<鼻歌で散歩>

くも膜下出血で受け死にかけました。鼻歌を歌って散歩しながら体力つけて100まで生きるつもりです。

豚の耳を食べた

2005-06-30 07:21:51 | ガルマルの鼻歌で散歩
中国四川省涼山州に滞在中のガルマルです。いつも昼食を招待してくれる昨日の書記さんの家の食事です。一番手前にあるのが湯(たん)と呼ばれるスープです。広東とか、福建の料理と違って、最後に出てきます。ほとんど味が無いスープです。たぶん、トウガラシやサンショウで辛い四川料理なので、最後に口休めのような意味があると思います。昨日の湯は、ウリのスープです。意外とおいしかった。

ところで、湯の左隣にあるのは豚の耳です。最初は知らずに食べていましたが、コリコリしていけるなと思っていました。その後、通訳の人に聞いたら豚の耳とのことでした。コリコリしていたのは軟骨だったんですね。周りは脂身で、あまり多くは食べられないと思います。

湯の右上にあるのは魚です。もちろん、海の魚ではなくて、川の魚です。海から離れた四川省では海の魚を食べるのは至難の業です。トウガラシはたくさん入ってますが、魚自体の味はとても淡泊なので、何となくもの足りません。せっかく作ってくれた書記さんの家の人には申し訳ないのですが、やっぱり、海の魚が食べたいなあと思いました。それでも、毎日、肉ばかり食べていると、魚料理が出ると感激してしまいます。

ガラスを刳り貫く技術

2005-06-29 08:10:35 | ガルマルの鼻歌で散歩
ホテルの部屋のシャンデリア(?)のクローズ・アップの写真です。円筒形の電灯が板ガラスの丸く刳り貫いた部分を通っています。その刳り貫かれたガラスの円形部分がギザギザなのが分かるでしょうか。板ガラスを、綺麗に丸く刳り貫く技術は日本でしかできないと聞いたことがあります。香港に進出していたデパート関係の人に聞いた話です。

その人によると、デパートでガラスを丸くくりぬいたショーケースを作ろうと思ったらしいのですが、どこにもなかったそうです。それで、丸い穴を二つ刳り貫いた板ガラスをわざわざ、日本から輸入したといっていました。本当に、何気ない日本だったら見過ごしてしまうような技術でも、世界的に見て素晴らしいものだということがあるのですね。この中国の田舎のホテルのシャンデリアのギザギザに刳り貫かれたガラスをみながら、日本も捨てたものではないなと感心しました。

もっとも、香港のデパートの人の話は十年以上前のことなので、今は、どこでもできる技術かも知れませんがね。

中国風お好み焼き

2005-06-29 07:58:54 | ガルマルの鼻歌で散歩
街角で見つけた中国風お好み焼きです。以前お話したマレイシア風お好み焼きとも言えるロティ・チャナイにも似ています。味は、日本のお好み焼きとロティ・チャナイの中間といったところでしょうか。ちょっと、固めです。私はロティ・チャナイが一番おいしいと思います。

マレイシアにいた時は、パンはインド、麺は中国と思っていました。つまり、ロティ・チャナイのようなパン系統の食べ物はインド人の店に行ったほうがおいしいし、麺は中国人の店に行ったほうがおいしいということです。多民族国家のマレイシアらしい食事の仕方なのです。ところが、ここでは、中国人の店しかないので、麺を食べているのが正解なのかも知れません。

書記さんは女性です

2005-06-28 08:11:15 | ガルマルの鼻歌で散歩
将棋の後は食事です。前回の食事に比べると、昨日は肉の多い料理でした。肉嫌いのガルマルは肉の間に隠れている野菜をほじくり出しては食べていました。この家だけでなく、田舎での食事はハエとの戦いです。ちょっと、油断するとハエが料理にたかります。まあ、私はあまり気にしないのですが。

ところで、この家の主の女性は村の書記です。書記としての給料を聞くと、一年間で千円ちょっとでした。いくら物価の安い中国でも、普通の人でもひと月にそれくらいは稼ぎます。書記の仕事はボランティアの様なものでしょう。

でも、村の村長さんとか、書記さんで、女性は少ないそうです。そういえば、中国政府の大臣の中で、女性は一人だけと聞いたことがあります。イメージと違って、女性はあまり昇進できないのでしょうか。

ところで、この女性の書記さんはもう四年も書記をしているそうです。表彰状もたくさん飾ってありました。三年ごとに選挙があるといっていましたから、村人の信任も厚いのだと思います。

中国の将棋

2005-06-28 07:55:48 | ガルマルの鼻歌で散歩
いつも食事に招待される村の書記さんの家です。食事前の一時を、将棋をしながら過ごします。

将棋といっても、日本のとはずいぶん違うように見えます。まず、盤と駒の大きさが違います。でも、駒の種類とか、数の違いについては分かりません。私は、勝負事が嫌いなのであまり興味が湧かないので、細かいことは聞きませんでした。ただ、西洋のチェスや、将棋もインドに起源があるというのはどこかで聞いたことがあります。

日本の植物、亜熱帯の植物

2005-06-27 08:10:17 | ガルマルの鼻歌で散歩
ポインセチアインドゴムノキが、ここ四川省涼山州の亜熱帯地域では、路地に植栽されていることを報告しました。

このように、日本では寒すぎて鉢植えでしか栽培されないために、家の中で小さく栽培されている植物も、ところ変われば自由奔放に屋外で育っているわけです。人間のトイレの中で一生を過ごす豚と屋外で自由に育つ豚とどちらが幸せかを以前考えましたが、鉢植えで家の中で一生過ごす植物と屋外で育つ植物はどっちが幸せなのでしょう。植物と会話をして教えてもらいたいものです。駅前留学のN○VAで植物との異文化コミュニケーションを教えてくれないでしょうかね。

最後にポインセチア

2005-06-26 11:08:48 | ガルマルの鼻歌で散歩
滞在中のホテルの庭にある木の紹介をしてきました。最後は、ポインセチアです。日本では、クリスマスの鉢植えで有名です。でも、こちらでは、高さ5mにはなる木です。冬には枝先の葉が赤くなって綺麗ですが、今はどの葉も緑で特徴がありません。インドゴムノキやポインセチアは、日本にいるよりも大きくなるということです。

絞め殺しの木に、もっと近付いたら

2005-06-26 11:00:57 | ガルマルの鼻歌で散歩
先ほどの絞め殺しの木にもっと、近付いてみました。すると、空洞がありました。この空洞は大きくなったシダレヤナギの幹にできた空洞です。その空洞の中にも、絞め殺しの木の気根がありました。さきほど、絞め殺しの木には絞め殺した木の空洞ができると書きました。普通、絞め殺しの木の気根は絞め殺される木の幹の外側に成長していきます。でも、珍しいことに、この絞め殺しの木は、絞め殺される木の幹にできた空洞にも気根を伸ばしています。まあ、こうやってあらゆる空間に気根を延ばして絞め殺しの木は生長していきます。自由自在な植物です。

絞め殺しの木に近付いたら

2005-06-26 10:52:37 | ガルマルの鼻歌で散歩
先ほどの絞め殺しの木に近付いてみました。この木の仲間の特徴である気根がたくさん出ています。この気根が大きくなって、もとからあるシダレヤナギの幹を囲んでいきます。文字通り、絞め殺しの木がシダレヤナギを気根を使って絞め殺していくわけです。しばらくすると、シダレヤナギは枯れて朽ちるのでなくなってしまいます。絞め殺しの木の中心には、シダレヤナギのあった丸い空洞が残るだけになります。

そんなことで、絞め殺しの木を嫌う人もいますが、大きい木を枯らすことで森の木が新しくなるのを促進しているという人もいます。悪い面だけではなくて、良い面もあるんだということです。まあ、私ガルマルも悪い面が多いですが、絞め殺しの木のように良い面もないわけではありません。

インドゴムノキの気根

2005-06-26 10:36:43 | ガルマルの鼻歌で散歩
ホテルのインドゴムノキ話をしました。この木は、イチジクの仲間という話しもしました。イチジクの仲間の特徴は、この写真にあるような、幹や枝から出て地面に向ってのびる気根です。空中に出てくる根なので気根といいます。地面に着くと、この気根は、太くなって幹のようになります。だから、イチジクの仲間の幹は、太くなった気根が複雑に絡み合って大きくなっていきます。

次は、インドゴムノキ

2005-06-26 09:48:10 | ガルマルの鼻歌で散歩
次はインドゴムノキの紹介です。インドゴムノキは、ゴムを採集するゴムノキとは違います。イチジクの仲間です。このイチジクの仲間には、仏陀が悟りを開いたことで有名なインドボダイジュがあります。さらに、沖縄にあるガジュマル、アコウもこの仲間です。熱帯で知られている絞め殺しの木もこの仲間です。

日本では、屋外で冬を越せないので、家の中に鉢で置かれているので、小さいインドゴムノキしか、見ることができません。でも、気候さえ合えば、このように大きくなります。落葉期には、大きな葉をたくさん落としますから、掃除が大変です。

シマサルスベリ

2005-06-26 09:20:28 | ガルマルの鼻歌で散歩
四川省涼山州に滞在しています。今日で二週間目ですが、初めてゆっくりホテルでくつろいでいます。というわけで、ホテルの敷地内にある植物の紹介をします。

まずは、シマサルスベリです。私の家がある関東のサルスベリと同じに見えますが、多分、沖縄にあるシマサルスベリだろうと思います。ラオスにもありました。まだ、つぼみの段階ですが、花を見る前に帰国してしまいます。残念です。

ミシンで作る刺繍を見て思ったこと

2005-06-26 09:10:39 | ガルマルの鼻歌で散歩
ガルマルは四川省涼山州に滞在中です。先日、農村を歩いている時に、農家の家の門から見えた景色です。女性が足踏み式のミシンで刺繍をしているところでした。子供のころ、私の家にも、足踏み式のミシンがありました。小学校の時も、家庭科の時間に習いました。今の電動式のミシンと違って停電でもできるのが良いですよね。でも、縫う速度の調節が難しかったのを覚えています。といっても、電動式よりも自分の足の感覚で速度を臨機応変に調節できるところがいいです。

ところで、写真の女性のような漢族だけでなく、少数民族の彝族も素晴らしい刺繍を作ります。以前に見た彝族の踊りに来ていた小学生の服にも素晴らしい刺繍が塗ってあります。4月にラオスに行った時の、モン族の刺繍も素晴らしいものでした。モンドリアンも顔負けの幾何学模様です。

そこで、私は考えます。刺繍とはなんなのか。もちろん、自分のアイデンティティの一つでしょう。刺繍の模様がきっと、その民族を表しているのだと思います。彝族には彝族に固有の、モン族にはモン族に固有の刺繍の形があるのだと思います。ただ、それ以外にも、刺繍には、魔よけの意味はないかなと思っています。あるいは、精霊へ送るメッセージが込められている様な気がします。