<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

ハナモモについたカイガラムシ

2006-03-26 16:11:32 | ガルマルの鼻歌で散歩
えー、庭にはハナモモが三本あるのですが、毎年、カイガラムシとアブラムシにやられます。



緑の枠の中の白いものの中にカイガラムシが住んでいます。こんなのが、ハナモモにたくさんつくのです。



上の白いものはカイガラムシが作るからなのですが、このからをつぶすとオレンジ色のカイガラムシが出てきます。上の写真の黄色の枠の中にあるオレンジ色がからをつぶして出てきたカイガラムシの本体です。

そんなわけで、今の時期は歯ブラシを持って、ごしごしとハナモモの幹を磨いてカイガラムシをこそぎ落とします。農薬を使うと効率が良いですが、いまのところは、歯ブラシで落としています。歯ブラシを持って、幹をごしごしこすっている姿というのは、端から見ると、とっても、変なのですが、春の風物詩みたいなものです。

きょうはWBCでした

2006-03-21 16:09:57 | ガルマルの鼻歌で散歩
どきどきしましたが、日本が世界一だそうです。この調子で、サッカーも世界一ですかね。まぁ、そうはいっても、世界一になった野球選手がサッカーのワールドカップに出ても世界一にはなれないかもしれません。

今度の世界一で、王監督は国民栄誉賞を、もう一度もらえるかも知れませんね。でも、私が選ぶのであれば、メキシコを国民栄誉賞にしたい。

スギの男女共同参画

2006-03-19 13:18:46 | ガルマルの鼻歌で散歩
えー、スギの花粉が飛んでいるのではないでしょうか。マスクをかけた人をたくさん見かけるようになりました。東京近辺では四割の人が花粉症だという統計結果もあるようです。



上の写真は、スギの雄花です。そうなんです。スギには、雄花と雌花があります。たとえば、先日、お見せしたようなパンジーですと、一つの花の中に、おしべとめしべがあります。おしべからは花粉がでて、めしべはその花粉を受けて、タネをつくります。ところが、スギでは、一つの樹の中に雄の花と雌の花があります。雄の花は雄花といいます。

それで、スギの雄花から花粉が飛ぶのです。



上の写真は、スギの球果といわれるものです。中には、スギのタネが詰まっています。もともとは、雌花で、雄花から花粉を受け取ってタネを作る球果に成長したのです。

スギは、雄花から雌花に花粉を飛ばすときに、風を利用します。これを、風媒花といいます。いっぽうで、花粉運びを虫にやってもらう花もあります。これを、虫媒花といいます。虫媒花は、密などを花に作って虫を呼び寄せます。風媒花よりも、より確実に花粉を運ぶことができます。

反対に、風媒花は風任せなので、たくさんの花粉をばらまく必要があります。要するに、虫媒花に比べて歩留まりが悪いというわけです。ということで、スギが虫媒花であれば、こんなに、花粉症の人が増えなかったと言うことです。まぁ、虫媒花は男女共同参画によって、花粉症の広がりを防ぐと言うことなのです。

ナツツバキ

2006-03-18 14:20:47 | ガルマルの鼻歌で散歩
ナツツバキというのは、夏に椿のような花を咲かせる落葉樹です。ところで、釈迦族の仏陀が入滅したときに、満開の花を咲かせた二本の沙羅(さら)の木を沙羅双樹といいます。ナツツバキは、沙羅双樹と混同されてシャラノキと呼ばれたりもします。幹の様子が、サルスベリという樹に似ているので、サルスベリと呼ばれたりもします。



葉が落ちたナツツバキです。枝にぶら下がっているのは、実です。




この実を近くによって撮影すると、上の写真のようになっています。



この実は、上の写真のように、五つに分かれています。ちょうど、ミカンの房のようです。このミカンの房のようなものの間にタネが入っています。



上の写真は、ナツツバキの下に落ちていたタネです。こんなタネが、房の間にたくさん、あるのです。

マテバシイという木

2006-03-17 09:14:07 | ガルマルの鼻歌で散歩
先日、シラカシのドングリにまつわる話をしました。今回は、同じドングリでもマテバシイと呼ばれる木の話です。

この木も、シラカシと同じく、関東地方の公園には、どこでもあります。



葉は、上の写真のようで、楕円形をしています。特徴のある葉の形なので、すぐわかると思います。この木のドングリは煎って食べることができます。



マテバシイの木の下の様子です。シラカシとマテバシイのドングリが一緒に落ちています。真ん中にある、少し細長いのがマテバシイのドングリです。

このドングリを拾って、発芽させようとしているのですが、なかなか芽を出してくれません。



沢山拾ってきたドングリのうち、やっと一個が発芽しました。それが、上の写真です。シラカシと同じように、先が割れて、中から幼根と呼ばれる芽が出ています。

シラカシは半分以上が発芽しましたが、同じドングリでもマテバシイは、あまり発芽しません。もう少し時間がたってから発芽するのかもしれません。それとも、発芽する割合の低いドングリなのでしょうか。

そういえば、シラカシは、地面にたくさんの子供がいる場合がありますが、マテバシイの子供はあまりいません。シラカシに比べると、繁殖力が低いのかもしれません。



上の写真は、ツツジの植え込みの中で育っているマテバシイの子供です。まるで、ツツジの中に隠れるように育っていました。こんな風に、誰かの陰に隠れながら育っていく木なのかもしれません。

熱帯の木の発芽の話

2006-03-16 10:17:51 | ガルマルの鼻歌で散歩
シラカシのタネの話を二回ほど続けたので、今度は、熱帯地方の木を話しましょう。ボルネオという島があります。世界で3番目に広い面積といわれている島で す。この島は、マレイシア、ブルネイ、インドネシアという三つの国に分かれています。北半分にマレイシアとブルネイ、南半分はインドネシアです。インドネ シアの人はカリマンタンといったりしています。 この島を中心に分布しているのが、現地の言葉でカプールと言われている木です。



上の写真がカプールです。日本語では、リュウノウジュと呼ばれています。この木は、ボルネオ島のほぼ全域でみられ、他では、マレー半島の東海岸とスマトラにも分布します。大きいものですと、幹の回りが10メートル以上になりますし、高さも50メートルを超えます。ボルネオ島の中で、もっとも大きくなる種類の一つです。



上の写真がカプールの花です。



花からは、上の写真のようなタネができます。長い羽のようなものが5枚着くのが特徴です。木から落ちるときには、上と下が逆になって、くるくる回りながら落ちてきます。まるで、羽子板の羽のようです。



このカプールのタネから幼根といわれる芽が出てきたところです。シラカシのところでお話ししたように、この幼根は出ると土に潜ります。



上の写真は、幼根が土に潜った後に展開した子葉と上に伸びている茎です。シラカシと違って、カプールの子葉は殻を破って、外に出るのです。



これは、展開した子葉の間から出ていた茎の先に開いた初生葉です。このように、四枚の葉が最初に出ます。

このころは、カプールの赤ちゃんの時期と言っていいのですが、大きさは、高さで15cmぐらいだと思います。これが、幹回り10メートル、高さ50メートルの大きな大人の木になるのです。

そういえば、散歩中、ウグイスが鳴いていました。春ですね。今日の
しっかり歩き6621歩、49分、135歩毎分でした。

シラカシのあるところとないところ

2006-03-15 10:40:40 | ガルマルの鼻歌で散歩
えー、なんといいますか、きのうは、シラカシの発芽の話をしました。まぁ、シラカシというのは、関東地方だったら、どこの公園にもありますので、ぜひ、探してみてください。親切な公園だったら、名札をつけてくれるはずです。



というわけで、上の写真はシラカシの根元です。公園の場合は、こんな風に土が露出していることが多いんです。森の中ですと、もう少し、葉っぱなんかが積み重なっていることが多いんですがね。ところで、この根元に近づいてみます。



すると、こんな風に、きのう、お見せしたシラカシのドングリが沢山落ちているのがわかります。とにかく、シラカシというのは、毎年、たくさんのドングリを作って落としています。

じゃぁ、なんのために落とすのかというと、子孫のためなんであります。ドングリが芽を出して、大きな木になって、また、ドングリを作って落とすと言うことをするわけです。シラカシは、そうやって、何千年、何万年、それ以上、生きてきたわけであります。

でも、上の写真のタネは発芽していないじゃないかとお思いかもしれません。実は、まだ、寒いんで出てこないんです。昨日、お見せしたのは室内の暖かいところに置いたので、発芽していたんです。

えっ、なんですか? それにしても、毎年、たくさんのタネを落としているんだから、もっと、沢山、シラカシの子供がいてもいいんじゃないかって。そうなんです。いいところに気がつきましたね。確かに、上の写真にはシラカシの子供は、全然いません。でも、下の写真を見てください。



上の写真は、別のシラカシの根元を写したものです。どうです、たくさんのシラカシの子供がいるじゃありませんか。ここは、さっきのところと違って、枯れ葉が沢山あります。そのせいで、たくさん、シラカシが生育しているのかもしれませんね。

そういうわけで、お近くの公園に行ったときは、シラカシの下に子供のシラカシがいるかどうかも、ぜひ、調べてみてください。そして、どうして、シラカシの子供がいるところといないところがあるのかを考えてみるのもいいかもしれません。お子さんの夏休みの宿題にいかがでしょう。あるいは、総合学習のネタに困っている学校の先生、こんなことをやってみてはいかがですか。

シラカシの発芽と芽生え

2006-03-14 10:20:15 | ガルマルの鼻歌で散歩
エー、シラカシというカシがあります。この木は、関東一円に普通にある種類です。私の回りでも、よく、生け垣に使ったり、公園に植えられたりしています。子供のころに、ドングリを拾った人も多いのではないでしょうか。



ところで、このシラカシのドングリを拾っておいていたら、芽が出てきました。上の写真の右側の白い部分です。これは、幼根といって、最初にタネから出てきます。幼根は、外に出たら、下に向かってどんどん伸びていきます。

ドングリの中には、子葉が残ります。子葉というのは、栄養がたくさんあって、幼根が伸びるのに使われます。



上の写真のように幼根が下にのびて土に入ったあとに、今度は上に向かって茎が伸びます。この先から葉が出て成長していきます。



葉が開いたところです。ピンクで囲ったのは、子葉です。カラがとれたので、むき出しになりました。



下のほうからは、根がたくさん出ています。

というわけで、たくさんあるのに、以外と知られていないシラカシのドングリが発芽する様子でした。そういうわけで、今日のしっかり歩き8280歩、63分、131歩毎分でした。