ギャラリー觀にて開催中の吉田富夫展。明日のワークショップへ向けての準備をする。
昨日は、町内会の新年会で磐梯熱海「松柏」へ一泊、昔からの気心知れた先輩・仲間たちと大暴れの一晩だった。温泉にも何度も入る。
4月7日より開催の「ビンハウスのジャワ更紗・iter古代装身具」展のDM作りなどもする。一緒にラボットで展覧会をしたり、飲んだりしているフォトグラファーの佐久間正人クンがこおりやま情報のインタビューに出ていた。改めて見ると違う人のよう・・・。
キリムコレクターの森永氏と上野で待ち合わせて車で首都高速→東名を通り静岡県へ、昼は沼津の漁港市場で沼津特選海鮮丼を食べる!ウマ!
その後、富士宮の「美術空間あおき」さんを訪ね、青木夫妻・スタッフさん達とお話させていただいた。ご主人の青木さんは昔、舞台監督をやっていて郡山にも来たことがあるとの事、商売上のヒントもいろいろ頂き、森永氏と都内へ戻る。
森永さんお勧めの魚料理がおいしい居酒屋、根津の「つばめや」へ刺身は新鮮ボリュウムも満点、日本酒ヒヤがうまい。森永さんとは年はだいぶ離れているが、ボクが言うと失礼かもしれないが良き友という感じだ、深夜まで大いに飲んで語った。その後、ホテルへ。
翌日、当店の基礎ともいえる駒場「日本民藝館」へ。庭には紅・白梅が少し咲き始めていた。特別展は「民藝が育んだ人間国宝」。富本憲吉・浜田庄司・芹沢銈介・安部栄四郎・黒田辰秋・金城次郎・島岡達三・平良敏子・宮平初子を中心に。さすが人間国宝の技、いつ見ても感心させられる。
常設には、三春張子の古い物・琉球張子の古いの・相良人形の古いのも展示されていて見れて良かった。先日、遊びに来た琉球玩具作家の豊永盛人くんの張子も扱われていた。ボク的には常設にあった司馬江漢の蟹の絵がすごく印象に残った。
ギャラリー觀では、吉田富夫作陶展初日、吉田さんも在廊、沢山のお客様が来廊される。28日に行われるワークショップも各新聞などに載り、定員間近。
沖縄琉球玩具、豊永盛人氏が久しぶりに遊びに来た。6月末から始まる予定の若手沖縄作家の展覧会の打合せや、三春デコ屋敷へ張子情報交換へ。金山忍さんのアトリエも訪ねたり、いろんな事を語り合った。沖縄の若手作家はすばらしく元気がある。6月の展覧会のときは何か面白い事をしようと決めた。好語期待!!
張子を前に熱く語る琉球玩具 豊永盛人氏と三春デコ屋敷17代目橋本廣司氏。
夜行バス26時発までギャラリーで盛り上がり見送った。4月には沖縄偵察へ行こうと思っている。
本日にてキリム展終了。遊牧民の手仕事すばらしかった、こんな仕事を残していかねば!頑張るぞぃ!!パリの叔父さんの仕事でモロッコへの輸出の件、話を詰めるうまく行けばよいが・・・?
コーラン。イスラムの根本聖典。コーランを聴きながらキリムに囲まれてると、どこか違う世界に居るような錯覚がおきてくる。「大天使ガブリエルを通してムハンマドに神が読み聞かせている・・・」
二本松の斎藤真実さんの矢吹町での展覧会のDMが届いたり、民話茶屋より注文の和凧を和歌山のお客さんに送ったり、パリの叔父さんの仕事の問い合わせをしたり、美術商の百年展の図録を見たり、28日開催のワークショップのプレスを作ったり。
コーランを聴きながら。神の啓示を聞きながら・・・。
東京出張の折に東京美術倶楽部で開催されている。「大いなる遺産 美の伝統展」を見てきた。明治以降、日本の美術界を支えてきた東京美術倶楽部が、創立100周年を記念して開催した展覧会。一作家につき一作品の展示だが、すべて大家の優品。興味がある方は絶対見ることをお勧めする。こんな作家がこんな作品も作っていたのかと思わせるようなものもあった。
その後、銀座で開かれている宮崎次郎さんの個展へ。パリの叔父にぜひ機会があったら会ってみてはと言われていて今回、個展会場におじゃましてお会いする事ができた。宮崎さんはすごくパリが好きで年に1度は行っているそうだ。今度、叔父さんが日本に来たときにでも飲みに行こうという話しになった。銀座の後は京橋で開かれている大場英二さんの新作ドローイング展を見てホテルへ。
ギャラリー觀では、昨日よりアフガニスタンキリム展が開催。商業的に織られたものではない本当に遊牧民が生活の中で織ったキリムが200点近く展示されている。ゆくゆく画像もアップする予定。
昨日雪の会津へ10月の展覧会の打合せに。10月5日~8日に開かれる青年会議所の全国大会に合わせ、ギャラリー觀(郡山)ならではの展覧会を企画しようと作戦を練っている。
お昼は福島県で一番最初のラーメン店と言われている会津の「三角屋」でチャーシュー麺を食べた。魚系のダシと醤油がバランスよく懐かしい感じの味(完食!)
夜、日専連の新年会で料亭「辰柳」へ、毎年恒例で小唄を習って披露するらしく芸者さん達と三味線に合わせて「梅は咲いたか」「カッポレ」「味」など練習。今年はじめて参加のボクは懸命に練習するもあまりうまくいかず粋な旦那衆にはマダマダ・・・。宴会の時に小唄なんかチョコット出来たらカッコイイ。おいしい懐石(カラスミ最高!)、稀少な日本酒を飲みながら楽しむ芸者さん達の舞も風流であった。
昨日で斎藤清展が終了。コラグラフ・デッサン・猫シリーズ「猜疑」など稀少な作品も展示したがやはり会津シリーズが人気だった。来年も開催予定。
明日は飾りつけ、明後日よりキリム展が始まる。
2月9日からのキリム展開催のため、いろいろとキリムについて調べなおした。
キリムとは平織りの意味。パイル状の毛羽立った織物は絨毯。キリムは英語表現で、現地ペルシャ語圏(イラン・アフガニスタン)トルコではゲルムと呼ばれている。イスラム世界の遊牧民によって絨毯が考案される以前(約5千年)の歴史があり、現地遊牧民の生活道具としてパオテント巻き、穀物袋、敷物、塩袋、駱駝・ロバの装飾布などとして織られた。素材はヤギ・羊・駱駝の毛。自家使用とバザールでの穀物食料購入・現金収入を得るため織られてきた。
イスラム遊牧民女性のたしなみとして幼少期より母親から厳しく織りをしこまれる。上手に織ることは結婚の条件でもある。
キリム・絨毯は財産であり結婚の持参金である。結婚に際し両家合同での織りキリムがある19世紀末オイル利権のため中東に進出した英国軍人によって、インテリアとして評価され英国に持ち帰られたのが始まり。日本にはイラン(ペルシャ)トルコ(アナトリア)アフガニスタン産が紹介されている。
キリムの織りパターン・表現は部族により違いがある(日本でいう久留米絣、西陣織り、黄八丈の違い)イスラムでは具象表現はほとんどしないので柄は幾何学紋様になっている。
織りの手間や耐久性を考慮すれば決して高価な商品ではなく(100年以上の耐久性があると言われていまる)特に欧米では5,60年も使いこまれたキリムの人気は高くオークションでは高価な値が付き、ドイツでは銀行が立派に担保物件として認めている。
うちでも使っているが使うほど味が出てきて家になじんでくる。毎年、梅雨明けにボクが洗っているが大きいので干すときチョット大変。
昨日は民話茶屋の棚卸、お正月だったので干支・ダルマ・カルタ・羽子板などが動いた。雛祭りも近いので雛人形などおく予定。