家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

郵政民営化でこれは改善するの?

2005年10月25日 | 我が家のスペシャルな事情
カザリヤさんのblog「Over40」のエントリ「郵便貯金から銀行へは振り込めない」にトラックバックしてみる。

工務店に工事代金を振り込むとき、我が家もカザリヤさんと同じはめに陥った。
3回に分けた工務店への支払いのうちの1回分は郵便貯金をコアにするつもりでいた。そこから多少高めの手数料を払えば銀行にお金を移せるだろうと安直に考えていた私達夫婦はなんとも間抜けだった。
家絡みの雑務をこなすためにわざわざ会社を休んでいた私はその日に支払いを終えるつもりだったが、郵便局から銀行に振り込めないという事実に気づいたのが午後になってから。
15:00までになんとしても指定銀行への振り込み手続きをするために、郵便局から一気に大金を下ろして、現ナマのまま、銀行に運ぶことになったのだった。
郵便局は現ナマを入れるのに安っぽい紙袋を提供してくれていたが、「そんな気配りはいらんから直接振り込めるようにしてくれ」というのがそのときの心の叫びである。

我が家の車は急遽、現金輸送車と化した。
運転手が妻、私は輸送責任者兼ガードマン。
思わず、妙な白バイ警官が近寄ってこないか目を光らせた私の年齢も知れようもの。
「いいやなんの、かの城南電機の宮路社長はいつもこのくらいは軽々と持ち歩いていたはず」と自分を鼓舞もした。

その資金と妻の預金の一部を足して支払うため、妻の口座がある取引銀行に出向いた。
銀行窓口では、ドカン(それほどでもないか)と入金があるわけで、にわかに行員の表情がほころんだが、すぐに他行にスルーされることを知り、表情が素に戻る。
「閉店近いこの時間になんぼにもならない金勘定させやがって」という気分だったのではないか。あるいはたった今郵便局からおろしてきたことも知らず、「タンス預金になんかしてないで最初からこっちに預けときゃあいいんだよ」とか勘ぐっていたのではないか。余計な詮索が頭の中を行き来し、金を数える時間が長いことをうらめしく思ったり。こんなにかけずりまわってさらに他行への振込手数料を払うのにむなしい気持ちも。
みんな損している。なんという非効率であることか。

わが日本の金融システムのスバラしさを実感した1日だった。


間抜けな夫婦の話はともかく、郵政民営化でこれは改善されると思っていていいのだろうか。