金属工芸マメ知識!
金属工芸とは
鍛金(たんきん)・鋳金(ちゅうきん)・彫金(ちょうきん)の3種類に分類されます。
鍛金(たんきん)
棒や板から金槌で叩いて成形してゆく技術です。なます(熱を加える)事によって、金属の結晶が変化し、柔らかくなります。そこで金槌で叩いて圧力を加えることにより、金属は硬化してゆきます。この作業を何度も繰り返し、形にしてゆきます。
一般には鉄を叩いた(鍛治)刃物、銅鍋などが知られています。
鋳金(ちゅうきん)
鋳金の中でも精密鋳造は制作可能です。石膏や蝋、または様々な素材で原型をつくり、その原型を砂や耐火石膏の型や金型を取ります。その型に溶かした金属を流し込んで、形を作ってゆく技術です。
一般には南部鉄器や量産のジュエリーなどが知られています。
彫金(ちょうきん)
鏨(たがね)という鋼(はがね)で出来た道具やヤスリ等を用いて彫ったり、金属どうしを切り貼りして形をつくってゆきます。また、表面に模様・図案・文字などを入れる技術。
一般には一点もののジュエリー、小物などが知られています。