ギャラリー三昧

ギャラリー觀
〒963-8002 福島県郡山市駅前1-6-5
http://www.gallery-kan.com/

アンティークビーズのワークショップ

2008年06月28日 | アート・文化

Img_5341 ラボットにて開催中の少数民族の手仕事素晴しい!

Img_5359 会期中は、中国のアンティークビーズを組み合わせた、オリジナルのネックレス・ブレスレットも作成できる。

最近のギャラリー觀では、先日ご来店頂いたリュート奏者の「つのだたかし」さんとメゾ・ソプラノ歌手の「波多野睦美」さんに送っていただいたCDをBGMで流し空間をより良い感じに!いつかミニコンサートでも企画できれば!!


世界ベンチ・イス創作コンテスト2008

2008年06月24日 | アート・文化

今年も世界ベンチ・イスコンテストが行われる。「音楽都市郡山」をイメージしたベンチやイスのデザイン画を募集。グランプリにはなんと賞金20万円詳しくはhttp://www.ko-cci.or.jp/bench/へ。デザイン画を送るだけなのでぜひぜひ、みなさん募集して下さい!!海外からの応募もあるらしい。20万GET!

2006年度のグランプリは友人のデザイナーさんの作品。里親はギャラリー觀、ギャラリーの前においてあります。郡山のいたるところに音楽をイメージしたイスで休める所が増えると良いね。ちなみにボクも実行委員会(選ぶ方)に入ってマス。

Img_0009 様々な色の涼衣。ラボットにて「着楽衣と少数民族の手仕事展」本日より開催。昨晩・早朝と飾りつけしました。コーディネーターの小林真理さん常時来廊されております。


身につけるうるし

2008年06月21日 | アート・文化

Img_7907 12日より29日まで、身につけるうるし「坂本理恵展」開催。和木を素材にしたアクセサリー約1000点が展示、漆なので大きくてもとっても軽い!パネル・ステッキ・麻と漆のバックなども展示。

アクセサリーは漆独特の艶やかさを放つ漆黒・朱・金・銀・プラチナ箔が鮮やかな彩り。

15日には、坂本朝夫・理恵ご夫妻によるスライドを使用したギャラリートーク「伝統を現代に活かす」を開催し、工芸的な立場から見た漆・産業商売的立場から見た漆ととっても興味深いお話を聞くことが出来た!

明日・明後日と24日よりラボットにて開催の「少数民族の手仕事と着楽衣展」飾りつけ、これからの暑いシーズンにピッタリの衣料小物など。

個人的な事だが、先日3泊4日のプチ入院を体験してきた。ホンの短い間だったが様々な入院患者達のチョットした人間模様をみて、これからの超高齢化社会に対してイロイロ考えさせられる経験をしてきた。お年寄りも若者もみんな頑張れ(自分も含め)」!!


火男(ひょとこ) 赤木明登

2008年06月07日 | アート・文化

野生時代2008年2月号に赤木さんがデコ屋敷のひょっとこ踊りについて下記の文章を載せられた。

「火男の踊り」

歌舞音曲の類が苦手である。子どものころから体育と音楽には随分苦労した。学校に上がるまでは、大声で歌ったり踊ったりすることが好きだったが、それが人からヘタだと言われるようになると、すっかり嫌になってしまった。音楽の時間には、オルガンで伴奏する教師の隣で口をヘの字に曲げてただ突っ立っているだけだった。合奏は、いつも一番目立たないハミニカかリコーダーで、それも異様な音が聞こえて来るという理由で、吹いている振りをするようにと命じられた。ダンスをすると、リズムに合わせて(合わせたつもりで)振り返り手を差し出すと誰もいなかった。行進もダメ。手と足がバラバラで周りと揃わない。整列すらできない。運動会の時の写真を見ると僕だけとんでもないところで斜めになっている。球技はルールがさっぱりわからない(興味がないので)から、これも立っているだけ。おかげで音楽と体育の成績はほとんど「1」だった。でもほんとうは歌うことも踊ることも大好きなのだ。

そんな僕があの人に出会ったのは、すっかりオジサンになってからである。その人は、東北の山の中の昔話のような村に住んでいた。ひょっとこ踊りの名人。ふだんは物静かな職人である。その人がひとたび面を被り振り返って、フッと手を挙げた瞬間、ただそれだけで僕は凍りつくように感動した。もう人間ではなく、何かが降りてきたような別の存在だった。「人は社会で生きていくために様々な面を被っています。ひょっとこの面を被ると、それまで被っていた面を脱ぐことができて、ほんとうの自分に戻ることができるんです」。踊り終えたひょっとこはそう言った。そして踊ってみろと僕に面を手渡す。すぐさま受けて、僕はひょっとこになった。夢中で踊りながら、子どものころ大声で唄を歌いながら遊び回ったのを思い出した。面の下で泣いた。僕は、いつでもひょっとこになれるのだ。

火男とは、灼熱に片目を焼かれながらも火を吹き続ける、醜い男の姿をした竈の神。金属、工芸、もの作りの神でもある。


安藤雅信展 旅編

2008年06月03日 | アート・文化

Img_5314 展覧会のため郡山を訪れた安藤さんと福島・栃木県を旅した。

朝一で国宝薬師如来・日光・月光菩薩像がある湯川村「勝常寺」へ、勝常寺は807年、伝教大師(最澄)の論敵として有名な法相宗の硯学徳一上人によって開かれた東北を代表する古刹。創立された当時は七堂伽藍が備わり、多くの附属屋、十二の坊舎、百余ヵ寺の子院を有する一大寺院であったと伝えられてる。

Img_5322 会津本郷「宗像窯」。宗像窯八代目当主・宗像利浩さんに宗像窯の登り窯(町指定文化財)を案内していただく。江戸中期に築かれたと推定されていて。現在、使われている 登り窯として東北最古であり、大きさは全長約20m、窯内七室を有する日本一の大きさの窯。燃料には会津産赤松を使って三日三晩、不眠不休で炊き続るそうだ。

Img_5326 工房では利浩さんの妹の宗像眞弓さんと作陶についてお話し。七代目宗像亮一先生のお話も聞くことが出来た。

お昼に、水車・石臼引きのソバ屋さん「そば処花扇」へ。会津独特の高遠(辛味大根に味噌をといた汁)で頂く。とっても美味!

Img_5332 高速を飛ばして三春のデコ屋敷へ18代目より張子について教わり、デコ祭りを鑑賞、神がかり的なひょっとこ踊りに感動!!

続いて天然記念物に指定されていまる西田町鹿島神社のぺグマタイト岩脈へ。ほとんどのぺグマタイトは、焼物にも使われる長石や石英として採掘されているので、今に残っているぺグマタイトでは日本唯一、本殿の裏手には薄紅色や紫かかった石英の部分も観察する事が出来、神社・祠・ぺグマタイト岩脈同存の神秘的な景色、同じ福島県でもまだまだ知らない所があるものだ。

最後に黒磯のSHOZO CAFEにて安藤さん・ショウゾウさん達とイロイロ語り・飲み合いながら充実した旅は終わっていった!