偉そうな音楽評論家が産業ロックだの、商業ロックだといって、馬鹿にするけど、ロックはロックで、ロックンロールはロックンロール、ただそれだけ。偉そうな理屈はいいよ。といいながら、もうロックを聞かない中年ですけどね。でもブルーズも、ロックンロールも聞いていますよ。ただ、1970年代から新しいロックは頭に入らないんです。ホテルカリフォルニアにそんな歌詞がありましたね。そういえば。

長い夜はシカゴが先

2005-02-14 21:21:31 | ガルマルの鼻歌で散歩
長い夜の原題は25 or 6 to 4でした。これをなんと訳すか? 当時のシカゴトランシットにはそのままの訳が出ていました。25 か6 4まで。

これじゃなんのことかわからない。当時は頭をひねったものでした。今は、わかります。4時25分か6分前。ということでしょう。夜中の3時半過ぎといったところです。

この後に、松山千春さんの長い夜が出ました。こっちの方が今は有名ですよね。テリー・カスのギターは良かったね。ロバート・ラムのトロンボーンもよかった。でも、シカゴの素直になれなくては今でも素直に聞けない。

ロックは死んだ?

2005-02-14 19:08:30 | ガルマルの鼻歌で散歩
私は、ずっとロック小僧でした。でも、1973年に渋谷公会堂で見たデビッド・ボーイの公演以来ロックを聞くことはありませんでした。U2を少し聞くくらいです。

だから、このブログにもそれ以前の古いロックの話しか出てきません。新しく聞いているのは、すべてラテンか、ジャズです。私にとって、ロックは死んだのか?と聞かれれば、ジャズやブルーズが死んだと言う意味で、イエスです。葬式すらしていない。

正直言って、今ロックを聞くのはつらい。あの時のロックは、あまりにも時代に密着している。時代が変わり、人々の考えが変わった現代においては、あまりにも陳腐なことしかいってない。そう私には思える。ロック以前の録音であるチャーリー・パーカーの方が、今の私の心境にはしっくり来る。中年になって、ジャズが心地よくなってしまいました。

ウッドストックのザ・フー

2005-02-14 14:40:16 | ガルマルの鼻歌で散歩
今日の散歩は、お約束のフニクリフニクラから始めました。しばらく歌ってあきた頃に口ずさんでいたのは、なんかの曲のイントロでした。ところが、なんの曲か全然思い出せなくて、しばらくギターのイントロを口ずさんでいました。そして、曲に入った時になんの歌かやっと気がつきました。

「サマー・タイム・ブルーズ」でした。原作は誰かしら。たしか、エディー・コクランかな。でも、私にとっては、何といってもザ・フーです。いまでこそ、そこそこの人気ですが、私の子供の頃はなかなか生で見る事はできませんでした。真夜中にやっていたトム・ジョーンズ・ショーで歌ったピンボールの魔術師をやっとの思いで見たくらいです。その時のフーときたら、借りてきた猫のようにおとなしくしていました。

だから、ステージが終わるとギターを壊すんだぜなんて聞いていても見た事はありませんでした。自分で想像するしかありませんでした。

そんな時に、ギター壊すシーンを見たのが映画「ウッドストック」でした。1969年のロックコンサートが映画になってやってきたのです。中学生か、高校生の頃です。北海道の田舎の映画館でしたけれど、上映前に館内放送があって、「映画を観ながらリズムに乗って足や手を鳴らしても結構です」なんていってました。

映画は3時間くらいだと思いましたが、始めてみたザ・フーの演奏がすごかった。ピート・タウンゼンドが右手を振り回して左手だけでギターを弾いたり、ロジャー・ダルトリーがマイクの線をもって振り回したり、とにかく、聞いてはいたけれど見た事もなかったものを始めてみたのです。今でも、思い出すと涙が出てきます。もちろん、テン・イヤーズ・アフターのアルビン・リーのギターもすごかったけれど、ザ・フーにはかないません。ぶっ飛ばされました。最後に、ギターを振り回して、アンプにぶつけて壊すのもすごかった。ああ、これが、ロックなんだと思いました。

ドアーズのレイ・マンザレイクがロックはすべてを破壊するといってますが、確かにその通りでした。そんなわけで、フニクリフニクラのあとは、サマータイムブルーズを口ずさんで今日の散歩は終わりです。

閉所恐怖症とウォークマン

2005-02-14 09:00:35 | ガルマルの鼻歌で散歩
子供の頃、祖母の家に行くと千昌夫さんの星影のワルツを歌わされました。祖母は千さんのファンで、オープンリールの録音機にマイクを付けて歌わされます。あの頃は、カセットテープがないのでオープンリールでした。それを、器用に巻き付けて録音開始です。

まず、祖母が歌います。それを聞いてから、私が歌います。自分の耳で聞く自分の声とテープから聞こえる自分の声が違っているので恥ずかしかったのを覚えています。こうして祖母のおかげで千昌夫さんの歌を覚えたのですが、これが今、中国に行った時に役立っています。カラオケ好きで芸達者な中国の人の前で北国の春を歌うと喜んでもらえます。向こうでの名前は榕樹下となります。榕樹はガジュマルやアコウのようなイチジク科の木の名前です。

そんなことを思い出しながら、面倒くさいオープンリールからカセットテープに変わってよかったなと思います。でも、私はあまり、ウォークマンを使った事がないのです。耳がイヤーフォンで塞がれるのが嫌いです。長い間聞いていると、耳が痛くなります。閉所恐怖症とも関係あるかも知れません。何しろ、エレベータにすらのらないですから。ましてや、観覧車も大嫌いです。そんなわけで、イヤーフォンに閉鎖されるウォークマンはどうも長い間、使い続ける事ができないのです。

だから、音楽を聴く時は自分の家で聞きます。