家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

「朝日新聞」の構造は弱そうに思える

2005年10月26日 | 家について思ったことなど
asahi.comより(元記事には写真あり)

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震度3でも崩れない 古紙3.5トン、新聞ハウス
2005年10月25日
 東京都中央区京橋3丁目の画廊で、新聞の古紙3.5トンを積み上げた「新聞紙の家」が公開されている。二つの「家」は中でつながり、自由に出入りできる。
 神戸芸術工科大学大学院の鈴木明教授(51)が、身近な材料である古新聞でも家をつくれると製作。新聞はすべて、朝日新聞東京本社が提供した。新聞紙を積み上げただけだが、構造はしっかりしており、19日に起きた震度3の地震でも崩れなかったという。この作品は京橋3丁目の画廊「アートスペース・キムラ ASK?」で29日まで開催中の「鈴木明×山田正好展」(武蔵野美術大学主催)で展示されている。入場無料。
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えーと、震度3で崩れないのはいいのだが、そんなのをアピールしてどうするのか。
いまどき震度3で崩れる家を探す方が難しい。おなじく身近な材料で作った段ボールハウスやブルーシートハウスなんか震度5でも柳に風と受け流すだろう。子供の砂遊びの家とでも比較しているのだろうか?
この家の場合、耐震性能にアピールポイントがあるのではなく、リサイクル、ローコスト、設営の簡便さ、デザインとかに長所があるのではないのか。
震度3ごときの耐震を強調すると、震度4で上から3.5トンの新聞紙のカタマリが落っこちてくるシーンを想像してしまう。記者のセンスを疑う。
設営後、たまたまちょっと大きめの地震があり、それでなんともなかったことに気をよくした主催者サイドの言をそのまま使っているような気がする。冷静によく考えて記事を書いてほしい。