<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

吾輩はゴキブリである

2008-04-24 20:51:00 | 吾輩はゴキブリである
(第四話)

吾輩はゴキブリである。八、隠居、熊が並んで住んでいる三軒長屋に巣くっている。きょうは、八の家でくつろいでいる。八の娘の早苗さんと八が何やら話している。

八「いやあ、大変だな、狂牛病の恐れがある肉がアメリカから輸入されていたんだと。良かったよ、食べなくて」

娘「私は食べたかったわ。クラスで私だけよ。牛肉を食べたことないのは」

八「うちはヒンズー教徒だからね、しょうがないんだ。宗教の規定で食べられないことになっている」

娘「初耳だわ。少なくともお父さんはヒンズー教徒のわけがないわね。だって、この前、『あぁ、縦だか横だかわからないくらい分厚いビフテキを食いたい』ってお母さんに言ってるの聞いたわよ」

八「おっ、そうだったかな」

娘「お金がないから牛肉を買えないってお母さんが言ってるわ」

八「まあ、そんなことより、狂牛病にかからなくて良かったじゃないか」

また、八が娘さんにやり込められている。そういえば、吾輩も牛肉を食べたことがない。この家にいる限りいつまでも食べられないかもしれない。それに、隠居だって、熊だって、牛肉を買う金はなさそうだ。よその家に行かないと牛肉は食べられないのだろうか。

穀物が来なくなるって

2008-04-22 22:21:18 | ガルマルの鼻歌で散歩
バイオエネルギーの関係で、穀物を輸出禁止に摺る国が増えているそうです。ベトナムも米を輸出禁止にしました。農林水産省はどうするでしょうね、今までの減反政策を反省するのでしょうか。

それにしても、食べ物も上がるし、医療費も上がるし。病院は行かなくてもいいけど、食事はしないと死んでしまうもんな。

これからは医者に行かないようにしよう

2008-04-20 11:00:35 | エコロジジイの落ちない噺
八「しかし、隠居も大変だね。あと少しで七十五歳だもんね。そうしたら、医者にいけなくなるよ」

隠「あのね、あたしだけじゃないんだよ。八だって、年を取っていつかは七十五歳になるんだよ」

八「おいらはね、もう年を取らないことにした。これからはずっと今の年のままにする」

隠「何言ってんですかね。みんな同じく一年に一歳ずつ年を取るんですよ」

八「ふん、そこを何とかまけてくれ。二年に一歳くらいにしてくれないかな」

隠「温暖化ですからね、そんなことできません」

八「一年に一歳年をとるのと温暖化はなんか関係があるのかい。なにかい、気球の温度が一度上がるたびに、一年で取る年の数が増えるのかい?」

隠「まあまあ、堅いことを言わずに。しかし、なんで、こんなに年寄りはいじめられるのかね」

背中にナイフが刺さったまま寝たって

2008-04-18 13:35:54 | ガルマルの鼻歌で散歩
ロシアの人が酔っ払って寝てしまって、朝起きたら背中に刃渡り15センチのナイフが刺さっていたんだそうです。その人は朝、冷蔵庫を開けていた時に、奥さんが気付いたんだそうです。さいわい、ナイフは内臓に届いてなくて、命に別状はないってんですがね。

そういえば、力道山というレスラーがいました。暴漢に刺されたけれど、大丈夫といって酒を飲んでいたら亡くなったと聞いています。そのロシア人は力道山より丈夫な体を持っているんですね。

もっとも、私は悪役レスラーが好きだったので、力道山はあまり応援していませんでした。

税金が上がったり、下がったり

2008-04-09 20:44:14 | ガルマルの鼻歌で散歩
車がどんどん増えているベトナムであります。日一日と渋滞がひどくなるんであります。WTOに入ったせいなんでしょうか、去年は車の税金が下がったんです。ところが、今年は上げるんだそうです。政府としては、車が安くなって増えると渋滞がひどくなると思っているようです。

そういえば、日本でもガソリン代が下がると車が余計は知るようになって環境に悪いというような議論が最近会ったような気がします。安くして車が多くなれば、空気が悪くなったりして環境が悪化するし、かといって、高くすると車が乗れなくなるんですよね。田舎は車に依存する割合が高いんですよ。

吾輩はゴキブリである

2008-04-07 01:06:02 | 吾輩はゴキブリである
さて、蜂達が住む長屋にはテレビが一台しかない。隠居の家にしかないのだ。そんなわけで、吾輩も隠居のテレビをよく見ている。テレビは面白い。テレビを見ている限り、人間って言うのは、面白い生物だと思う。

たとえば、勝ち組とか負け組だ。人間は負け組を応援する。朱鷺という鳥がいる。日本では絶滅した鳥だ。それなのに、人間は何とかして増やそうとする。それに比べ、吾輩はゴキブリである。生物界の勝ち組である。それなのに、人間はひどく毛嫌いする。人間も生物界では勝ち組なのだが、自分たちを毛嫌いすることはない。吾輩達を毛嫌いするくせに、自分たちを毛嫌いしないというのはおかしいと思う。不思議な生物なのである。

吾輩はゴキブリである

2008-04-06 20:35:32 | 吾輩はゴキブリである
次に隠居だ。隠居は三軒長屋の真ん中に住んでいる。頭は禿げている。六〇は超えているだろう。お神さんと二人で暮らしている。八の家に比べると裕福である。何しろ、テレビがある。新聞も毎日来る。

隠居の隣には熊という男が一人で住んでいる。熊は大工のようだ。毎日、仕事に出掛けている。八に比べるとずっとまじめである。

あれ、ゴキブリが

2008-04-06 11:57:18 | エコロジジイの落ちない噺
八「大変だ、大変だ」

隠「どうしたい、八、大慌てで」

八「おいらのことをゴキブリが書いてるんだ、下を見てくれよ」

隠「へぇ、ゴキブリがねぇ」

八「おいらのことをそそっかしいなんて書いてある」

隠「ゴキブリのくせに観察力がありますね」

八「それにしてもゴキブリが文章を書くなんて、世の中も変わったね」

隠「いや、まえにも、『高みの見物』という小説をゴキブリが書いてますよ。だから、珍しいことじゃありません」

八「へ、ゴキブリには文才があるんだね」

吾輩はゴキブリである

2008-04-06 01:05:34 | 吾輩はゴキブリである
吾輩はゴキブリである。夏目漱石の猫のように名はない。チャバネゴキブリである。褐色に光る肌はゴキブリ界の貴公子といっても過言ではない。

住んでいるのは、三軒長屋である。端から、八、隠居、熊という人が住んでいる。安普請の長屋なので、毎日、吾輩は適当に行き来している。

まず、八から紹介しよう。本人は植木職人といっている。しかし、家の外で働いている様子はない。大概、隣の隠居の家でテレビを見ている。なにしろ、八の家には何にもない。テレビもない。だから、隠居の家でテレビを見ている。

八の本名は八五郎なのだが、誰もそう呼ばない。ただの八だ。まるで、落語にでも出てきそうな名前である。性格も落語そのもので、そそっかしいことこの上ない。

八の家にはお神さんと娘さんがいる。お神さんは、毎日、働いている。結構稼いでいるようだ。そのおかげで八も、一生懸命働かなくてもいいのだろう。八とお神さんはいつも喧嘩している。娘さんは賢そうなお嬢さんだ。高校生である。粗忽者の八も娘さんの言うことだけは聞く。

小さいブラックホールに気をつけて

2008-04-02 15:36:50 | ガルマルの鼻歌で散歩
宇宙旅行者1「おいおい、どうしたんだ、この宇宙船言うことを聞かないぞ。祭壇座のほうに引っ張らてる。ブラックホールでもあるのかな。こんなところにあるなんて聞いてないぞ」

宇宙旅行者2「おいおい、ちゃんと文献を調べろよ。2008年にNASAが発表しているよ。直径25キロの最小のブラックホールがあるから、この辺を通る将来の宇宙旅行者は気をつけろってね」

宇宙旅行者1「ああ、2008年から比べると文明が進んでるのに、こんな小さなブラックホールに引っ張られるなんてな。ついてない」

宇宙旅行者2「だから、旅行に行く前にちゃんと調べとけっていってたんだよ。昔のことを馬鹿にするから、こんなところでお陀仏になるんじゃないか」

なんてことを想像してしまいました。NASAが直径25キロの観測史上最小のブラックホールを発見したんだそうです。「近付くと巻き込まれるので、将来の宇宙旅行者をご注意を」っていう、メッセージ付です。

前世はインドかカンボジア

2008-04-01 13:43:04 | ガルマルの鼻歌で散歩
このごろはBROCsってんだそうで、ずいぶん注目されていますが、インドです。インドシナってくらいで、インドと中国ってのは、近くてやっぱり遠いような気がします。

で、思うんですが、中国の人ってやっぱり現実にべったりって感じがします。反面、インド人、あるいは、インド的な人って言ったらいいんでしょうか、なんだか、人生というか、現実に対して無頓着なところがあるような気がします。

そんなわけで、あたしは前世はインド人だったかなって最近思うんです。どうも、現実べったりのエネルギーにはついていけないんです。エイプリルフールでもないんですよ。