テレビや映画、雑誌などで人がハンモックに寝ている場面を見ることは案外多い。しかし実際にハンモックに寝た経験のある人は少ないのではないか。
私もかつては、ハンモックに触れたことはあっても寝たことはないという人間だった。
いや瞬間的に横になったことはある。レジャー施設のハンモックで、子供同士、場所をとりあう状況の中で身体を横たえたという、睡眠ともリラックスとも程遠い、ブランコに乗るような感じの利用体験だけだった。
「だった」という過去形を使ったということはもちろん、現在はハンモックを保有までしている真のハンモッカーであるということだ。
山小屋の丸太柱に頑丈なフックを据え付け、ハンモックを引っ掛けて使っている。かなり大型なサイズで、大人が余裕をもって乗ることができる。
このハンモック、実は山小屋が出来る前から手に入れていた。
ご近所さんが南米にいる親戚に会いに行ったときに同様のハンモックに乗せられて大層よかったという話を聞き、そのご近所さんと共同購入したのだった。
ここで昼寝をするのは本当に気持ちいい。
そして、やっぱり前と同じように子供と取り合いになるのだった。
子供があきて外に遊びに行ったとき、ハンモックを満喫している。